【宙組】異人たちのルネサンス(宝塚) 感想その1(全体的なことについて)【ネタバレあり】

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間があいてしまいましたが、東京公演開始前に書いておきたい…!「異人たちのルネサンス」の感想です。

今回は全体的な感想といいますか、舞台演出についての感想になっております。
思いの外長くなってしまったので、次回はお話についての感想を書きたいなと…。

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かなり期待していた異人たちのルネサンス 

こちらの作品、演出は田渕大輔先生。私個人的に田渕先生の脚本が好きでして…。

その理由は花組公演「Victorian Jazzにあるといっても過言ではないというか100%それ。

今では立派な雪組トップスターとして活躍しておられる望海風斗さんのバウ初主演の作品です。

だいもんが好き!という方は「ドン・ジュアン」や、最近であればマキシムのような、「ちょっと影があり愛を求めているようなキャラクター」が好きなことが多そうだなあと勝手に自分は思っているのですが、私はもうVictorian Jazzのナイジェルが一番好きでして。

軽妙洒脱でオシャレなだいもん!かっこいい!!と思ったものです。(そのうち雪組公演でもそういうのしてくれないかなあ)

…と、めちゃくちゃ話はそれていますが、そんな大好きな作品を生み出した田渕先生の大劇場!初オリジナル!作品!!ということでもうめちゃくちゃ期待してました。本当に。

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ざっくりした紹介

さてこのお話は、イタリアのフィレンツェ郊外、ヴィンチ村に生まれたレオナルド・ダ・ヴィンチ(真風涼帆さん)と、彼と同じ村の出身の修道女である絶世の美女カテリーナ(星風まどかさん)の心の通じ合いと、彼らを取り巻く人間関係を描いた作品となっております。

キーパーソンはレオナルドを自身のマエストロにするために堂々と工房を抑圧し、ええ土地を手に入れるために勝手に弟をミラノのお姫様と婚約させるなど、かなりグイグイなロレンツォ・デ・メディチ(芹香斗亜さん)。

ローマ教皇に上り詰めるために、教会に来た(教会に捨てられてたというべきか)赤ちゃんカテリーナを利用しようと考え、あらゆる方向に謀略を働いた現フィレンツェ司教であるグイド(愛月ひかるさん)。

みなしごであることからレオナルドと共鳴するところがあったのか、細々とした仕事を請け負ってくれる酒場の少年サライ(天彩峰里さん)あたりでしょうか。

前半はレオナルドがどのような少年時代であったか、カテリーナは彼にとってどのような存在であったのか、今お世話になっている工房の面々やメディチ家のマエストロになる流れ、そしてロレンツォ・デ・メディチの愛人となっていたカテリーナとの再会…が非常に丁寧に描かれています。

照明の演出について

これ突然ですがお話云々じゃなくて演出面についての話なんですけれど、
映像をうまく使っていて(特に町並みとか!)面白いな~って思ったんです。
プロローグの絵画で、グイド司教がカテリーナのことを語る時にサイドに天使の部分がアップになっていたりとか…。
いいと思ったんです。

が、前半…というか全体的に照明暗くないですか…?

特に前半は青っぽい暗めの照明のことが多くて、確かに雰囲気はあるんですけど…暗くて…

今まで宝塚観ていて眠たくなるなんてこと一度もなかったのですが、眠くなるという経験を初めてしてしまいました。

演者の方々もオケの方々もスタッフの方々もいい舞台を作ろうと頑張ってらっしゃるのは本当にわかるのですが…

暗くないですか!?

暗すぎないですか!?自分だけなのかなあ~…

お祭りくらいからはちょっと明るめなので眠気も覚めるのですが、前半の暗さは…個人的になんとかしてほしいかな…と思います…。

お話自体はいいものだと思うけど…

でも眠いってことはお話が面白くないということでは?と思われる方もいるかもしれません。
決してそういうことはないと思います。

それぞれのキャラクターを短い時間で「こういう人物なんだな」とわかる描き方になっていますし、話の筋もわかりづらい部分は全くありません。

強いていうのであれば前半(個人的にお祭りまでが前半、それからが後半という位置づけになっています)は少々テンポがゆったりしているかな?という感じですが、気になるほどでもありませんでした。
絶対照明だよ…そう思いたいよ…。

 

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