anthocyanin*

宝塚歌劇団の観劇備忘録や初心者さん向けの記事を気ままに。

【宙組】キキちゃんの細やかな演技がすごい「群盗」(梅田DC 2019.02.14)キャスト別感想【ネタバレあり】

群盗キャスト別感想

ちょっと間があいてしまいましたが、先日観劇しました「群盗」の、今回はキャスト別の感想になります。

まだまだ勉強不足でして、今回出演された方々でぱっとわかるのは半分もいかないくらいだったのですが、「この子は歌がうまいなあ」とか「この子のダンスはいきいきしているなあ」とか驚きと発見がたくさんあって、観劇してよかったなと思っています。

まとめようと思ったのですが、思ったよりも長くなってしまったので…キャスト別感想は分割します。

まずはメインキャストのお3人について。

ネタバレを含む可能性が多分にございますので、ネタバレやだー!という方もご注意くださいね。

 

芹香斗亜さん(カール・フォン・モール役)

思えば主演は花組時代の「MY HERO」以来と久方ぶりといった印象。
MY HEROもDCでしたね…懐かしい。

もちろん当時も素敵でしたが、今回はもっと彼女自身に深みが出ていたこともあり「ドラマシティじゃ狭いよ…」と思わせるには十分すぎるほどでした。

でもメインホールは椅子が固くてイヤなんだよな…

特に気になったのは「声」です。

1幕では非常に高いトーンで発声しているように感じ、「あれ?こんなに声高い子だったかしら」と思うほどでした。

しかし2幕では多分いつものトーン。1幕はまだ何も知らぬ青年だった彼が、大人になったといいますか、自身のやるべき道を見つけた「自由」を手に入れたからなのかな…とか思わせるほど(となると、群盗結成してからトーンが変わってる可能性の方が大きいですけどね)。

こういった声までも細やかに使い分けているのであれば…いやはや素晴らしいとしか言いようがないです。

 

相変わらずスラリとしたスタイルも美しく、伸びやかな声も変わりなく。

若く情熱を持ち、自由に向かって走り抜けたカールを、とっても瑞々しく演じているように感じました。

大学の入学式では、彼女のひょうきんさを感じられるようなシーンもあって微笑ましかったです。

 

しかしキキちゃんは、なんでこうも弟に寝首をかかれる役ばっかりなんでしょうね…

 

天彩峰里さん(アマーリア役)

アマーリアは多分領地から出るようなことはなかったものの、カールの思想に近いといいますか、意図を理解できる聡明な女性だったのだろうと思います。

私はじゅりちゃんはどちらかと言うと幼いイメージがある娘役さんだったのですが、2幕の結婚式以降の彼女からとても強い力を感じました。

アマーリアも強い女性ですよね。誰も殺してくれないなら自分でやります!とか言えないですよ怖くて。むしろ自分で死のうとか思えないし…。

 

お歌がお上手なことはもちろん知っていましたので、今回も美しい歌声を堪能させていただきました。

願わくばもうちょっと聴きたかったな…。

本当に良家の子女といったお役が似合うので、また別の作品でもこういったお役が回ってきたら嬉しいなあと思います。

 

瑠風輝さん(フランツ役)

カールの異母兄弟…になるのかな?
不運…といっては失礼かもしれませんが、そんな生まれ方をしたフランツ。
お城暮らしも出来、多分カールと仲良くやっていたはずなのですが…。

結局兄と対立することに。どうしても比較は「異人たちのルネサンス」になってしまうのですが、フランツの方が同情出来るかなあ。

最後にお父上をかばった点も個人的に「えっ!」というポイントでした(Wikiで調べたあらすじにではカールが殺しているようなので)。

ついこちらに背を向けていたのでおしりを見てしまったことは言うまでもありません

彼女は歌も高音がキレイに出せる方だと思いますし、着実に実力をつけてはるなあ…という印象です。

特にフィナーレで男役群舞の際に真ん中で踊られますが、そのスタイルの良さを改めてみせつけられました。華やかですね。

そろそろ主演もされるのかな…?という期待を持たせてくれる実力になっているのでは、と思いました。

 

この3人の関係がしっかりと描けていないと、群盗になったカールと領地に残ったフランツの対比が活きてこないと思うのですが、そのあたりは心配することもなく。

また、キキちゃんともえこちゃんが違うタイプというのもいい対比になっているのかなーとも思いました。

 

 

■スポンサードリンク■