【雑記】私が宝塚にハマったきっかけ

宝塚に関する雑記
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 今更ですがプロフィール代わりに宝塚をどう知ったのか、どのタイミングでハマったのかという話を書いていこうかと思います。
正直いって新参も新参レベルなので、「まだまだ浅いヤツが感想とか書いてるのね!」と思っていただけたら幸いです。

    関西に住んでいるのに宝塚を観なかった理由 

    そもそも関西に住んでいたこともあり、宝塚はそう遠いものではありませんでした。テレビでも「元宝塚の方」はよく見かけていましたし、そう特別なものとは感じませんでした…が、観ることはありませんでした。

    宝塚を観る前から舞台鑑賞は好きで、特に蜷川幸雄さんのオールメールの舞台(奇しくも宝塚とは真逆という)は必ずといっていいほど観ていました。
    他にもクラシック・バレエ・歌舞伎・狂言と一通りはさらっています。劇団四季も観劇していました。

    でもなぜ宝塚に行くことがなかったのか?といいますと一言で言えば「遠い」からです。梅田には1時間くらいで行けますが、宝塚となると片道2時間。遠いとも言いづらい距離ではありますが、決して近いものではありません(実際、今も観劇に行きますが一日仕事です)。そのため「観に行きたいけど…機会が…」という感じでした。
     

    初めてみた宝塚公演は花組「ベルサイユのばら」

    しかしそんな中、偶然にも梅田芸術劇場で宝塚の公演が行われます。
    それが、私が初めて観劇した宝塚、花組公演「ベルサイユのばら~フェルゼン編~ / 宝塚幻想曲」。そう、2015年7月に花組が行った台湾公演の演目でした。

    チケットを取ってくれた母は、梅田芸術劇場の有料会員になっていたため、先行で席を取ることが出来ました。上手側の通路側というなかなかいいお席。

    初めての宝塚なのでワクワク、システムも全くわからないまま鑑賞しましたが、お芝居は「拍手のタイミングがわかりやすい!」「主役がわかりやすい!」といった感想(ひどい)を持ちました。ベルばら自体知識がなかったのもありますが、やはり「宝塚の歌舞伎」と言われるだけあってテンポなどが独特ですよね、あの作品。

    そしてショーの宝塚幻想曲。お芝居はもちろんですが、やはり宝塚と言えばレビューなので、正直こちらの方が楽しみでした。
    なんと近くにキキちゃんが来てくれるも、「衣装すげー」「あんなに青いシャドウ入れるんや…」とひどい感想を持ちます。
    そしてこの演目、組子の皆さんもそうですが、トップスターである明日海りおさんの運動量が多いこと。ほぼ出ずっぱり…。
    トップスターって大変なんやな…」というこれまたひどい感想を持ちました。

    そうして初の宝塚鑑賞は終了。「すごい楽しかったけれど、ハマるほどではないな」というのが感想でした。

    その後梅田でなかなか行われることはなく(もちろんそんなことはなく見逃してるだけ)、宝塚に観劇に行くこともありませんでした。

     

    2回目の観劇は月組「アーサー王伝説」

    そしてそこから約1年後、2回目の観劇をします。それは2016年月組公演「アーサー王伝説」、もちろんご存知月組トップスター、たまきちこと珠城りょうさんのお披露目公演です。 

    これはうちの母が「ダイキンのCMに出てる子が新しいトップらしいんだけど可愛いから行ってみない?」という声をかけたためです。(これも今思えばすごい理由だな)

    「宝塚はもう一度観てみたかったし」という気持ちもあって、観に行きました。あーさのビジュアルパンチ力に「なんじゃあの子!」と思ったり、ちゃぴのお人形ダンスに「すげーうまい!あの子なんじゃ!」と思ったり、美弥ちゃんの背中に「ほせえ!あの子なんじゃ!」と思ったりしました。

    席もこれまたありがたい通路側で、たまきちが真横を通っていった時にすごくいい匂いがして、母に「めっちゃいいにおいする!」と大興奮したことは今でもよく覚えています。変態か。

    一本物のお芝居であること、自分にとって馴染みがあるアーサー王伝説をモチーフにしたこともあり非常に楽しめました。

    …が、ここで「もう一回花組が観たい」と思ったのです。今も月組は大好きですが、月組を観た後、「今このテンションで花組を観たらどうなるのか」と思ったんですよね。

    そして偶然ネットニュースで、初観劇の時にトップ娘役を務めていた花乃まりあちゃんが退団することを知り「あら~、退団しちゃうんだ、寂しいな」と(1回観劇しただけなのに)感じ、母の「いい席は売り切れてもうないけど、まだ席はあるよ」という声もあり、思い切って宝塚大劇場まで行くことにしました。

     

    転機になった公演は花組「雪華抄/金色の砂漠」

    それが2016年12月…なんと初観劇から約1年半後、ようやく本拠地である宝塚大劇場に行くことを決めたのです。スパンなげーよ。

    運命の日となる12月8日、私は宝塚大劇場にいました。
    席はS席ながらもほぼA席、上手も上手みたいなお席でございました。
    ていうかほんとまじギリSだな!

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    演目は「雪華抄/金色の砂漠」。じゅりあ姉さんのチョンパから幕をあけた和モノレビュー。そもそもレビュー2回目なのに和モノ。しかも新年向けともあって派手。こちとら圧倒されるばかりでした。今も大好きな作品です。
    やっぱり劇場で観ると全然違うな」と強く感じたのを覚えています。

    そして金色の砂漠。オープニングから素晴らしく大興奮。
    タルハーミネとテオドロスがしゃべる横で、階段の上で楽器(名称を失念)を弾くギィ。偶然オペラでこのギィを見ていたら、テオドロスが何か喋った時にちらっと横目で見るんですよ。「何いうとんねん」みたいな感じで。
    その目遣いにバチーンと来まして。昔風に言うと「ビビっときた」。なんというか、「人を好きになるってこんな些細なことなんだな」みたいなある種悟りまで開くような勢いでした。

    お察しの通り、ここで私は明日海りおさんにハマりまして、帰りのキャトルでフォトエッセイを購入し、帰宅後すぐにスカイステージに申し込み。
    ありがたいことにエリザベートをやっていたのでそれを観て「ふぁー!」となり、花乃ちゃん退団に合わせて放送された多くの花組公演を観ることができ、無事に現在に至っています。

    その後はスカステやおとめで勉強し、花組をはじめ宝塚を愛しながら生きております。お金はなくなるけど…楽しい!

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