宝塚大劇場には、「SS席・S席・A席・B席・(立ち見)」の4種類(立ち見を入れると5種類)の席種があります。
席数は2000を超えているため、「チケットをもらった・買ったけど自分の席がいい席かどうかわからない、オペラグラスが必要かどうかわからない」という方もいると思います。
そこで、この記事では私が観劇した経験をもとに、「だいたいこの席ならこんな感じで見えるよ」というものをまとめました。
また、それぞれの記事についてより詳しい感想を書いた記事も作成しましたので、その席種のメリット・デメリットをさらに詳しく知りたい!という方は個別の記事をごらんください。
ざっくり表でわかる!それぞれの席のメリット・デメリット
基本的にはお値段が高いほど前の席(である可能性が高い)です。
どのあたりがお得か?という話になりますと、個人的にはA席及びS席の前の方(14列目より前)がコスパが高いといえるかな、と感じています。
SS席
宝塚大劇場の場合、SS席になるのは1~7列目のセンター・サブセンターブロックです。

1つの公演につき200席くらいしかないため、貴重です。
SS席で観劇する方法は
の4つほど。
中でも、宝塚友の会は本公演(大劇場で行う公演のこと)において、必ずSS席を選べる抽選が実施されます。
SS席3列目(2018.12.10追記)
雪組公演「凱旋門 / Gato Bonito!!」が友の会で3列目当選した際の写真です。



写真を見ていただければわかるのですが、前すぎて全部入らないという状態になっています。
舞台自体は当然よく見えますし、銀橋にこられたら「確実に目合ってますよね?」というレベルになります。
…が、あちらがこちらを認識できるレベルがいいか悪いかというのは非常に個人によりまして、私のようなコミュ障系の人間としたら「あちらからも見られてしまう可能性があるからずっと笑ってないといかん!!」と、SS席7列目やS席に比べると多少の気疲れがありました(笑)

全体を(セットも含め)しっかりと観たい、という方は正直前すぎてオススメできないかもしれません…。
SS席7列目
これは、この間まで公演していた花組公演「ポーの一族」を7列目から観劇した際、幕間に撮影したものです。

写真では多少ズームが入っていますが、かなり近くで観ることができます。
オペラはほぼ不要ですが、細かい装飾や、後ろの方にいる方々を観たい!という時にあると便利です。銀橋に来られた際は、布などの質感もわかります。
そして、「目が合ったかも!?」と沢山勘違いできます。
S席(1階)
こちらの座席表を見ていただければわかるのですが、ブルー系の色が塗られている部分がS席なので、一律「S席」とはいっても非常に幅がある席種になります。

当然ですが前の方は見やすく、後ろの方は結構離れてしまいますね。
S席~7列
SS席と同じくらい前の列…ではあるものの、最上手(上記画像で右側、席番で言えば81~)と最下手(上記画像で左側、席番で言えば1~)ブロックになります。
ですがこの席は個人的に悪くない席だと言えます。
こちらは東京宝塚劇場ではありますが、最下手の4列目に座った時の写真です。

東京宝塚劇場は宝塚大劇場に比べてブロックが1個少ない(宝塚大劇場は縦に5ブロックなのに対して、東京宝塚劇場は3ブロック)のですが、それでも最下手ブロックは意外と悪くない、ということは伝わるかな?と思います。
何がいいかと言うと、花道が近いことです。
花道はスターさんがハケるために絶対に通るのに加えて、中詰では中堅~下級生の子たちが来てくれますし、パレードでも同様です。

かなり角度自体はつきますので、正面も斜めみたいになる…なんてことはありますが、普段なかなか見られないジェンヌさんの舞台上の背中をめっちゃ見られる!!というある意味レア席でもある…と私は思っています。
ただその分、反対の花道はそれなりに犠牲にもなります。さらに中央舞台の下手側も多少犠牲になります。
具体的な例を出しますと「シャルム!」のプロローグ、組子全員が上手に寄った後の明日海りおさんが下手側で孔雀羽を背負ってデーン!と決めポーズをする所は見切れて見えませんでした。
S席8列~10列
ほぼSS。肉眼でも十分に表情などがわかります。
「目があったかも!?」と十分勘違い出来るレベルです。
銀橋に出られたら肉眼で十分にお顔まで判別出来るので、気になったところだけオペラ、それ以外は肉眼で観劇というスタイルでも全く問題ないかと思います。
少なくとも銀橋にジェンヌさんがいる場合はオペラ不要。
本舞台の奥の方までしっかり見たい!という場合は、オペラを使ったほうが便利です。
肉眼でも視認は十分出来るのですが、私は下級生をチェックする際は顔を判別するためにオペラを使います(笑)。
S席13~14列
流石にSSほどは見えませんが、十分肉眼でも確認できます。
初めて宝塚を観る!という方は、このくらいの座席が取れれば余すことなく楽しめるかと思います。
その理由は、「舞台の全景もわかり、かつジェンヌさんが肉眼で視認出来るから」です。
近すぎるとそれはそれで舞台セットなどが見えづらかったりするので…。
個人的にはこのあたりの列はとても好きです。


決して「めちゃくちゃ近い!」というわけではないですが、
バランスよく全体を観るならかなりおすすめです!
先日、星組公演を14列(サブセン下手側通路席)で観劇したので撮影しました。
こう見ると「あんまり近くないんじゃ?」と思われるかもしれませんが、実際にこの席に座ると、見え方イメージとしてはこれくらいになります。

演者さんたちの表情も見えやすく、気になったところだけオペラ、ということも出来ます。
肉眼とオペラ併用で、ええ感じに見える列だと思います。
S席15~17列
このあたりでも肉眼で十分に見えます。(参考までに、私の視力は矯正有りで1.0~1.2です)

これは17列から撮った写真ですが、実際はもう少し大きく見えるので、14列目と比べてもそう大きく変わらない(やはり多少は見づらくなりますが)ことはおわかりいただけるのではないでしょうか。
S席20列
このあたりから、肉眼で視認するのは厳しくなってきます。
細かい表情などを観るにはオペラ必須。そうでなくても、ご贔屓をじっくり見たいんだ~!!!という方であればぜひオペラグラスを持ってくるべきです。

これは星組公演の時に20列から撮った写真です。そこそこ離れているのがわかるかと思います。
S席22列(2019.12.11追記)
写真がなくて申し訳ないのですが、S席22列のお話です。
22列ですので、この席自体の見え方はだいたい20列を参考にしていただければいいかと思います。
ポイントとなるのは、この列は前が太い通路になっていること。
この列は客席降りがある演目の場合、必ずどなたかが前に来ます。逆に言えば客席降りで組子さんがくるのはだいたいこのラインが最後とも言えます。
個人的にはここに客席降りが来るからおすすめとかいうつもりは全くありませんが、せっかく客席降りがある演目なら自分も近くでジェンヌさんを観たい!という方は多いかと思いますので、追記しておきます。
また、この太い通路は観劇にこられたジェンヌさんも利用されますので、運がよければそちらを見ることが出来るかもしれません。

2021年末現在、コロナの影響で客席降りはなくなっていますが、
通路が前の席は段が作られているため、前の方の頭に邪魔されないメリットもあります。
S席24~25列
ほぼA席。というわけで、S席とはいってもだいぶ後ろの方になります。
正直オペラ必須。ある程度組子がわかっていればオペラなしでもわかったりしますが、細かい表情などは殆どわかりません。

この写真は25列の上手側の席から撮影したもの。だいぶ後ろにいったことがおわかりいただけるかと…。
S席2階3~6列
S席は1Fだけではなく、2Fにもあります。こちらも該当箇所を塗ってみました。

個人的にオススメしたいのが、2階席!
というのも、
・1階席に比べて段差がついているため、前の人の頭が邪魔にならない
・意外と近い(2階席の前の方なら1階の12~15列と同じくらいの近さ)
・舞台の奥がわかって面白い
という2階席ならではの魅力があるからです。
1階席はどうしても段差が低めで、前に男性など背の高い方が座られると結構視界が遮られます。
しかし2階席はステージを見せるために段差がきつめになっていて、前の人の頭を全く気にすることなくクリアな視界で舞台を楽しむことができます!

こちらは「fff/シルクロード」を2階席(3列目1番)から観劇した際のものですが、視界がいいのがおわかりいただけると思います。
さらに、舞台の奥の方までしっかり見えて、舞台装置をつい見てしまう!みたいな方にはとってもオススメです。
極めつけは、2階席であれば前の方はオペラ不要って言えるかも…というほど近いです。銀橋に出てこられた場合、自分の経験上オペラなしで表情とかしっかり見えました。
2階席1列目は、大体1階の12列目くらいなんじゃないかな、と勝手に想像しています。
A席
A席はS席に比べると数が少なく、S席の後ろに配置される座席です。
当然SS席やS席に比べると舞台からの距離は遠いですが、オペラグラスを利用すれば全く問題なく観劇できます。
また、その割に価格がS席の約半額というお値打ちぶりなので、「観劇回数を増やしたい」という方はA席をメインにチケットを入手することをおすすめします。
A席(1階席の場合)
A席にも1階席と2階席があり、1階席はこちら。

基本的にオペラは必須といってもよさそうです。…が、S席の一番うしろが25列なので(A席は26列目から)、「S席の後ろの方と比較すれば」そう大きな違いはないかと思います。
オペラグラス前提で考えれば、S席の20列以降と大きな違いはない気がします。

A席の2階席はこのようになっており、1階席と同様にちょっと出っ張っている部分があります。
かなり上手(あるいは下手)なのでそのような設定になっているのだと思われます。
1階25列R席
座席配置図で言えばかなり上手なのですが、問題なく鑑賞出来ます。
多少上手側の花道が見えづらい(といってもほぼ見えます)くらいなので、かなりお値打ちの席と言えそうです。
A席2階7列R
2階席のR7列目、上手側の席で「CASANOVA」を観劇してきた時の写真がこちらです。
高さこそありますが、舞台からの距離で言えば「ほぼS席」と言っても過言ではありません。
撮影時に多少ズームはしました。

オーケストラピットが結構見えますし、舞台装置も奥まで観ることが出来ます。
ただ、手前側の花道は見えづらく、3分の2くらいは見えないくらいでしょうか…。
しかしながら舞台全体はしっかりと見えますし、感覚的には1階席17~20列くらいのイメージでした。
銀橋であればオペラなしでも問題ないくらいでしたね。

個人的にはコスパがいい席だと思います。
宝塚オンラインチケットの一般販売でも売られていることが多い場所なので、
狙ってみてもいいかもしれません!
B席
B席は1階席にはなく、2階席のみとなっています。

中でも一番最後列の「B席2階17列目」は当日券として出される部分なので、先行販売(一般販売)では16列までとなります。
こちらは、B席のどセン(0番のこと。席番号としては46~48あたり)から観た「CASANOVA」の写真。
やはりセンターは強く、上部の舞台装置が見切れるということはあっても、非常に見やすかったです。

流石に最上手及び下手ですと多少の見切れが発生する可能性はありますが、センターブロック・あるいはサブセンターブロックであれば観劇自体は問題なく可能かなと思いました。
ただ、表情を細かく見るのであればオペラは必須となります。
x8でもいけるとは思いますが、心配であればx10のオペラがいいかもしれません。

まとめ
とりあえず経験を踏まえてざっと書いてみました。
どこの席が当たるかなんて本当に運でしかないのでアレですが、オペラを持っていくか?それとも持っていかないか?など(基本持っていった方がいいと思いますが)の参考になれば嬉しいです。
また、私が実際に使っているオペラグラスなどの紹介をしている記事(観劇をもっと快適に!宝塚大劇場などで観劇する際の最適な双眼鏡・オペラグラスの選び方)もありますので、「オペラどんなん買ったらいいかな」と考えている方は参考にしていただければ幸いです。
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