今回は宝塚大劇場の「A席」について、見え方や選ぶメリット・デメリットをご紹介します。
結論から言いますと、コスパよく何度か観劇したいという方にはおすすめの席種です!

A席ってどんな席?
A席とは、S席よりもちょっと見えづらく、B席よりは見えやすい……という立ち位置のお席。
S席と同様に1階席と2階席があり、2階席については1列目の座席もあります。
1階A席の見え方

こちらは1階席のA席。最上手及び最下手は「R○」「L○」という名称になっているのが特徴です。
また、29列の後ろが立ち見席として販売されます。
写真がなくて申し訳ないのですが、1階A席は、S席と比べて「単純に遠いな」と感じることが多いです。
基本的にオペラがないと顔を視認しづらいため、人によってはのぞきっぱなし!なんてこともあるかも……?
とはいえ見切れはあまりなく、コスパよく観劇したい方であれば、十分と思えるレベルでしょう。
ぶっちゃけ、26列だったらほぼS席なのでかなりお得……な気がします。
2階A席の見え方

こちらは2階席のA席。こちらも1階席と同様、最上手(R○)と最下手(L○)の席があります。
センター付近のブロックはたったの2列のみで、後はB席として販売されます。
私はこれまで最下手・最上手のブロック(S席のはじっこ)でしか観劇したことがないのですが、花道において多少の見切れはあるものの、そんなに「見えないな」と感じることはありません。
こんな感じで、きちんと銀橋も見えるので不満少なめでございます。
多少、列によっては上部が見切れちゃうかも…?くらいですかね。
A席で観劇するメリット
A席で観劇するメリットはこちらの3つです。
S席より値段が安い
S席が8,800円なのに比べ、A席は5,500円(どちらも宝塚大劇場価格)と、半額とまではいかないものの、約6割のお値段で観劇が可能です。
S席に比べるとどうしても後ろまたは外側の席になるため、S席に比べるとどうしても見づらい部分が発生する可能性はありますが、お値段で考えると十分納得できる範囲かと。
仮に4回観劇する場合、S席ですと8,800円×4=35,200円のところ、全てA席にすると5,500円×4=22,000円と、約13,000円もの差が生まれます。
配置によって「ほぼS席」も多い
S席の紹介記事でも取り上げている部分ですが、席同士には必ず境目があり、S席の1列後ろ、または左右の席は「ほぼS席」と言っても過言ではありません。
個人的には「1階26列」、「2階L6番」「2階R1番」は「ほぼS席」判定です。
いうてもそんな見切れは多くない
結構価格差があるので「結構見切れてしまうんじゃないの?」と思われる方もいると思います。
見切れは全然ない!とは言えませんが、「いうてもちゃんと見えるやん」と感想が出るくらいには、ちゃんと見えます。
私は基本S席での観劇なので、A席ですと「やっぱり遠いなあ」と感じることはままあるものの、「S席に比べて全然みえへんやん!!」と感じたことは一度もありません。
むしろ前の席の方の背が高いと全然みえへん!!……ってことの方が多いです(笑)。
A席で観劇するデメリット
続いて、A席で観劇する際のデメリットです。
ほぼほぼメリットの反対、という感じですかね。
SS席、S席に比べると見切れ部分がある
これはもう席種として当然なので、仕方ない部分だと納得できない方はA席を選ばない方がいいかもしれません。
雪組公演「fff/シルクロード」を観劇した際、似たような位置でS席とA席から観劇した写真があるので、並べてみますね。

こちらがS席(2階席3列目1番)で観劇した時の見え方です。
対して、こちらがA席。

より角度が急になったため、下手の花道の見える部分が少なくなっていることがわかります。
せり上がり部分はきちんと見えますが、ハケていく時の小芝居は見えづらい印象を受けます。
その代わり、反対である上手側はよりよく見えやすいというメリットも得られます。
とはいえ、「そんなに大きく見切れてないな」と感じられる方がほとんどではないでしょうか?
いうてもそこそこ遠い
これは2階席の8、9列目や、1階席の26列以降ですと感じるデメリットです。
物理的に距離が遠いので、肉眼でみようとするとちょっと大変。
オペラで頑張って覗いていても全体が見づらくなっちゃうし……と、難しい部分があるかもしれませんね。
でもこの辺は、観てれば慣れます!!
席数が実は少なめ
画像を見ていただければわかる通り、A席は数がそんなに多くありません。
なので「A席で観たい!」と思っても、日によっては全然空いていない……なんてこともあります。
宝塚WEBチケットサービスを見てみても、A席は埋まっているのにS席が残っているケースもちらほら見かけますし、一定のファンの方がいるのだと思います。
コスパがいいので、回数を多く見たい方にオススメ!
今回はA席についてご紹介しましたが、改めてメリット・デメリットをまとめるとこんな感じです。
多少見えづらくはなってしまうものの、S席の約6割の価格というのは大きなメリットだと個人的には感じています。
「ご贔屓が出ているのでできるだけたくさん観たいけど、S席ばかりは大変」という時はもちろん、「ちょっと気になるからコスパがいいところで観てみたい」という方にもおすすめできる席種、それがA席だと思います。

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