もう世間では7周くらい回った話題だろうな…と思いつつ、私は今更取り上げます!いいんだ!
去る3月19日。ちょうど今日の1週間前に、雪組娘役の潤花さんの宙組への異動が突如発表されました。
ここは語る部分でもありませんが、雪組での激推しスタイルからして、9割以上の方が「次のトップ娘役さんは彼女になるんだろう」と既定路線のように感じられていたのではないかと思います。
それを大きく覆す発表に
「え?じゃあ誰が雪組のトップ娘役に?」
「異動するとしても、なぜ宙組?」
と、さまざまな疑問を浮かばせたことと思います。もちろん私も疑問すぎました。
…というわけで、多分各所でさまざまな予想や考察が行われていることと思いますが、私も妄想してみたいと思います。
あそこまで推していたのに、なぜ異動?
多くの方が潤花さんの異動に対して感じたことは「あれだけ推していたのに、どうしてこのタイミングで異動?」ではないかと思います。
いつの間にやらどんどん娘役のピラミッドを駆け上り、3月14日に発売された最新の雪組本では上級生の彩みちるさん、野々花ひまりさんとのスリーショットがあるくらいです。完全に若手の雪組娘役さんの中では路線と断言してもおかしくないでしょう。
さらに、次期トップスターとして確定しているといっても過言ではない彩風咲奈さんの2回目の東上公演「ハリウッド・ゴシップ」では相手役となるヒロインを演じ、次回の全国ツアー「炎のボレロ / Music Revolution! -new spirit-」でも引き続き相手役です。
今や雪組の娘役2番手と言われてもおかしくないような立場だったのに…と、今自分でまとめていても思います。
もっと経験のある娘役さんを選びたかった?
そこで妄想です。
現在の宝塚の他の組を含めた体制を見てみましょう(2020年3月現在)。
既に花組と星組がぐっと若返ったコンビ体制になっており、さらに2020年内~21年にかけて月組も雪組もトップコンビがどちらも変わるという、かなりの変動期だと言えます。
既に同期でトップ娘役をつとめている舞空瞳さんがいますが、あまりに一度に全体を若返らせてしまうと、もしかしたら客離れが起きてしまうのではないか…?と考えたのではないか、と予想します。
次期トップスターとなるであろう咲ちゃん(彩風咲奈さん)は現在研13で、男役としてはベテランの域に入ってきていると言えるでしょう。
前任のだいきほコンビの歌唱力を含めた総合力の高さ、クオリティの高さは大きなウリであり、現在5組の中でもトップだ、と断言するのは他の組の方々に失礼なのですが、私が今この5組の中で一番実力があるコンビはどこだと思う?と聞かれたら「雪組」と答えます。
また、余談ですが、「今初めて宝塚を観るなら雪組がいい」と言われていると聞いたことがあります。
宝塚は決して安いものではないので(A席・B席のコスパは良いですが)、せっかく観るなら「これが宝塚だ!」とアピールできる、見応えがある組がいいと。それで選ばれているのが雪組である、と。
新人公演が終わった娘役さんが相手になる可能性も…?
そんな後を継ぐ咲ちゃんは大変だと思います。
咲ちゃんにはダンスという強みがありますし、ここ数年でぐっと総合力が高まった感があるので、トップになっても大丈夫でしょう。
そしてその相手役に若い娘役さんを置くのも悪くはありませんが、劇団(あるいは組が)「全体の総合力をできるだけ落とさないように、経験と実力のある娘役さんを相手役にしたい」と思ったのではないか?
そこで私が思ったのは「もしかしたら、結構学年が高い娘役さんを相手にするのでは?」ということ。
直近で言えば、元花組の明日海りおさん・仙名彩世さんコンビです。総合力が高いトップコンビによってその組の全体のレベルが引き上げられることは、この花組でも、現在の雪組でも証明されています。
トップ娘役になってもおかしくはなかった娘役さんはたくさんいました。
元花組の城妃美伶さんは筆頭ではないかと思いますし、他にも新人公演時代にたくさんヒロインをつとめて、かつ別箱ヒロインまでつとめても、トップ娘役になれなかった方はたくさんいます。
そして、現在の観客のニーズ…これはファンの方々ひとりひとり聞きまわっているわけではないので多分な推測を含みますが、だいたいトップ娘役さんが発表されると「若すぎる」「もっと実力がある娘役さんが報われてほしい」といった意見は必ず出てきます。
雪組は今回、そのような声に応える…というか、現在の「雪組ブランド」的なものを壊さないためにも、宝塚ファンが納得できるような実力と経験がある娘役さんを相手役に据えるのではないだろうか?と妄想してしまいます。
スーパー妄想で候補の方を考える
ここからはさらに妄想度が高まります。
では、誰が咲ちゃん(仮ですが、多分咲ちゃんで間違いないでしょう…)の相手役になるのか。
私が個人的に推したいのは、星組の有沙瞳さん、くらっちです。
彼女はもともと雪組に配属され、研3だったかな?で演じた「伯爵令嬢」の悪役は本当にすごくて驚いた記憶があります。芝居度胸があるなと。
その後星組に組み替えしてからは怒涛の快進撃と言ってもいいでしょう。
別箱ヒロインを次々につとめ、「ドクトル・ジバゴ」では轟悠さんの相手役も。
最近では瀬央ゆりあさん主演「龍の宮物語」の演技が心に残っています。
星組もトップコンビが若返り、次回の「シラノ・ド・ベルジュラック」では小桜ほのかちゃんがヒロインをつとめます。
くらっちより下の子もしっかりと育ってきている感があるので、ここで雪組に凱旋してトップ娘役になってもいいんじゃないかな…と。
もともと雪組育ちですから、咲ちゃんともやりやすいでしょうし。
同期の遥羽ららちゃんもアリかな!と思うのですが…。私の中ではくらっちのほうが収まりがよいので…。
1学年上のくらげちゃん(海乃美月さん)もぜひトップ娘役になってほしいのですが、それは月組でなっていただきたいなというのがあり。
花組なら、音くり寿ちゃんがいいな~と思いますが、今花組の娘役さんは補強期間なので、彼女が抜けることは考えられません。
若い娘役さんもフレッシュでいいのですが、やっぱり実力と経験を兼ね備えた娘役さんの存在は貴重です。「男役10年」といいますが、娘役だって経験は非常に大切で、経験を積むからこそ出せる娘役の色が絶対にあると思っています。
…と、ちょっと熱くなってしまいましたが、個人的には若い娘役さんより、中堅どころと言われる娘役さんでしっかりと地盤を固めてほしいな、という気持ちがあります。
「既定路線」から外れてどうなるか…?
潤花ちゃんからすれば、突然はしごを外されたような感じでしょうし、ファンの方もお辛いと思います。
しかし、「もう既定路線だよね」と思っていた私からすれば、「一体誰がトップ娘役になるのか!?」という、失礼ながらワクワクする気持ちが生まれたのも事実です。
どの娘役さんが選ばれるのか、これからの発表が楽しみです…!
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