花組編、月組編と続いて、今回は雪組編です。
オススメ作品を選ぶにあたって過去の作品も改めてチェックしているんですが「これも面白かったなあ」「これ、ここが良かったなあ」と思うことが多くて、それでテンションが上がるのでブログをやっていない方でもめっちゃオススメできるな…と思っています。
きっと「20世紀号に乗って」は絶対に前向きになれそうなハッピー作品であろうと思うのですが、残念なことに観劇していないので今回はリストに入っておりません…。
Victorian Jazz(2012.バウ.花組)
一番最初に花組時代の作品を持ってくるのはなんやねんって感じですけど、だいもん(望海風斗さん)が主演なのでええやろ感でもってきました。
詐欺師が霊媒師のフリをしたら信じ込まれて重用されちゃうところから始まるストーリーがたいへん面白く、また周りのキャラも魅力的なので非常におすすめです。
だいもんはその持ち得る雰囲気から重厚なキャラが多いのですが、これははっきりいってチャラくて軽いんですよ。
でもそれがまた素敵でですね…Pちゃん(鳳真由さん)とのコンビ感もいいんですよ~。観たこと無い方はぜひ、観ていただきたい作品です。
幕末太陽傳(2017.大劇場)
前雪組トップコンビ、早霧せいなさん・咲妃みゆさんの退団公演。
2本立てのお芝居なので、だいたい1時間半でサクっと楽しく終われるので、手軽さも○。
ちぎちゃん(早霧せいなさん)こそ非常に軽妙洒脱な役がとても似合うのですが、これは最たるものだったな~と思います(ルパンも素敵だったけど)。
だいもんは結構珍しく?ガサツっぽいイメージを持つ役どころでしたが…なんだかんだでちぎちゃんとのバディ感が強くてたいへんよきでした。思えばこのトリデンテ、大好きだった…。
くらわんか(2005.バウ.花組)
また花組時代のなんですけど、やっぱりだいもんと言えば貧乏神ですよね!?みつるさん(華形ひかるさん)もそうなんですけど…。
まゆさん(蘭寿とむさん)との掛け合いがとても愛らしくてですね。観てて微笑ましくなるし、お話も面白いし、というかまゆさんが上手い。みたいな感じで、結構時間がさかさかっと過ぎていく感じです。落語物好きです。
あと花組では「CODE HERO」を入れようか迷いました。だいもんがオバカで可愛かったので…。
凱旋門(2018.大劇場)
だいもん主演作品かと言うと難しいところなんですけど…当時もいろいろと賛否両論ありましたね(なんかどの組でも賛否両論って単語書いてる気がしてきた)。
お話の内容は決して明るいものではないものの、人々がその中で生きていく強さを感じさせてくれた素晴らしい作品だと思っています。
そして個人的にだいもんが演じたボリスがとても素敵な男性で、自分の中ではだいもんベスト5の中に入るくらいなんですよね。
凱旋門を前向きとして選ぶのであれば、最後に愛を知った「ドン・ジュアン」や義に生きた「壬生義士伝」だって前向きな作品ではあるのでしょうけど……。
心への残り方の違い(個人差)、ということでご容赦願います。
余談ですが。
月組さんの時も書いたのですが、やっぱり組カラーというか、主演カラーって作品に大きく表れるんやな…と改めて今回も思いました。
だいもんの作品、素晴らしいものが多いけど、同じくらい重いものが多い…。
重いものが悪いというわけではなく、むしろ重厚で見応えがあるんですけど観るのに多少体力を使われるような気がして、気軽に観られないのが辛いところですね。まあそれは同期の某トップスターも同じなんですけど。
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