【花組】「PRINCE OF ROSES」感想2:キャスト別感想(聖乃あすか・星空美咲)

花組
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前回の記事に引き続いて、今回はキャスト感想です!

自分のパターンの中ではかなり早い方なのですが、キャスト感想を書こうと思いつつも書かないまま……に陥りがちなので、先に書いてしまおうという魂胆。

今回は主演の聖乃あすかさんと相手役、星空美咲さんのお二人です。

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聖乃あすかさん/ヘンリー・テューダー

王冠に導かれし男というサブタイトルの通り、0番に導かれし男役といった感じでしょうか。

昔から華やかな見た目で早くから注目を浴び、「ポーの一族」での新人公演を射止めるなど、明日海りお時代の重要な新人公演を担ってきた彼女。

100期でバウ主演一番乗り、現在の花組での重用ぶりからしても自身に期待が大きくかかっていることは本人が一番知っていることと思います。

そのプレッシャーの中でもしっかりと自分を磨き続け、その成果を毎公演ごとに感じていました。

今回のバウも同様、しっかりと仕上げてきている印象です。

歌について

歌も声が通り伸びやかで、高音も安定して出せているなと思いました。今回の楽曲は全体的にキーは高めかな?と感じたので、得意な音域だったのかもしれません。

低めの歌がどうなるかは、別の作品でまた見る機会があればいいな。

お芝居について

お芝居も好きなタイプなので、特別言うことは……。早口すぎるとか、聞き取りづらいことはそうなかったです。

自分が物語を動かしていく立場であることをしっかりと自覚した、これまでよりも押し出しが強いお芝居だったなと感じました。

新人公演の経験が活きているのかもしれませんね。

でも、最初にヘンリー6世に謁見するときはまだ幼いような可愛らしい顔つきだったのに、だんだんと背負うものが増えてくると英雄の顔になっていくんですよね。

劇中で十数年が経過していることもきちんと表せている……!?やりますわね……。

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ダンスについて

どうなんだろう、もともと私がダンスを見る目がないのでアレなんですが、もさっとしてるような印象はもともと持ってないので、こんなもんかな??

特別ダンスすげえ!とは感じないので、突出したダンスの才があるわけではないかな、と思ってますが、だからといって踊りが変ってことは全くないですし、フィナーレの最後のソロで踊るところも格好よかったです。

花組さんはダンサーが非常に多いので、今後の成長でどうなるか期待ですね。

ダンスはかなり男らしいというか、オラオラ感があるんですよね~。

今後、どう研ぎ澄ませていくのか期待

見栄えに関しては本当に言うことはないと思います。立ち姿も堂々としていて、意外と……といっては失礼かもしれませんが華奢すぎずしっかりしているので、存在感もあります。

青年が人を信じ、人の期待に答えて英雄となっていく姿は彼女の成長と重なる部分があり、また等身大の彼女でもあり、非常に合った役なのではないかなと感じました。

彼女が王冠に導かれるのかどうか……今後が楽しみです。

オーラ・存在感はすでにバチっと決まっているので、今後はどう尖らせていくか、削ぎ落としていくか……未来が期待しかない……

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星空美咲さん/イザベル(エリザベス)

ヒロイン役として抜擢された美咲ちゃん。

新人公演の経験は「A Fairy tale」の一度きり。しかも主演(娘役)ではありませんでした。

そんな中、突然の別箱でのヒロイン。こちらもプレッシャーは相当なものであったでしょう。

しかしながら非常に堂々としたお芝居っぷりで「これは素晴らしい!」と感じました。

実際に観劇する前にタカラヅカニュースでその姿を見たのですが、テレビにも映えるんですよね。

今流行りの「映え」ではないですが、舞台・テレビでぱっと目に入る姿は重要な部分ですので、そういう意味では彼女はええ感じなんじゃないかなと思います。

歌について

美咲ちゃんの声はどちらかというと高め。

とはいえキンキン声ではなく、高めながらも聴きやすく通る声です。

大きな声を出してもうるさい!と感じることはないかな……と。個人的には好きなタイプの声です。誰かジェンヌさんで近い方がいないかなあと思ったのですが、ぱっと思いつきませんでした……。

歌も数曲ありますが、いずれも音程が安定していて高音の伸びもよく、こちらも聴いていて心地よかったです。というか、学年を考えると歌はお上手なのじゃないかな……。

(とはいえきよら羽龍ちゃんなど若い学年でも上手い方が最近多いので、なかなか大変ですが!)

ほのかちゃん(聖乃あすかさん)とのデュエットもいい感じで声が馴染んでいて、並んでいても相性がいい感じですね。

しかし、ほのかちゃんよりもお顔が小さいのです……ひっとん(舞空瞳さん)並みかなあ…???

正直ほんま顔小さすぎてびっくりしました

お芝居について

イザベルというキャラクターは本心(目的)を隠しながらヘンリーに近づくものの、彼の人を信じ抜こうとする心や行動にだんだんと心を開いてゆきます。

敵対する家の人間でありながら彼(ヘンリー)を案じ、イングランドに戻ることを必死に引き止める、しかし自分の立場を明かすわけにはいかない……といった、少々二律背反的な要素を持った女性です。

最初は非常にツンとしているのですがそれが愛らしく、思わずヘンリーと同じように顔がほころんでしまいますね。

とはいえ非常に聡明な女性という一面も持っているため、ただほんわかかわいいだけの居方では許されませんが、そこをしっかりと演じ分けていたと思います。

凛とした雰囲気をだしつつも時折見せる葛藤、泣きそうな顔などなど、お芝居が好きなのかな?と思わせる部分は沢山感じ取れました。

お芝居とはちょっと外れますが、劇中で着ていた2種類のドレス、ブルー系とピンク系があるんですがどちらも可愛くて可愛くて……個人的にはピンクの方が好きです!

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ダンスについて

ダンサーさんって感じのダンスではなかったです(自分の想像範囲の中なので、ダンサーさんだったらごめんなさい!)。

が、別に下手って感じでもなかったので……。平均点以上はすべてできる子なのかな?と思いました。

ほのかちゃんとのデュエダンは初々しかったですね~~。

意外と?背中が曲がらなかったのでダンスは苦手枠なのかも!?(背中が曲がる人=ダンスが上手い・得意だという偏見)

最後のお顔がくしゃーーってなる笑顔ですべて癒やされました。超カワイイ。

まだまだ魅力はあるはず。今後が楽しみ

美咲ちゃんは、よくも悪くも「ちゃぴ(愛希れいかさん)似」と冠をつけられるでしょう。

実際舞台で見てもお顔の感じがよく似ていますし、ちゃぴと美咲ちゃんは全く別の人間ながらも「あ~ちょっとちゃぴっぽいな~」と思ってしまうこともありました。

とはいえ!美咲ちゃんには美咲ちゃんの魅力はしっかりありますし、それを感じ取りました。その上でかわいいと思いますし、今後も応援したいし、どうなるか成長が楽しみです。

言い方は悪いですが、似ているからこそ注目されやすい立場というのを上手く利用して、どんどん魅力を出して行ってほしいなと思います。

正直実力は想像以上でした。花組の新世代ヒロインの一人として名を連ねてほしいですね……!!

まさかの二人で終わってしまった。

本当はここからゆーなみくん(優波慧さん)と愛ちゃん(美羽愛さん)の感想も書く予定だったのですが、非常に熱くなってしまい長文になりました。

……ので、このお二人はまた次回に書きたいと思います!というか、他にも書きたい人が沢山おる……。

 

 

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