今日のタカラヅカニュースで新人公演の様子が放送されていましたが、いやー、おだちん(風間柚乃さん)の貫禄はすごかったですね。
じゅりちゃん(天紫珠李さん)も可愛かったし大満足なのです。
しかし、月組さんは新人公演でも手を振られますよね…月組以外では見たことないので、貫禄がすごいからなのかなと感じてしまいます。
さて今日は2日前ほどの続き、月組公演のナウオンのショー「クルンテープ-天使の都-」のまとめ&感想です。
相変わらずお話しておられる部分はこっちが勝手に短縮したりまとめたりしています。元の意味から変わるようなことはしておりませんが、あくまでニュアンス的なものとして見ていただければと思います。
ショー「クルンテープ-天使の都-」場面トーク
メンツは引き続き、たまきち(珠城りょうさん)、さくらちゃん(美園さくらさん)、みやちゃん(美弥るりかさん)、れいこちゃん(月城かなとさん)、ありちゃん(暁千星さん)の5人です。
ショーの流れにそって色々おしゃべりしていくという形になっていて、1回観劇してから改めて見ると「あーあの部分かー!」とわかってさらに面白いんですよね。
どの作品でも、観劇する場合は絶対にナウオンは見るようにしています。
幕開き~プロローグ
幕開きは、蘭世惠翔くん演じる小坊主ちゃんから始まり、5人のお坊さんが出てくるシーンからスタートします。
このメンツがまたいいんですよね…改めて書きたいです。
そのあとは客席が暗転し、銀橋にずらりと娘役さんが並びます。
そして一気に明かりがつき、華やかな画面に!いわゆる「チョンパ」になっています。
チョンパでは、出演者の中で唯一出ているのがさくらちゃん。「お客様がわーっと歓声を上げてくださるときは嬉しいなと思います」と語っていました。
そのあとは、みやちゃんたち男役が歌い継ぎ。
個人的にみやちゃんが歌う歌詞の「いいじゃないか~」みたいな部分(素敵じゃないか~だったかも…)がなんかツボに入ります。
結婚式(第6場 カンタンニャン)
続いて結婚式の場面。たまきちが「後ろにいる子どもたちが本当に可愛くって~」とニコニコ。
がんばって傘をさしている蘭世くんも可愛いんです。傘自体のデザインも可愛い。可愛いがいっぱいあるシーン。
戦いの場面(第7場 ルンム)
れいこちゃんとありちゃんが戦う場面。
とりあえず振りが難しい!とのこと。
ありちゃんが手を合わせて集中しているシーンがあるようなのですが(今度みてみないと…)、これはアドリブなんだそうです。
れいこちゃんのコーチは副組長の夏月都さん。
れいこちゃんいわく、「なつこさんがタオルを巧みに使って色んなところをこすってくれる(笑)」。
ありちゃんも「赤側にいったらすごい顔してこっち見てくる」とのことで…副組長パワー、つよい。
一連托生(第10場 ブーア)
たまきちとみやちゃんのデュエダン(?)。
二人の場面は久々だねー、とお二人で。
繊細な感じがして、音楽も素敵!とのこと。
たまきちが一人ずつ歌姫さんのお名前を挙げて(晴音アキさん、麗泉里さん、きよら羽龍さん)ご紹介。たまきちはそういうところ本当に丁寧だなと思います。
みやちゃんが「最後はぷすっとお互いに…」と言うと、ありちゃんが「あれってそういうことだったんですか!?」とビックリ。
れいこちゃんが「一蓮托生っていう話だから一緒に(死ぬ)ってことじゃないの?」とシーン解釈を。
たまきちは「精神的な部分(を表しているような感じ)、神聖な感じがして浄化されるイメージ。大切にやっていきたい」とコメントしていました。
男役を引き連れて歌うシーン(第11場 ケングエング)
さくらちゃんがからんちゃん(千海華蘭さん)を始めとした、男役さんを従えて歌うシーン。
ここ、曲が変わっちゃったんですよね。「セ・マニフィーク」に。
以前はタイ語?のポップソングみたいな感じだった記憶があるのですが、初日でしか聴けていないのでなかなか。
さくらちゃんは「男役さんに負けないように頑張ってます!」とのこと。
このショーではさくらちゃんの出番はこころなし少なめに感じるので、目立った場面があるのはいいですよね。
中詰(第12場~第14場 チューチャート)
「カッコいいダルマの男役をひきつれた、綺麗な(笑)まゆぽんからスタート」byたまきち。
まゆぽん(輝月ゆうまさん)キレイ、うんキレイだよ…!
つけまつげが紫でとっても可愛いんです。初日は目の前にいてくださったので、つい顔をガン見してしまいました。
その後、たまきちがブランコで登場。「ブランコ楽しいです!」
中詰の曲は「Shall We Dance?」。
みやちゃんは「Shall We Dance?のラテンって新鮮。曲が一緒でもアレンジで雰囲気とかぐっと変わるのって面白いよね」と。
ありちゃんは「掛け声だけで(銀橋を)駆け抜けるのは最初恥ずかしくて…。もっと力強くやれたらいいなと思ってます」
れいこちゃんは「下級生を引き連れていくので爽やかな感じで。お衣装も水色ですし」
たまきちが「みんなフルーツという設定」と言っていたので、どんなフルーツなのかなー…と、ちょっと気になり調べてみました。
みやちゃんの「ションプー」はローズアップルのことだそう。うーん知らない…
こちらのサイトに画像や詳しい説明が記載されていました。どうやら沖縄でも食べられることがあるフルーツらしいですね。
ありちゃんの「マプラーオ」はココナッツのこと。「マプラオ」と伸ばさない言い方もあるみたいです。
れいこちゃんの「ファラン」はグァバのこと。このあたりは馴染みがあるからわかりますね!
そしてたまきち&さくらちゃんの「ンゴ」。ンゴって…某ネットスラングを思い出してしまうのですが
こちらのサイトに詳しく説明がありました。
日本では「ランブータン」と言うらしいのですが、ちょっとドリアンぽくも見えますね…。
でもあの赤いお衣装+羽根、そしてたまきちのすごい頭の飾り(本人もすごいって言っていたくらい)。ンゴの見た目を知れば「たしかにそれっぽい!」と思えますよね。すごいなー。
中詰でみんな銀橋に出たあとは、そこにみやちゃんが残り、さちか(白雪さち花さん)と歌います。
この時のみやちゃんは「周りにいる娘役さんが力強くて、見ていて幸せを感じる」と言っていました。
また、自身の名前が歌詞に入っていて、タイ語っぽくしてあるそうで…ナウオン見た後観劇したら、確かに言ってました!
さちかは「スゥワーチーカー」みたいな音で、みやちゃんは「ミヤドゥーリー」みたいな感じで、実はそれが「みやるり」になっている、とのこと。
大介先生が考えられたそうです。
これ、れいこちゃんがみやちゃんに「歌詞に…」と話を振っていて、れいこちゃんは聞いただけで(知らずに)気づいてたのかなーと思うと、観察力が高い子なんだな…と尊敬します。
まあ、ずっとみていた(詳しくは後述)からかもしれませんが(笑)。
ハットの場面(第15場 ラーチャ・ブルック)
たまきちが男役を引き連れるシーン。
ハットをかぶった男役の皆さんがカッコイイ!個人的にここはエイトシャルマンなんですけど…(人数はもっと多いけどね)。
ありちゃんは「歩くだけだけど、格好良く見せないといけない(から難しい)」と。
たまきちは「私は女性のていでやっているんですけど…まあ、ていというか(女性なんだけど)」と言ってて…男役さんって自身が女性だけど男だからこういう言い回しの時にちょっと詰まりますよね。そこが結構好きだったりします。
クラブの場面(第16場・第17場 ライキンドクーン)
みやちゃん以外の4人が出演しているシーン。
れいこちゃんは意外にも、銀橋で回る(ターンする)ことがこれまでなかったので大変だったそうです。
そしてやっぱりここで注目されちゃうのはありちゃん。
たまきちも「ありこちゃんはどうですか…」笑いながら振ると、ありちゃんすっごい嫌そうな顔してて笑う。
「ちょっと慣れてきました」とありちゃんがこたえると、たまきちも「だんだん表情が変わってきて、こっちのアクションに対応してきてくれるようになった」と。
ここで気になっていたのか、みやちゃんがたまきちに「一目惚れなの?」と聞くと、たまきちは「一目惚れです」と。「(恋に落ちるの)はやいね~(笑)」というコメントをもらっていました。
またこのシーンで笑いを誘ったのはれいこちゃん。
誰だったかな…誰かが「れいこちゃんありちゃんにぼこぼこにされてるよね」と言ってて。
さくらちゃんを取られたことでたまきちを銃で撃とうとするんですが、ありちゃんに奪われて、さらにキックも食らってるんですよねれいこちゃん(笑)。
見た目めっちゃ格好いいのに、どこか情けなくなってしまうのはなんででしょうね…。
エメラルド仏のシーン(第18場 タドーバイ)
魂たちが仏のもとに集まる…というシーン。
みやちゃんのソロからスタートします。
この歌詞はタイの言葉で「清く正しく美しく、愛を持って出発しますみたいな歌詞になっている」とみやちゃん談。
また、退団者のみんなと一緒に踊る部分もあって嬉しいと言っていました。
たまきちはこのシーンでエメラルド仏として登場。
「すごいエネルギーがあるシーン」。
れいこちゃんとありちゃんは早変わりで参加。
「早変わりで場が出来たところに入っていく、体力的には限界なこともあるけど思いっきり踊っている(れいこ)」
「開放的に踊りたいと思っている(あり)」
さくらちゃんは相手役でありつつもこのシーンでは恋愛の気持ちではない関係性を作りなさい、と大介先生に言われたそうで、また違う気持ちでやっているそう。
みやちゃんの黒燕尾~男役群舞(第21場・第22場 マカブシャ)
みやちゃんをはじめ、退団者の皆さんが出演するシーン。
みやちゃんは「シンプルな衣装に歌詞に感謝の気持ちをこめた。劇場の空気が温かく、みんなに見送られる気持ちを感じるし、顔を傾けるとみんなをすごく感じられる」と、本当に幸せそうに語っていました。
みやちゃんはこの番組中本当にニコニコと笑っていて。いつも笑いが多い方ではあるんですけど、今回は優しい、慈愛のような笑顔が本当に多い印象でした。
一度みやちゃんは引き、大階段から男役たちが現れて群舞へ。
振り付けはANJU先生なのでもう安心感特大。格好いいです。
ありちゃんも「すごく素敵な振り付けで、毎日楽しく踊れている。男役として本当に楽しい」と言っていますし、れいこちゃんも「このメンバーで最後だからという思いがあって感情的、気持ちが入っている。燕尾で抑えているけど湧き上がってくる感情がすごく熱い」と語っていました。
たまきちも「るりさんがくるまでにいい熱量で盛り上げたいと思っている」と。
そうなんですよね、いちどせり下がりをしたみやちゃんが、群舞スタイル(頭にターバンを巻いて、袖まくり)でまた同じ場所からせり上がってくるんです。群舞の途中で。初めて見た時めっちゃかっこよかったし「すごい演出やな!」と思いました。
みやちゃんも思うところは強いようで、「迎えてくれると初めて知った時に胸がいっぱいになった、またりょうちゃんと一緒に踊れると思うと色々なことを思い出した」とちょっと涙が…。
「いつも右側にりょうちゃんが居てくれてて…」と言うと、たまきちもポロポロと泣いてしまって。
この二人だからこその強い絆がかいま見えた気がしました。
二人のデュエットダンス(第23場 マカブシャ)
ストーリー仕立てのデュエダンになっています。
このデュエダンの振り付けは本当に可愛くて、さくらちゃんが失神してたり面白さもあるんですよね。
さくらちゃんは「自分があたたかい空気を客席におくれるように…」とはにかみながら。
たまきちは「さくらをリードするのが自分の役目だと思っている」と、非常に肩幅と同様頼もしいお言葉を。
みやちゃんの卒業に当たって
この作品で、月組の2番手男役スターである美弥るりかさんの退団が発表されています。
今回のナウオンでも退団についてのトークがあり、しっかりと時間が取られていました。
みやちゃんの今の気持ち
司会の方から「今のお気持ちをお聞かせください」という言葉を受けて、
「2人のお披露目というとても素敵な空間を見れてから卒業できるのは嬉しい、感謝の気持ちしかない」こと、そして
「足りないところもあったけど、ここまでこれたのはみんなのおかげ。お客様にもお返ししていきたい」と語ってくれました。
他の出演者に対して
みやちゃんは今回のナウオンのメンバーひとりひとりについてもコメントをしていて、
ありちゃんに対しては「ありちゃんは素直。のびのびとしてる。上級生だからと恐縮せずに飾らずきてくれたことが嬉しい」と…。
ありちゃんは相変わらずのわんちゃん顔で「めちゃくちゃお世話になって…」と笑っていました。
次はれいこちゃん。れいこちゃんからみやちゃんに対しては「組替えの1作目(瑠璃色の刻)から一緒で…。 舞台の上の姿を少しでも目に焼き付けていたいので、知らないでしょうけどめっちゃ見てます!」と力強い発言。
実際、みやちゃんのブリドリにもれいこちゃんは沢山出演していますし、馴染めるようにとやってたのかな…と勝手に思っていました。
みやちゃんかられいこちゃんには「すぐに(月組に)馴染んでよかったと思ってるし、中にあるおもしろさをもっと出して!」とのこと。
れいこちゃんは面白いですよね。目とか(たまに目をむくのがツボです)。
また、「これからありちゃんと(二人で)りょうちゃんを支えてね」と…。
二人を見ていると、頼もしい気持ちにもなるし、頑張れ!とも思うそう。
さくらちゃんは、「雨に唄えば」でしっかりお話するようになった…ということから。
「雨に唄えばで、たくさんアドバイスをもらった。心の中を見透かされてるようで、まさに図星みたいなこともあって。それがきっかけでもっと頑張ろうと思えた」と、素敵なアドバイスをもらったことをお話してくれました。
「学ばせてもらえる機会を大切にしたい」と話していたら、堰を切ったように泣き出してしまったさくらちゃん。
このときの彼女はなんというか、とっても子供なんですよ。失礼な話なんですけど…。たいてい涙を拭うときって指先で抑えるようにされる方が多いじゃないですか。
でもさくらちゃんは指を横にして拭っていて、いわゆるマンガとかでの「えーん」っていう時のポーズになっていて(笑)。
成績もいいしきっちり出来る方というイメージがあったので、こんなに子供っぽいところもあるんだなあ(微笑ましいなあ)と思ってしまいました。
そんなさくらちゃんに対して、みやちゃんは「トップ娘役に決まって、プレッシャーに押しつぶされそうだったろうなという時、さくらにとってこれは運命だったんだろうと思っていた。
りょうちゃんとなら大丈夫だし、二人だけの空気が作れるだろうから大丈夫」と優しく…。
そして最後にたまきち。
たまきちももう泣いてしまっていて…。
「自分がいざトップになると決まった時、どういった関係性でやっていったらいいのかと迷ったこともあった。
自分は目の前のことをがむしゃらにやるしかできなかったけれど、それを(みやちゃんは)あたたかく見守ってくれていた。
どんな時もお客様にいい作品をお届けしたいというのを一番に考えてきて、その気持ちを一番理解してくれて一番近いところで見守ってくれた。
この2年で築き上げた絆が深くてあたたかくて、少しでもるりさんが幸せな気持ちで卒業してくれればいいなと思っているし、感謝と尊敬を日々感じている」
と、本当にみやちゃんのことを心から信頼して、一番の理解者だったと言っているんですよね。
それは舞台からも伝わってきますし、本当にいい関係だったんだろうなと思います。
二人で泣きながらありがとうございますと言い合ってる姿をみて、この二人は最高のバディだったんだろうな…と思いつつこちらもホロリとしてしまいました。
ナウオン収録後のみやちゃんのご挨拶も、ご自身のことだけではなく周りの皆の事も言っていて、優しいというか、皆や組のことを本当に大事に思っているんだろうな…と改めて感じました。
最後の日まで健やかに舞台に立たれることをお祈りしていますし、私も可能な限り応援していきたいと思います。
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