小池先生のゆきちゃんへの言葉が深いと思った「歌劇 4月号」感想

花組
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歌劇2019年4月号感想

雑誌「歌劇 4月号」が先日発売されましたね。

定期購読組なので数日前に家に届き、発売日が来るまで「あれもこれも語りたいけど語れねぇ~~!!」というモヤモヤを抱えることになるんですが、今回もモヤモヤがたまりまくりましたよ。

 

本当にどうか…どうか!TCAさん!ゆきちゃん(仙名彩世さん)の写真集、スタイルブックでもいいので出して~~~!!!!

 

…と言いたくなる内容でした。 

内容に触れますので、書籍を買うまでは詳しく知りたくない!という方はご注意くださいね。

     

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    GRAPHに続いてゆきちゃん退団特集

    今月号は、先月20日に発売しました「宝塚GPRAH」に続いて、ゆきちゃんの退団特集が組まれています。

     

    GRAPHではフォトギャラリーとこれまでの歩み、そして相手役であるりおちゃん(明日海りおさん)との対談が組まれました。

    歌劇では

    • 退団フォト
    • 関係者からのメッセージ(贈る言葉)
    • 花組の同期5人でのトーク

    が掲載されています。

    まずはそれぞれの感想を…!

     

    退団フォト

    プライベートっぽい(素化粧の)ふんわりしたまさに「ゆきちゃん」と言えるショットからスタートし、ページをめくると…

    しししシーラさんが!!

    血が通っておられる感じもしますし(笑)、シーラというよりは「貴婦人」的なくくりなのかもしれませんが、ゆきちゃんは本当にこういったクラシカルなスタイルが似合うので…うっとりしてしまいます。

     

    続いてはこちらも、なぜか「ゆきちゃんらしいな」と思えてしまう黒のパンツスタイル。格好いいです!

    ゆきちゃんは足の肉の付き方が非常に美しいと常々思っていまして…パンツ姿も素敵です。一番好きなのはダルマです

    そして最後は袴姿で。

     

    関係者からのメッセージ

    ゆきちゃんへの、先生方からや生徒さんからのメッセージ。これすごく好きで、いつもじっくり読んでしまいます。

    特に、伶美うららさんが退団されたときに上田久美子先生が贈られたメッセージは強く印象に残っています。

     

    どなたも彼女の努力を認め、いたわりのあたたかな言葉が多い中、「なるほど」と思ったのは、小池修一郎先生の言葉でした。

    私の「ポーの一族」のシーラは、明日海の演ずるエドガーと直接の恋愛関係にはない。しかし、物語そのものがシーラという女性の結婚から死までを描くものであり、エドガーがシーラの運命に巻き込まれて行く物語と捉えれば、ヒロイン以外の何物でもない。

    歌劇4月号(宝塚クリエイティブアーツ発行)88Pより引用

    当時「ゆきちゃんがシーラ」という点はちょっと話題になりましたよね。
    エドガーとの関係上、どちらかと言えばヒロインはメリーベルでは…と思った方も多かったと思います。

    ですが先生のこの文章を読んで「確かに、なるほどシーラはヒロインだわ」と納得しちゃいました。

    実際舞台の上であれほどのシーラを演じられるのはゆきちゃんしかいないと思っていますし、それほどまでに鮮烈な印象を残したとも思っています。

     

    そして、りおちゃんからのメッセージも非常に「らしい」感じでありながら、二人がとても良い関係であったことを表していて…。

    特に2歩先を行く妻、というところが二人の信頼関係や絆を強く感じられます。

     

    他には共演経験のあるイシさん(轟悠さん)やはっちさん(夏美ようさん)、組長であるさおりさん(高翔みず希さん)、だいもん(望海風斗さん)、れいちゃん(柚香光さん)からのメッセージも。

     

    多くの方が「(ゆきちゃんがここまでくるのに)平坦な道ではなかった」といったニュアンスのことを書かれていて、正直私はたいていのタカラジェンヌさんにおいて平坦な道は歩いてきてないやろと思ってしまう部分もあるのですが…。

    でも、そんな方々がつい口に出してしまう、書き留めてしまうほどのこと。

    同じ宝塚の舞台という場所に立っている方々だからこそ、ゆきちゃんの努力や芸事への心がよく見える分、トップ娘役になるという祝福も強かったのだろうな…と感じました。

     

    花組同期5人でのトーク

    退団の際、歌劇ではどなたか希望した方とトークするという企画があります。

    ゆきちゃんがご指名したのは、花組同期4人(華雅りりかさん、和海しょうさん、羽立光来さん、舞月なぎささん)。

     

    同期が集まるとどうしても昔の話になるのはどの期でもそうだな…と微笑ましく感じます。

    ゆきちゃんとびっく(羽立光来さん)が同室とは知らなくてビックリ!しかもわらび餅作ってるとかもっとビックリ!ゆきちゃん、侮れない女

     

    ゆきちゃんがトップ娘役になった時、同期の皆は支えたいと思っていたけどゆきちゃんは一人で抱え込むタイプで心配した…という話にはホロリと来ます。

    一番近い存在だからこそ、助けたいとも思うし甘えてもらいたいとも思うけれど、迷惑をかけてもいけないとも思う…というお互いの優しさというか愛からくる行動だよなあと。

    読んでいて心がぽかぽかしてくる素敵な座談会なので、ぜひとも買って読んでいただきたい内容です。

     

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    その他気になる記事など

    ゆきちゃんの退団だけでかなりハッスルしてしまいましたが、他にも4月号は色々と盛りだくさん!特に花組ファンの方であれば楽しめる内容かと思います。

     

    さよならポート

    ゆきちゃんと同時に退団する、べーちゃん(桜咲彩花さん)とじゅりあさん(花野じゅりあさん)のさよならポート。

     

    べーちゃんはビルマーヤ様風のお衣装!めっちゃくちゃ可愛くて、本当にこの役はべーちゃんにしかできない慈愛の役だったなと思います。

    じゅりあさんは袴姿しかなくて残念…。

    個人的にはボブのかつらをかぶってもらって、モガスタイルのスタイリッシュなポートを見たかったです。

    いやいやまだ間に合う!まだ撮影は出来るはず!お願いします!!!

     

    楽屋取材(CASANOVA)

    今回の楽屋取材はCASANOVA。それぞれへのインタビューも実際に演じている中(多分中盤くらい?)の話なのでより深いコメントがあり面白いのですが、やっぱり気になってしまうのは写真!

    カッコイイツーショット・スリーショットはもちろんのこと、ちょっとネタっぽいオフショットも沢山掲載されていて、それがまた面白いんですよね。

     

    驚いたのはほってぃー(帆純まひろさん)演じるアントニオがくみさん(芽吹幸奈さん)の息子さんだったこと!!ひっとん(舞空瞳さん)だけじゃなかったのね~~!!!

     

    えと文

    毎回タカラジェンヌが苦しんでいるイメージが強いえと文。

    今月はメンツが変わって第1回目でしたが、どの組も面白かったです!

    宙組の天瀬はつひさんの絵がとてもお上手でビックリしました。絵本みたいで可愛いんですよ~!!

     

    組レポ。

    組レポ。と言えばやはりきゃびぃさん(早花まこさん)なのですが、今月はもうさちか(白雪さち花さん)がすごかった。

     

    なんというか、さちかとみやちゃん(美弥るりかさん)…いや、ここはるりぴーと言うべきか。

    さちかとるりぴーの愛の軌跡が1Pに渡って紡がれていたので爆笑しました

    ていうか、さちか次から幹部部屋なんだね…!!

     

    他のコーナーも色々と面白いので買いです

    今回取りあげていませんが、まかぜ(真風涼帆さん)の5に関するコーナーとか、みやちゃんが今某ドラマにハマっているとか、相変わらず色々と楽しいコーナーがあります。

     

    また、舞台フォトは「CASANOVA(花組・宝塚)」、「黒い瞳 / VIVA FESTA!(宙組・博多座)」、「群盗(宙組・梅田DC/日本青年館)」、「CASANOVA 新人公演(花組・宝塚)」と豪華。

    特に宙組の2作品はル・サンクも出ていないので(なんで黒い瞳は出ないんでしょうね?)、舞台の雰囲気を知るためにもチェックしておきたいところかなと思います。

     

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