昨日、庄内駅にある大阪音楽大学の「ザ・カレッジ・オペラハウス」にて行われた「ドリームコーラスコンサート」を観てきました。
この催しは「阪急宝塚線ミュージック駅伝 MOT!」の企画のひとつ。
MOT!の内容を公式サイトより抜粋しますと
「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!」は、阪急宝塚線沿線に立地するホールや大学や関連する施設等が一定期間に共通テーマで連携し、音楽を軸とした場を各施設のリレー形式で「駅伝」のようにつなぎ、沿線地域を主とした地域の新しい魅力創出を目指そうとするものです。
そして、2020年度の本格的な実施を前に、本年度はそのプレイベントとして「阪急電車と音楽」をテーマとし、阪急電車の歴史や宝塚線各駅、沿線各所にちなんだ楽曲演奏や、近隣のカフェや公共スペースでのミニコンサートなど、多様な音楽イベントの展開を予定しています。
といったなんとも素敵な試み。
その中でこの「ドリームコーラスコンサート」に宝塚音楽学校の本科生が出演することと相成ったわけです。
…と偉そうに書いていますが、そのようなものがあったことなんて全く私は知らず。
情報を見つけるのが非常に上手なお友達がそのチケットを確保していたものの、やんごとなき事情で泣く泣くいけなくなってしまったため、私がピンチヒッターでお邪魔することになりました。
プログラムの内容はこちら。
関西学院グリークラブは男声合唱団で、ちょうど(?)宝塚と真逆。
第1ステージではコンクールで金賞を獲った演目が披露されました。
男声のみの合唱を生で聴いたのは初めてでしたが、女声とは違う魅力がやっぱりありますね~。優しく包まれるような声の方が多くて、とっても聴きやすかったです。
第2ステージは音楽学校の本科生たちが制服姿で登場し、合唱を披露してくれました。軽い振り付けもあって、初々しくてとっても可愛かったです。
106期は男役さんの方が多いことを初めて知りました…!!
第3ステージは再びグリークラブ。
「バーバーショップスタイル」という、4つの音域を使ったスタイルの合唱と、それにパフォーマンスを加えた、とっても楽しいエンターテインメント・ステージといった印象でした。
最後のアラジンメドレーはミュージカル風といいますか、その曲に合わせたシーンのお芝居も入っていて見応え抜群!
合唱にプラスして様々なパフォーマンスを見せてくれて驚きました。
流石創設120周年(宝塚より歴史が古い!)やな…。
また、指揮の先生がとってもチャーミングで、つい先生をよく見てしまいました(笑)。
第4ステージは、これまた再び宝塚音楽学校。
「ダンス・ステージング」だと生徒さん(どなたかはわかりません…ごめんなさい…)のお一人が説明してくださった通り、ダンスパフォーマンスが中心。
制服から衣装に着替え、明確に男役・娘役とわかるものに。
男役中心の群舞やデュエットダンスもあり、さながら「プレ文化祭」を観ているかのようでした。
さらになんと客席降りもあり!私は2階で観ていたので近くで彼女たちを見ることは叶わなかったのですが、皆さんとっても笑顔でこれから頑張ってね…!と突然親心が芽生えるステージとなりました。
ちなみに、客席には予科生の皆さんもいらしてました。
20分の休憩を挟んだ後は、大阪音楽大学合唱団の皆さん。管弦楽団の皆さんもおられて、「大劇場以外の生オケ久々や!!」とテンションが上がりました。
歌われた「Magnificat」は非常にメロディが耳馴染みよく、なんというのか現代的…オタクな私からするとゲームミュージックっぽいポップさ(表現が稚拙ですみません…)を持ち合わせていてびっくりしました。
調べましたら1990年の作品なので、めちゃくちゃ現代クラシックなんですね。
合唱とオケの調和も素晴らしく、3校ともそれぞれの個性が出ていて非常に見応え・聴き応えがあるものでした。
ラストは3校合唱の「鉄腕アトム」。学生さんがオケにアレンジされたものが演奏されて、それぞれが1番・2番・3番と歌いつぎました。
最初は宝塚音楽学校で、透明感がある高音が聴いていて心地よく、106期生のお披露目公演がとっても楽しみになりました。
続いては関西学院グリークラブで、男声ならではの力強く、でも温かみのある歌声に癒やされます。
最後が大阪音楽大学合唱団で、書き忘れていましたがこちらは混声。私がイメージする「合唱」という王道を見せてくれた感じでした。
きっとこんなきっかけでもなければ今回庄内まで出向くこともなかったですし、こんな面白い試みを知ることもなかったので、お友達には感謝感謝です。
MOT!は来年に本格始動ということなので、来年もこういった企画があるかもしれませんね。
コメント