お芝居の「眩耀の谷」もそうでしたが、こちらのショー「Ray -星の光線-」もお披露目感がもうタイトルから出まくってますね!
日はお芝居の感想(新生感を前面に出したストーリー「眩耀の谷」感想(ネタバレあり))を書いたので、今日はショーについてざくっと感想を書きたいと思います!
相変わらず一徳先生らしいショー
最初に言うのは毎度これなんですけど、相変わらず一徳先生らしいショーだな~!って感じです。
構成とか、組子たちがわっちゃわっちゃと出てくるところとか…(笑)。
しかし、内容としてはちょっといつもと雰囲気が違うかも?とは思いました。
やはりそれは映像をふんだんに使っているからでしょうか。
そういえば、去年再演された「ファントム」でも映像がふんだんに使われていましたね…一徳先生は映像を演出に入れ込むのがお上手(お好き)なのかもしれません。
今回アイキャッチに使っている画像は開演5分前に映し出されるものですが、これがなかなかの迫力で面白かったです。プロローグだけじゃなく、途中や終演後にも使われていて、楽しいですね。
ちょっと「I AM FROM AUSTRIA」的な。あれも映像がめっちゃ多かったですね。
いろんな「いいもの」をつまみ食いできる感
全体的にこのショーは一定の統一感はない、と感じました。
同じ一徳先生の最近のショー「Music Revolution!」と比較すると、MRは「音楽」というテーマがあり、様々なジャンルの音楽(ジャズやクラシック)が使われる内容になっていましたが、「Ray」はそういった1つの大きなテーマがあるわけではなく、いろいろ詰め込んだバラエティパックのような内容です。
プロローグは華やかな感じで、途中に上海マフィア的な服(あれをなんというのか、私には知識がありません…)の中詰があったり、ともすれば今年はオリンピックイヤーということもあり、オリュンポスの神々が出てくるシーンがあったり。
かと思えばスーツとハットのシーンがあったり…と、悪い言い方をすればとっちらかっていますが、いい言い方をすれば「おいしいところをつまみ食い」な内容かな、と思います。
星組はこんだけ幅があるんだよ!いろんなことができるんだよ!っていうのを見せてくれる感じで、面白いな~と思います。
全国ツアーにも持っていく演目ですから、なかなか宝塚を普段生で観られない方にもいいんじゃないかなと。
若手さんたちが多く使われているイメージ
あと感じたのは「若手の子がいっぱい出してもらってる気がする!」でした。
私星組さんの下級生の子たちはあまり判別出来ないのであれなんですが、これまでよりは若手の子を打ち出しているシーンが多いように感じました。
ぴーすけ(天華えまさん)や極美慎くんが一人で銀橋渡りしてたり…おお…となりますね…。
オリンピアの場面ではさりおくん(碧海さりおさん)が神様の一人にいたりとか。
娘役さんの出番が多めに感じて嬉しい
個人的に嬉しかったのは、娘役さんの出番が多かったこと!
ひっとん(舞空瞳さん)中心の娘役さんのナンバーがあったり、はるこちゃん(音波みのりさん)を筆頭に娘役さんたちが銀橋に出てきて歌ってくれたり…と、娘役さんも大好きな自分としては嬉しい演出でした。
はるこちゃんはてんてん(天寿光希さん)と二人で1シーン持ってたり…はるこちゃんファンとしては嬉しい限りです。
ひっとんもこれがお披露目なのに舞台上で堂々としていて、押し出しの強さを感じましたね…。なんとなく、ゆきちゃん(仙名彩世さん)がかぶりました。
これからもっともっと華やかに、大きくなっていくんやろうな…。
あと非常に個人的な好みで恐縮なのですが、娘役の皆様がプロローグでボブ~ショートヘアで統一されてまして、娘役さんのボブ(ショート)好きとしてはこれだけで100000000万点ってくらいでしたね!!!
ロケットガールのほのかちゃん(小桜ほのかさん)、舞ちゃん(桜庭舞さん)、るりはなちゃん(瑠璃花夏さん)の3人も可愛かったな…。
個人的にはほのかちゃんと舞ちゃんにはもっと歌ってほしかったですが…!!
素敵だな~とか格好いいな~という方々も多かった!
「素敵だな~」「格好いいな~」という方も多くて、見応えありました。
今回専科から2番手としてきた愛ちゃん(愛月ひかるさん)はやはりのスタイルのよさで、スーツとハットがめちゃくちゃ似合います。
ぐっと場面も締まるので、愛ちゃんが来てくれてよかったね!と思えます。でもあんまりこっちゃん(礼真琴さん)と絡んでない気がしますね。ショーでは。
今回で退団されるみつるさん(華形ひかるさん)もしっかりと出番があって嬉しい…嬉しい…。
燕尾の後下手からいらっしゃる時の青いスーツもよくお似合いです。
また、退団ではないものの今作をもって専科に行かれる万里柚美さんもフィーチャーされるシーンがあって嬉しかったですね!娘役のみの銀橋のところでもすごく楽しそうにしてらっしゃって、めっちゃくちゃキュートなんです。絡む相手がせおっち(瀬央ゆりあさん)ってところもなんか、いいですね…。
あかちゃん(綺城ひか理さん)も活躍していてよきよきです。
身長と押し出しですぐに「あ!あそこにあかちゃんいる!」ってわかるんですよね。
くらっち(有沙瞳さん)との銀橋渡りも嬉しくて…組替え正直嫌でしたけど、ここまで星組で輝いてくれるなら本当によかったな…と思います。
正直燕尾では一番あかちゃんが格好いいなと思って観ていました。ちょっとした姿勢とか角度とか、とてもキマってて素敵でした~!
デュエダンはもうちょっと激しくしてほしかった…
個人的な不満はデュエダンです。
具体的にどう不満なのかといいますと…もっと踊り狂ってほしかった!(笑)
確かに素敵な振り付けで、これから二人で頑張っていこう…な同じ方向を見据えるラストはとてもロマンチックなのですが、それまでの間に、せっかくふたりともダンスが素敵なのだから、もうちょっと激しめの振り付けをしてほしかったな~という欲が出てしまいます。
もっと見せつけてくれよ!その実力を!!という気持ちになりましたね…。
デュエダンに関してはプレお披露目公演の「ロックオペラ モーツァルト」の方が好きですね。
こっちゃんはもっと押し出してもいいと思う
あと思ったのが、ファンの方には失礼な話で申し訳ないのですけど「意外とこっちゃんは押し出しが弱いのかな…」ってことです。
ご本人も自分のこと結構ビビリと言っている(気がします)し、人として非常に謙虚な姿勢の方なので仕方ないのかな…とも思うのですが、私はちょっと押し出しが足りないのでは?と思ってしまいました。
真ん中の人なのだから、正直「俺だけをみておけ!!」っていう姿勢でいいと思うんですよね。
普段は謙虚で、ステージではオラつくって素敵じゃないですか…。
まだトップスター街道を歩き始めたばかりなので、次の作品ではすぐに「押し出し弱いとか思ってすんません!!」土下座する可能性は十分にあるんですけど(笑)。
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