昨日はいろいろとニュースがありましたね。いやはや…!!
ですが我が家はマイペース。まだ出島のことを書きたい。
この前書いた記事はいろいろとっちらかっていたので、今回で総括!としたいと思います(とはいえまだキャスト別書きたい…)。
本当にありがたいことに、なんと3回も観劇することができ、私は2月15日12時回がMy楽でした。
このときはカメラが入っていたのもあってか、皆さんの気合やアドリブ?ハプニング?もなかなかのもので(笑)楽しませていただきました!
お話全体の感想はこれまでの記事でちまちまと書いてはいますが、改めて簡単な総括と、本当に目が足りなかった様々な小芝居で気になった部分を観劇後にメモしておいたので、そちらをご紹介したいと思います。
今は亡き師匠との絆と、彼の愛を知る物語
私がこの物語を一言でいうとしたら、「今は亡き師匠との絆と、彼の隠された愛を知る物語」です。
全然カゲヤスメインじゃないじゃん!というまとめ方ですが、知ることで彼自身の罪の意識がほぐれていったり(師匠と直接話せたことも大きいですけど)、牢獄から出て外の世界へ向かうといった前向きな結末を迎えるので、こんな印象ですね。
師匠との関係性をとても上手に、丁寧に描いてくれているので…やっぱりタダタカ先生は外せません!
個人的に、カグヤと心が通じ合っていたという部分も素敵だと思います。
そして、よく似た弟子が同じようにカグヤに惹かれて、そして失恋してしまうところもニクいです(笑)。
完全なifですけど、リンゾウとカグヤが出会っていたら、リンゾウも惹かれていたのかな…?
「出島に宇宙人」という非常にトンチキな設定ですが、その設定を十二分に活かしたセットや衣装の面白さ(カラフルでサイケな衣装は大好物です!)、使用曲の幅広さなどいい方向に向かっていたなと思えます。
宇宙人がいるような世界なら、月の幻があったっていいじゃない。ウサギちゃんたちがいたっていいじゃない。そんなおおらかさを持ちながらもしっかりとお話が作られているので、「とても見やすく面白いエンターテインメント」でした。
お話自体も難しくないので、1回観ただけでも十分に楽しめると思います。
小芝居が気になりだすと難しいですが…。
気になった部分や小芝居について
ここからはバリバリネタバレを含みますのでご注意ください!(上の部分も含んでますけど)
私が「おっ?」と思った部分や、観ていて楽しかった小芝居をご紹介します。
メモをしたのが2月15日公演なので、その日のみの小芝居だった可能性もあります、ご了承くださいませ!
うさぎちゃんたちもチャンバラがお上手
カゲヤス(鳳月杏さん)とリンゾウ(暁千星さん)が出島へ向かうことになった時、久々の再会としてお酒を飲みながら思い出話をするシーン。
幼い頃のカゲヤス(蘭尚樹さん)とリンゾウ(柊木絢斗さん)がタダタカ先生(光月るうさん)から学び、そしてケンカさせられるという展開に。
その後現実でも謎の刺客?が現れ、それに対応している二人の奥で…見守っていたウサギちゃん二人(アルテミス/菜々野ありさん、セレネ/詩ちづるさん)も二人でチャンバラをしています。とってもキュート!
さらに、幼いカゲヤスとリンゾウも対応出来るようになってるんです!
メインの二人の後ろなので見づらいですが、幼い二人の成長を感じられる部分にもなっています。
その後、面白くなってきた!と出島に楽しそうに向かうカゲヤスを見守るタダタカ先生の優しい笑顔も○。
シーボルト先生は宇宙人?
出島に向かうとそこは、ディスコだった…。
ではありませんが、科学力が非常に発達した未来都市になっておりました。
そこで出会ったのが宇宙人と噂されるシーボルト(風間柚乃さん)。
彼が話している間、カゲヤスはついてきた幕府の二人、タダアキラ(紫門ゆりやさん)とヌイノスケ(英かおとさん)に、シーボルトの耳を指差して「(このとがった耳)にせもの!!にせもの!!」と連呼してました(笑)。
その後、リンゾウはシーボルトに「学問の匂いがしない」と研究室への招待を拒まれてしまいます。対してリンゾウは「最近はシカとしか話してないからなぁ~!」と返しますが、結局研究室には行けず。
カゲヤスのみを連れて戻るシーボルトが合流するのはメイド、ヘレーネ(蘭世惠翔さん)の元。
この時、二人でちょっとシカっぽいポーズ(ツノ!みたいな。ヘレーネは「しか~!」って言ってました)をするのがかわいいんですよ。
追い求めるのもうさぎの勝手
シーボルトの研究室でカゲヤスとタキ(海乃美月さん)が出会います。
またこの登場シーンがとってもキュートなのですが、その歌もキュート。
耳に残る「うさぎの勝手♪」がとてもよいです。
が、歌詞をよくよく聴いてみると「月に住む人は年を取らない 死ぬこともない そんな話に惑わされ 追い求めるのもうさぎの勝手」(正しい歌詞ではありません!)と、まるで「うさぎ=地球人」の視点で書かれているように感じられます。
あとはうさぎがはねてなんたら~と、月に近づこうとするというか、知りたいと思う好奇心や知識欲をあらわしたような内容もあったのですが…ちょっと記憶が。
また、こっそりとそこにいるタダタカ先生。久々に恋人の顔を見られてご機嫌だったのでしょうか?これまたニコニコされていました。
またまたうさぎちゃんズがかわいい
カゲヤスの、師匠タダタカとの回想シーン。
リンゾウとケンカしてしまい、仲良くしたいのになかなかうまく行かないことに悩んでいたカゲヤスは、それをタダタカ先生に見抜かれます。
カゲヤスを元気づけようと、タダタカ先生が話したのは月の都について。
「月には、えらい美人な女が住んでるんだ」と話したとき、それを聞いていたうさぎちゃんズが喜んでいて、とってもキュートです。
さらに蓬莱の玉の枝の話もし、それを見せてもらったカゲヤスは落ち込んでいたことも忘れてニコニコに。それを見た先生が「頑張って作ったかいがあったぜ」と言うのですが、それを聞いたアルテミスちゃんがむくれてしまいます。これまたかわいい。
秘密を持った二人
カゲヤスがタキ(カグヤ)にレンズに彫った地図を見せた後、月の住人であるカグヤに対してカゲヤスは興味が尽きません。
矢継ぎ早に質問を飛ばしますが、カグヤはそんなに一気に質問には答えられないわ、と返し、さらに「あなたも言えない秘密の1つくらいはあるでしょ?」と問い返します。
それに対してカゲヤスは「ああ…」と。
また、ティーパーティー潜入時に「万事解決したら(もっと言い方は違いましたがど忘れ…)言いたいことがある」とカグヤに伝えます。
多分、カゲヤスが言いたかったことは…。
この時にカグヤも「私もよ」と言うのですが、これはなんのことだったんだろう…蓬莱の玉の枝の秘密かな?
きちんと書かれたラブレター
少々前後しますが、リンゾウはタダタカ先生が作った蝦夷の地図を、ヌイノスケの着物の中に隠していました。
シーボルトの右腕であるチョウエイ(彩音星凪さん)におもてなしを受けた幕府の二人は、着物を没収され洋装へと変更。
その着物はシーボルトの手元に行き、出島市民を「ティーパーティー」にお誘いする時に着ています。これは笑った。
着物がということは、当然地図も…。
リンゾウ(とカゲヤス)をおびき寄せるためか、シーボルトは地図もチラリを見せてくれるのですが、きちんとその地図にも月の言葉が書かれています。
これはアドリブ!?ハプニング!?
芸達者なお騒がせ江戸市民の3人、エドゾウ / デジゾウ(佳城葵さん)、エドミ/デジミ(白雪さち花さん)、エドハル/デジハル(春海ゆうさん)。
2月15日公演にて、かすていらを食べに行く話が終わり下手にハケようと思ったらその時!デジミさんが「あら、何か落ちてますわよ」と指摘。
デジゾウさんが「シーボルト様からもらったお花(多分?)が…!」ここで会場が笑いに包まれます。
その後もデジハルさんがなんとかしてあげようとしたり、後ろの面々と何かしらやりつつハケていきました。私の席からは本当に落ちていたのかわからなかったので、もしかしてアドリブなのでは!?とちょっと思っています(笑)。だって芸達者3人やからできそうじゃないですか…。
余談ですが、デジハルさん提供の夕食はこの日は「ちゃんぽん」でした。
他の2回は「トルコライス」だった(気がする)ので、たまたまこの日だけなのか、ある程度のルーティンなのか気になる~!!
シーボルト先生のポーズを学ぼう
ティーパーティーにはもちろん幕府の二人も潜入。
ヌイノスケは出島市民から、シーボルトポーズ?なんていうのでしょう…あのピースのポーズを習っていました。
見た感じ、入りは2本の指(人差し指と中指)はくっついた状態で、引く時にかけて指を広げていく感じ…な気がしますね。
雑でアレですが、絵も描いてみました。こんな感じ。

真剣に学んでいるヌイノスケが微笑ましかったですね。
演技力の賜物でキャラ変すごいですけど。
先生は笑わない
1幕ラスト、カゲヤスとリンゾウが対峙。
その時のタダタカ先生の顔は厳しく…弟子同士で争ってほしくないのかな…と感じてしまいますね。
月だから?
2幕最初、カゲヤスとタダタカ先生の再会からお話はスタートします。
先生に促され遠い記憶を見ることになるカゲヤス。
月の都の住人たち(?)が踊り歌いますが、「悩みは尽きない」という歌詞のところの振り付けは、シーボルトポーズの入り部分と同じ。「悩みは2(つ)きない」、なんでしょうね。
ツクヨミさま…こわい?
2幕は途中まで回想シーンが多く、カゲヤスはそれを見守る(鑑賞する)スタイルになります。
カゲヤスの横にはうさぎちゃんズがいて、二人と何やら会話をしているのですが…
ツクヨミ様(梨花ますみさん)が出てきた時にはちょっと表情を変え「あれか~…」みたいな反応。噂に聞いてたあの人ね、みたいな感じでしょうか。
私が見て読唇した範囲では「こわい」と言っていたような…(笑)
うさぎちゃんズたちもツクヨミ様の厳しさ?怖さ?をカゲヤスに伝えていたようですし、おっかないイメージを持つことになりそうですね…!
リンゾウの謎の動きは…!?
2幕では、リンゾウは扇動者となり、カゲヤスとシーボルトは敵であると出島市民を丸め込みます。
舞台前方で芝居が行われているその後ろで、リンゾウと出島のみんなの決起集会?が行われていますが、その時のありちゃんの動作が面白くて。
いとまきまき~なポーズから、手をひらひらさせて上から下へ、「キラキラ~」な振り付けになっています。
なんとなく、雪組さんの「SUPER VOYAGER!」を思い出すような振り付け。
いや、それとも糸まきまきなところはもしかして「I AM FROM AUSTRIA」なのか…!?と、いろいろ想像させてくれる面白いアクションだな~と感じています。
小芝居好きにとっては夢のような作品
いやはや、めちゃくちゃ長くなってしまいました…。恐ろしいですね。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
この作品はちなつちゃんの東上となる記念の作品でありつつも、後ろの小芝居がいろいろと面白くて、本当に「目が足りなくなる!」と叫んでしまうレベルの、私好みの作品でした。
だからといってちなつちゃん(カゲヤス)がないがしろにされている作品どころか、ちなつちゃんのための作品!と言って過言ではないレベルのものです。
なんというか、谷先生のちなつちゃんへの愛を強く感じます(笑)。
ちなつちゃんの主役力、真ん中力がかなり強くなっているのを感じましたし、今後また、何かの形で主演を演じてくれないかな…なんてよくばりな気持ちにさせてくれるくらい、満足度が高かったです。
東京は観劇出来ませんが、もっとブラッシュアップされていくことでしょう。
スカステなどで映像が出るのが楽しみです。ブルーレイもできれば…欲しいな!
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