【月組】改めて月組生のお芝居が好き!「出島小宇宙戦争(2020.02.14 12時)」(ネタバレあり)

月組
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出島小宇宙戦争」2月14日、12時公演を観劇してきました。

前回の記事はネタバレなしだったので、今回はネタバレ要素も含んだ感想を書きたいと思います。
幸いにもあと1回観劇出来るので、総まとめは明後日くらいにでも。

しかし、改めて思いましたが本当に月組生のお芝居は私にとってめちゃくちゃフィットして、観ていて楽しくてたまりません。
だからこそ、りおちゃん(明日海りおさん)のお芝居に惚れたんだろうなあと改めて感じますね。

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1回目も楽しかったけど、2回目はより楽しめる!

1回目の観劇もとても楽しかったです。
私が観劇するときについ上から目線でチェックしてしまうのは

  • お話がわかりやすいか(1回である程度理解が可能か)
  • 宝塚感があるか(セットやお衣装に夢があるのが好きなので…)
  • 観たあとに「よかったなあ」と思えるか

の3つなのですが、この作品は私にとってすべてを満たしています!(満たしていない作品だなと感じるものの方が少ないですけどね)

特にお話はミステリー部分がありながらも内容自体はシンプルなので、1回観ただけでは「あれ、どういうことやったんやろう…?」という疑問が少なくて○。

そして、2回目では1回目ではなかなか観ることができなかった部分をジロジロと観察できます(笑)。
特に今回のような別箱、かつチケット難な公演では非常に贅沢な話ではあるのですが、1回目でざっと全体を見渡し、そして2回目で「あの時、あの人はどういう表情をしていたのかな?」とチェックすることが出来るので、複数機会があったのは本当にありがたいです。

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本当に目をどこに向けていいかわからない!

というのも、本当に目をどこに向けていいやら…という感じの構成になっているからなんです。

別にとっちらかっているわけではなく、この作品では「回想とそれを観るキャラクター」というシーンが非常に多いため、「どうしよう!回想の方みようかしら、でも…」と観客に迷いを与えてくるのです!

具体的には2幕、カゲヤス(鳳月杏さん)とタダタカ(光月るうさん)が夢?月?で再会するシーン(多分空に月が浮かんでいますから、月ではないのでしょうね…)。

タダタカとカグヤ(海乃美月さん)の出会いや二人が惹かれるまでの過程を、舞台上手でお二人が演じておられるのですが、それを見守るカゲヤスとラブリーなうさぎちゃん…しかもかわいいうさぎちゃんにお酌までしてもらっているんですよ!!!

お酒を飲んで「うん、美味い」とかいっちゃってるんですよ!!(読唇レベルだけど)月のお酒がうまいのか!?それともうさぎちゃんがかわいいからうまいのか!?カグヤちゃんだけじゃないのか~~!!!??(一息)と、いろいろと見どころがあるんですよね…。

どの組のお芝居も、特に下級生は自分たちで名前や性格を考えてそれに準じて演じられています。
だからこそそういう部分を観たい!と思ってしまうのですが…いやはや。

別箱なら出演人数も少ないし把握出来るのでは?と思いますが、ばってん、できません…。

どうなんだろう?と想像の余地が残るのも魅力

またシナリオのお話に戻ってしまうのですが、この作品は設定などについて「必要十分」なレベルでしか語られていません。

例えばどうやって月から地球に来るのか(そもそもそんな技術は地球人は作れないのでは…?!と考えてしまうんですけど、私たちが住んでいる地球とは違うからな~)や、月の住人の生態(すべて女性で、男性はいなさげですよね)など全く語られていません。

だからこそ「どういう人達なんだろう」「もしかしてこういうことかな?」と観た後に妄想・想像する余地があり、私のツボを刺激してくるのです。

そして個人的に裏主人公だと思っているタダタカ先生。

彼はカゲヤスが蓬莱の玉をすりつぶしたものを入れた酒を飲んだため、毒によって亡くなってしまいます…が、本当に死んでいるのか?もしかしたら生き延びているのでは?…と観劇された方はちょっと考えるのではないでしょうか?

まあ私は考えているんですけども。
今日みたのに既に記憶がおぼろげで悲しいことしきりなのですが、確か飲ませた日は新月ではなかったはず(背景の月は新月ではなかった…と思う)。

なので実は死んでおらず、不老不死となっていつの間にか月にまで行っちゃったりしてるんじゃ…?とか。

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フィナーレがとりあえず素晴らしいやつ

初回に書いた記事(【月組】「出島小宇宙戦争」はコメディ!?いやいや上質ファンタジックミステリー!)でも言っているのですが、フィナーレが本当に素晴らしいやつなんです。

最初にくらげちゃん(海乃美月さん)が娘役さんを従えての群舞っていう入りがまずいいです。
娘役さんにもしっかりと出番がある!素晴らしい!
しかも踊りがまた格好いいんですよ。娘役さんは可憐で可愛らしい踊りであることも多いですが、「かっこいい娘役」といった雰囲気がたまりません。

そしてそこからのデュエットダンス。よき。
ナウオンだったかな?でもご本人たちが話していましたが、本編での動作と同じものが入っていて「ああ、これこのシーンだ~!」と思わせてくれるのがまたいいんですよね。

もしかしたら不老不死になったかもしれないカゲヤスとカグヤの数百年後の…とか妄想できます。

続いては男役さんたちがざっと登場し、ちなつちゃんとくらげちゃんを包むように半円形に立ちます。

そこでくらげちゃんがすぐにハケるかと思いきや、まだまだ踊る!
ここもとても格好良くて、なんというか…スパイ夫婦?みたいな印象です。
ちなちゃんの首に足を絡めたりと、セクシーな振り付けも、くらげちゃんのダンスの上手さでとても美しく上品になってます。

その後は男役群舞へ!この振り付けは本当に…こういっては何ですがとても「花組らしい」振り付けになっています。「そういえば花組でこれだけ踊っていたなあ~…」と思わせてくれますね。
そしてフォーメーションダンスから漏れ出たイワシありちゃん(暁千星さん)とおだちん(風間柚乃さん)と3人でピアノソナタ「月光」に乗せて。

そして最後はソロでダンス!おお…ここまで…と感動させてくれる素晴らしいシーンです。
横に座ったお友達もそりゃ泣きます。

毎回のご挨拶もかわいい部分

なんだか本編のネタバレというよりはフィナーレのネタバレになっていますが、キャスト別感想で本編部分には触れたいなと思っておりまして…。

そうだ!忘れてはいけないのが毎回のご挨拶です。

別箱公演はちょっとしたご挨拶がついているので、観ている側としてはちょっとお得な気持ちになります(笑)。

10日のときは「この日が唯一の1回公演です」と言っていたかな。多分初日も1回公演だと思うんですけど…。ま、まあ、初日以外って意味でしょう!多分。

また、この日は御園座公演「赤と黒」の初日でしたので「本日は御園座公演も初日です。今頃…(腕時計を見るジェスチャー)やっていると思います。あちらに負けないようにこちらも頑張りたいと思います」的なことを言っていました。
そんなちなちゃんをニコニコしながら見ていたゆりちゃん(紫門ゆりやさん)がかわいかったです。

今日の11時公演は「本日はバレンタインデーなのに、出島を選んでいただきありがとうございます」でした。むしろバレンタインデーだから来たんだが!?と反論したかった女性ファンの方も多かったのではないでしょうか…(笑)

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