9月3日に続いて、9月9日の11時公演も観劇してまいりました!
前回は笑って泣いてとさせられましたが、今回も同じく。
千秋楽に向かってのエネルギーが強まっていて、アドリブも強かったように感じました。
様々なハプニングがあった9日公演
私が見た11時公演は、色々と楽しい、見ていてお得なハプニングがあって面白かったですね~!
これぞ生の舞台の醍醐味!という感じ。
ゴミ箱が……!!
1幕、ヤスの部屋に銀ちゃんが小夏を連れてやってきて、引き取ってくれないかと頼むシーン。
銀ちゃんはゴミ箱を椅子代わりにし、最後は埠頭の係船柱のごとく足を置くところがありますよね。
勢いよく足を置こうとしたらなんとゴミ箱が転がってしまうというアクシデント!
「どうする!?」と皆が思った中……銀ちゃんはヤスにゴミ箱直すのはおめぇの役目だろ?と言わんばかりの顔をしていて、一同爆笑!
ヤスも「すみません!」と言いながら直してて。いや~いいもの観ました。
思わず小夏ちゃんも笑いが続いちゃって、その後はちょっと皆笑いながらやってました(笑)。
あの時は全体的に皆(会場全体が)笑いの線がゆるくなっていたような気がします……!
朋子さんの……!!
朋子さんが銀ちゃんを振り回しまくるデートシーン。
最初にノリノリで出てきた朋子さんでしたが、勢い余ったのかネックレスが落ちてしまいました。
後からやってきた銀ちゃん、もちろんそれをさりげなく拾って紙袋にIN。
自分が転がるときも、外に出てしまっていないかをちょっと確認しつつ、格好良く?エスコートしておりました。
アクセ関連は外れるトラブルはつきものですが、なかなか勢いよく落ちてて印象的でした(笑)。朋子さんはスピードがある。
おはしが……!!
2幕、銀ちゃんがヤス以外の子分たちを連れて焼き肉に行くシーン。
ここはアドリブの宝庫になっていますが、この日は銀ちゃんの言うことを皆がマネするというスタイルでした。
その中で、勢い余ってお箸が1本ポーン!と飛んでいってしまって……。
ああいうのって本当に偶然と偶然の奇跡というか、そんなうまいこと飛ぶ!?
その後、ヤスのための骨付き肉を持ってきてもらうためにおかみさんを呼んだ際、「あと新しい箸も」と注文していました(笑)。
この回はなかなかに笑いの神さまが降りてきてくれていたような気がします。面白すぎる!
他にもアドリブはちょこちょこありました
記憶に残った3つのハプニング以外にも、監督が去っていくときに「カニ缶食べよ~」と言っていたり、ちょこちょこと面白いアドリブがあって。
カンパニーが余裕を持って楽しめる雰囲気だったのでしょうね。
あとはコメディ部分も多いから、アドリブがしやすいってのもあると思います。
少なくとも3日に観劇したときよりは色々と濃くなってました(笑)。
10日の千秋楽はちょっとおとなしめ…!?
正直、観劇の翌日という事もあってライブ配信は見るかちょっと迷っていたんです。
しかし非常にお芝居のクオリティが良かったこと、千秋楽ならではのアドリブなんかもあるかな?という下心もあって、観ることにしました!
アドリブの嵐になるか!?と思いきや、意外にも基本に忠実な演出だったという印象です。
ご挨拶でスカステの撮影、ブルーレイ収録ということだったので、あまりにはちゃめちゃな状態にするよりは、きちんとした基本のものでいこう!っていうことだったんでしょうね。
(それでも焼き肉のシーンは楽しそうで、よかったよかった!)
最後はマイティー(水美舞斗さん)の声が枯れ気味に聞こえていて、まあそりゃ毎日あんだけ叫んでたらそりゃ枯れるよな……と思いつつも、千秋楽まではきっちりと保つその調整力に、さすがの中堅みを感じます。
この前朝日新聞の記事を観ていたんですが、もう彼女も研13なんですってね。マジかよ。
もう100期の子たちが研8ですもんね……年とった……。
最後だからと一人ひとりの紹介もあり、こういうところがマイティーの魅力なのよね!
小劇場ならではの人数なので、紹介しやすい点もいいですよね。
とはいえ、カメラワークがちょっとよろしくない……。
配置されている台数が少なかったり、観客の方々が立っているので仕方ないのかもしれませんが、一人ひとりちゃんとお顔を写してあげて~~!!!と思いました。
タカラヅカニュースで放送されるでしょうから、その時にはキレイに編集されているといいな。
締め付けられるところもあったけど、とてもよかった作品でした
今回初めてと言っていいほどじっくりとこの作品と向かい合ったのですが(演じる人みたいな言い方)、とてもよかったです!
今の時代に合わない部分もたくさんあるし(これでもかなりマイルドになったんだろうなと感じますが)、やっぱり小夏ちゃんはだめんず・うぉ~か~だなと思うし(笑)、銀ちゃんはなんだかんだでクズやなって思うし、ヤスも辛かったんだろうなでもクズなとこあるなって思うし……。
一筋縄ではいかないというか、観ていて心がぎゅっと締め付けられるようないたみを感じることも多かったです。
だけど最後に笑って、まあいいか!って思えちゃう潔さもある、そんな舞台だったなと思います。
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