ちなつちゃんの居方のルーツが感じられた「スター・ロングインタビュー #71 鳳月杏」感想

月組
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ちなつちゃんの居方のルーツが感じられた「スター・ロングインタビュー #71 鳳月杏」感想

5月1日がファーストランだった、スカイステージの番組「スター・ロングインタビュー#71 鳳月杏」を拝見しました。

ちなつちゃん(鳳月杏さん)の淡々としつつも柔らかい声色で進んでいくインタビューは、それだけで人柄を象徴しているかのようでした。

色々と内容が濃くて面白かったので、スカステに加入出来ない・されていない方はそのうち配信されるオンデマンドでぜひご覧になることをおすすめします。

 

現在はすでに月組生ですが、インタビュー当時は花組生だったちなつちゃんのロングインタビュー。その感想を簡単にではありますが書き留めておきたいと思います。

(文中のちなつちゃんのセリフなどはめっちゃニュアンスです

でも、ぜひ番組を見てください!!!

 

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    入団前のおはなし

    入団のきっかけや音楽学校時代のエピソードからスタート。

    面接時の「今までにないほどの大きな声を出して1分間アピールした」というエピソードは微笑ましくて笑ってしまいました。ちなつちゃん、大きな声でなさそうやもんね…。

     

    学生時代は授業が楽しすぎて仕方なく、今思えばもっと吸収しておけばよかった…という後悔も。

    やっぱり憧れの場所で、歌を歌ったり踊ったり出来るのはすごい楽しいことなんでしょうね。

     

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    新人公演時代のおはなし

    新人公演時代のお話も。

    ミーマイ・エリザ・スカピン・ロミジュリ・ベルばらといった錚々たる作品に新人として出演していたちなつちゃん。こう並べると当時の月組の演目すごいな

     

    スカピンの新人公演の主演は、当時研3だったたまきち(珠城りょうさん)。

    新人公演の主演が下級生になるのは初めてで、これまでは主演の方についていく気持ちだったが、この時はたまきが(トップになった)今よりももっとあわあわしている感じだったので、主演の方に何かあった時にも問題ないような居方であることが大事だと学んだ」という言葉が印象的でした。

    他人を通して自分を客観的に観るほうがやりやすいと感じた」というのも、なんとなく今のちなつちゃんの居方から感じられるといいますか、非常に彼女に合っているもの(舞台)の見方なんだろうなと納得出来るものがありました。

     

    ロミジュリの「死」も大きな影響を与えたと。

    語らない役で、動きにも演者に自由を与えられている部分が多いので、自分の引き出しやセンスが問われた」と語っていて、しゃべらないけれど表現をするという難しさ、面白さを学んだそうです。

    エリザの黒天使もそうですよね。ダンサーさんに特に人気があるイメージのこの2役。

     

    そして「ベルサイユのばら(オスカル編)」のアンドレ。

    りおちゃん(明日海りおさん)の花組への組替えが決まっていたこともあり、学べることはすべて学ばないと!という気持ちで挑んでいたそう。

    数年の時を経て、FOCUS ONで再会(?)しましたね…!

     

    月組時代のおはなし

    月組時代で自分に影響を与えたのは「春の雪」と「月雲の皇子」の2作品。

    鳳月杏というタカラジェンヌからこの2作品が外せるわけがない!という感じですよね。どちらも本当に素敵でした。

    特に「月雲の皇子」はカンパニーとしてひとつの方向を向いていて、舞台をみんなで作り上げることの楽しさを知ったとちなつちゃんは語っていました。

     

    花組時代のおはなし

    15年に、月組から花組に組替え。

    不安や心配もあったけれど、何が不安で何が心配かわからずに最初の1年を過ごした気がします」と言っていたちなつちゃん。

     

    花組に組替えして最初の作品は「カリスタの海に抱かれて」。

    りおちゃん演ずるカルロとしか関連がない役だったので、すごくのびのびとやることが出来たと笑っていました。

    でもいい役なんですよね、マリウス。憎めなくてかわいい。

     

    その後初主演作となる「スターダム」をはじめ、花組生として出演した作品についてそれぞれコメントをされていました。

    これまでやっていた役をこうしてまとめられてみると、ちなつちゃんって役替わり多いんですよね

    アーネスト・ミーマイ・あかねさす…と花組にきてから3作品で役替わり。

    役替りは大変だった…と語っていましたが、それと同じくらいしんどそうだったのが「金色の砂漠」のジャハンギール王。

    この作品はりおちゃんやかのちゃん(花乃まりあさん)も命削ってましたし、皆大変やったんやろうなって思います(笑)。

     

    謙虚に学ぶ姿勢が強く感じられたインタビュー

    これまでの歩みを振り返るに当たって、ちなつちゃんは特に下級生時代で毎回のように「こういったことを学んだ」と明確に覚えていて、そして次には学んだことを活かそう!と努力されていたことがわかります。

    もちろんすべてのジェンヌさんが同じように学び、それを次に活かすという行為を当たり前のようにされているとは思うのですが、今回のインタビューでは内容をとっても具体的にお話してくれるので、それを聞きつつ昔の作品からまた観なきゃ…!みたいな気にさせてくれました。

     

    途中「自分は身につくまでが遅く、人よりも努力が必要なことがわかった。でもペースは崩さない(無理しない)ようにしようと思いました」と語っていて、そこはめちゃめちゃちなつちゃんらしいなと。

    見た目のスマートさもあってか、器用でサラっとこなすイメージがありますがそんなことはなく結構不器用よりで、それを自覚しているけどマイペースにやるで!っていうところ、個人的にはめっちゃ好きです。

     

    そして謙虚な人柄と、いつまでも学ぶ姿勢を忘れない、そして常に新しい刺激を求める。そんなちなつちゃんだからこそ今とても多くのファンの方がついているんだな、と改めて感じさせられました。

     

    月組に行ってももちろん応援しますし楽しみです!

    しかし、前半で2回ラストで1回、BGのフィナーレ映像を差し込んでくるのはなんだったのでしょうか。

    特に前半非常に短いスパンで2回差し込まれたので、ラストの差し込みで笑ってしまいました。もうちょっと映像色々あるやろ!!!

     

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