【雪組】「壬生義士伝/Music Revolution!(宝塚)」ざっくり全体感想。心に沁みるお芝居でした

雪組
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6月13日11時公演及び6月14日13時公演、なんと2日連続で今回雪組さんの「壬生義士伝/Music Revolution!」を観劇してきました。

遠征と花組さんを観劇する時以外で2日連続で宝塚に行くなんて初めてです!

…というわけで、最初はざっくりとお芝居とショーに関する感想を。ネタバレはないので、まだ観ていない!という方でも大丈夫です。

とはいえ公演も後半戦に入っていますね…。

 

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「壬生義士伝」は「和物の雪組」に相応しい王道日本物

まずはお芝居「壬生義士伝」から。

「和物の雪組」と長く言われていますが、それに相応しい王道の日本物の作品だと言えると思います。

私は新選組も詳しくないですし(メインの方のお名前を知っている程度のレベル)、浅田次郎先生の原作も拝読していませんが、非常にテンポよくお話が進み、「わかりづらい」「ついていけない」と感じる部分は一切ありませんでした。

 

多分、お話の展開上削らなければならない部分は多かったのかと思います。

そこをストーリーテラーである専科の凪七瑠海さん演じる松本良順がうまいこと繋いでくれる…と言いますか、必要な情報を過不足無く伝えてくれたおかげですっと物語に入っていけた印象がありました。

 

田舎から出てきてもその清廉さを忘れない吉村貫一郎(望海風斗さん)はすごく爽やかでしたし、その竹馬の友である大野次郎右衛門(彩風咲奈さん)は正直このお話で一番好き!というくらい。

もちろん寛一郎としづ(真彩希帆さん)の離れていてもほどけることがない太い絆も非常に泣けますし愛しい部分であることは間違いないのですが、寛一郎と次郎右衛門の友情の方が泣けてしまいました。

 

なんというか、昔の日本の「情」という豊かな感情と、その時代だからこその切なさ、世知辛さが出ている、心に沁みる素敵な内容のお芝居でした。

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「Music Revolution!」は個人的には…

ラストの涙涙、からのショー。

結論から言ってしまいますと、個人的にはそんなに…です

といいますのも、私もともと中村一徳先生のショーは肌に合わない部分がありまして。その理由は「人数が多すぎる」ことです。

 

プロローグ、中詰、ラスト(だいたい男役群舞ちょい前)は組子が総出でパフォーマンスするのもいいと思っているといいますか、だいたい宝塚のショーってそのような形で出来ていると思っています。

しかしですね、一徳先生のショーって基本的に板の上にいる生徒さんの人数が果てしなく多い

もちろんたくさんの生徒さんを板の上に乗せてあげたい、という気持ちはめちゃくちゃ素晴らしいと思いますし、素敵なことだと思います。

が、どのシーンも大量に人がいるととりあえず視線が散る。どこを見ていいのかわからなくなってしまいます。

 

例えば私なんかであれば、ある程度雪組さんの面子はわかるので「あのひとはここにいる!」「あの子がこんな場所に!」と楽しむこともできるでしょうが、あまり宝塚を見たことがない方からすれば「とりあえずめっちゃ人数いるけど誰見ればいいの?」っていう感じになってしまうんじゃないかな…と思ってしまいます。

 

また、大人数で圧倒する形もメリハリがあってこそ。

出てくる人数が少ないシーンもあるからこそ大人数のシーンが輝きますし、その逆もしかり。

一徳先生の場合は7割くらい大人数なのでメリハリを感じづらく、自分からすれば「いつまでも大人数」「中詰だけど中詰感があんまりない」という感想になってしまいます。

 

あと、「Music」だけどあまり歌はなくてどちらかと言えば「Dance」だったのも…。別にダンスが嫌いとかいうわけではなく、思ったより歌がなかったなーっていう印象です。

ダンス自体はとてもかっこよかったですし、文句なしです!中にはかなり激しいものもありましたし、皆さん体力あるな…すげーな…とひたすら感心しきりでした。

とくにひとこちゃん(永久輝せあさん)、細いのに…!とちょっと心配になるくらいでした。

個人的にはあゆみさん(沙月愛奈さん)が活躍してたのでGoodです。
あやなちゃん(綾凰華さん)とあがたくん(縣千さん)のシンメは個性が違っててよきよき。JAZZの場面格好よかったです。

 

まあ、うだうだ書いてますけど89期3人が絡むシーンがあるので+89000000000点ですけどね!!

ほんまこういうのありがたい。ありがたい…。

 

中詰でカチャちゃん(凪七瑠海さん)が着ている服の色合い、ちょっとカサノヴァさんのカーニバルの時の服に似てるよね!?とか思う面倒なオタクなのでした。

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