昨日は梅田まで「ON THE TOWN」を観にいってきました!
この作品は今年の1月(たしか)に東京国際フォーラムで行われたたまきち(珠城りょうさん)&さくらちゃん(美園さくらさん)のプレお披露目公演となっており、プレお披露目公演あるあるな半年後の再演(これ再演扱いなのかな?)です。
私は国際フォーラムには観にいっていなかったのと、ブロードウェイ版も観ていないのでこれが初「ON THE TOWN」です。
情報もほとんど仕入れておらず、水兵さん3人がニューヨークで遊ぶイメージくらいしかありませんでしたが、とっても楽しめました!
実は明日役替りパターンを観に行く予定なので、キャスト別はそれから書こうかな…と思います。
「海外ミュージカル」ってこうだよな…な印象
この作品は、私にとっては「海外ミュージカルってこんなかんじだわ!」と思えるものです。決してバカにしているわけではありません!
非常に知識が乏しい私にとって、海外ミュージカルってお話の進行よりもダンスシーン・歌うシーンが長い(メインである)イメージがあるんですね。
海外でもエリザベートは歌でお話が進むので(あれはウィーンですけど)ちょっとまた捉えている印象が違うのですが。
「ON THE TOWN」もそんな感じで、お話はちゃんと進みますがひとつひとつのミュージカルナンバーが非常に長く、そして豪華。
お芝居仕立てのショー…までは行かないかもしれませんが、「芝居の間に歌・ダンスが挟まる」のではなく「歌・ダンスの間に芝居が挟まる」印象を受けました。
ただ、個人的に1幕で少々テンポが悪いと感じる部分もありました。初見だからかも?
また明日観るので確認してきたいなと思います。
お話はみんながハッピーになるので観てて楽しい
ストーリーはみんながハッピーになるので、観ていて正直「こっからどうなるんだろう…」というハラハラ感には欠けますが、「どういう風にオチ(関西風)るのかな」というワクワク感があります。
なんていうんでしょうか…私にとっては「スナックとお酒をお供に楽しみたい」そんなミュージカルです。
ナンバーも素敵ですし、また作中でみんないっぱいお酒を飲むんですよ!シャンパンとか!
そんなん!私も飲みたい!!ってなるんですよ…!!
一緒にお酒を飲んで、一緒に楽しんで、一緒にゲイビー(たまきち)の恋を応援したい!そんな感じです。
一部大変そうな方はいますが(警官さんとか…)、基本誰も不幸にならないハッピーなお話だからこそ、お酒を飲みながら一緒にワーワー言いたくなるんですよね。
女性たちが強い…強い!
そしてこの作品、女性たちが沢山出てくるのですが、みんな強い。
強いというか、したたかですね。またそれが面白くて、ついついステレオな感じで「アメリカだわぁ~」と言いたくなってしまうのです。
この作品では水兵さん一人につきそれぞれヒロインがつくのですが、その3人共が個性が違い、アクも強い(さくらちゃんが演じるアイビーが一番普通かな?)。
さらにサブとして出てくる女性たちもめちゃくちゃ強い。アクが。
でもそれがまたいい味を出していて、物語のテンポを良くしていていいんですよね。
宝塚はどうしても男役が多い(メイン)作品になってしまいますが、この作品みたいにヒロインも沢山出て活躍するやつ、オリジナル作品で観てみたいですね。
生演奏がめっちゃいい!
演奏が生演奏で、それがめっちゃいいんですよ!これは本当に大きなポイント!推しポイントです!
舞台の前にオーケストラピットを作り、そこで演奏されています。大劇場で言うと銀橋がなくてピットになってる、みたいな感じですね。
小さな銀橋はありますが。
私は2階席から観劇したので、ピットもよく見えて満足です!
録音したものと比較していないのでこういうのを言うのはアレかもしれませんが「やっぱ生演奏はいいわ~!」って言いたくなるレベルでした。
しかも終演後にオマケ?みたいに、演奏してくださるんです!なんて素敵なオケの方たち…!!とっても贅沢な気持ちにさせていただきました。
ライトでハッピーな24時間を楽しむ作品
この作品は、水兵さんが24時間だけニューヨークで遊べるという前提での、たった1日の楽しい思い出を作るという、テーマとしてはライトなお話だと思います。
まあ、「ほんまに24時間~!?」と言いたくなるほど濃い出来事が多いのですが(笑)、ゲイビー、オジー、チップの3人と一緒にニューヨークを駆け抜けるように楽しむことが出来る、素敵な作品だと感じました。名所はそう出てこないんですけど…。
また、生演奏も本当に素敵なので、これはぜひ劇場で観ていただきたい!と強く感じました。
「行こうかな~」と悩んでいる方はぜひぜひ!
コメント