【スカステ感想】黒燕尾に対する各人の想い 花組「ステージ・ドア#13」感想・まとめその4:ショーについて(その2)

花組
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黒燕尾に対する各人の想い 花組「ステージ・ドア#13」感想・まとめその4:ショーについて(その2)

「ステージ・ドア」のまとめ・感想も4つまできました。5回予定なのであと2つです!

ちょっと観劇などで間があいてしまいましたが…とりあえずやりきるぞ!2019年の目標です!

今週末には横アリの特別番組が放送されたり写真集が出たりと、どこか6月に心が戻ったような感じもありますが、そちらの感想はまた改めて書けたらなと思っています。

 

さてさて今回はショーの最大の涙ポイントと言えるでしょう、フィナーレの黒燕尾にまつわる部分のまとめ・感想となります。

各関係者のお話を聞いているだけでも心の奥がじんわりしましたので、あとから自分で見返せるように残します(だいたいこのブログ全体に当てはまるやつ)。

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    稲葉太地先生が語る、エンビでの踊りについて

     

    フィナーレの黒燕尾については、演出の稲葉先生の語りからスタートしました。

    VISAの協賛ページに掲載されているインタビューと同様の内容も含まれていますが、

    • 宝塚幻想曲の時は踊りまくりで、新生花組の勢いを出す振付だったのでラストは「静」の黒燕尾にしてほしいという想いがあった。動きが少なくても男役の魅力で魅せられるものがいいと思っていた
    • それぞれが男役を追求してくれると思っている
    • 振付を誰にしようかと思ったとき、花組元トップスターの安寿ミラさんが適任ではないかと思いお願いした。ヤンさんもとても喜んでくれた
    • 「愛遥かに」は(自分とヤンさんの)ふたりとも気に入っていた曲だったので使おうと思った
    • 「ラベンダーの咲く庭で」は明日海の好きな曲
    • 「ケ・サラ」はふと浮かんだ。明日海も歌いたいと言っていたので、この曲に決まった

    と、色々と興味深いお話が多いんじゃないかなと思います。

    語っている分量からも並々ならぬ情熱が伺えますし…。

    エンビの曲セレクトは本当に素晴らしいと思うのですが、「愛遥かに」は先生方お二人が決められたんだな~という新発見。

    紅さん(紅ゆずるさん)のエンビも振付の先生(どなたか失念してしまいました…)がセレクトされていたはずですし、ご自身の振付イメージと結びつけやすいものがあるんでしょうね。

     

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    安寿ミラさんのお話

    今回振付を担当されたヤンさんこと安寿ミラさんも今回のフィナーレについてたっぷりと語ってくださっています。

    いくつかの質問事項があるのですが、それごとにまとめていこうかと。

    まずは、ご自身がされる振付全体のお話について。

    • 今回に限らず、大切にしているのは品の良さ
    • 宝塚らしい品を一番に考えている
    • 男役は男役らしく、娘役は娘役らしくを意識している

    ご自身が宝塚のトップスターであるからこその意識だなーと思います。

    やはり宝塚は特殊な世界ですから、その世界にマッチしているもののほうが喜ばれやすいでしょうし。

     

    続いて、今回のフィナーレ(黒燕尾)について。

    • 正統なものを心がけたつもり
    • このショーの他のシーンのことを(稲葉先生に)聞くと、皆で踊るシーンが多かったので明日海を見送るような形にしようと決めた
    • 3曲ともそういう形。男役に囲まれてトップが去っていく

    他のシーンとの兼ね合いで現在の形に落ち着いたというお話です。

    色々と好きな部分はあるのですが、私が黒燕尾で一番好きなのはりおちゃん(明日海りおさん)を離れたところで囲んで?一人ずつ礼をしていくところです。胸が熱くなります。

     

    そして、トップスター明日海りおの魅力について。

    • 自分も宝塚が大好きで男役が大好きで、それ以外考えられないタイプだったが彼女も同じ
    • 明日海の言葉を聞いていると「それわかるわかる!」とすごく共感する
    • 彼女はとても透明で、血が透明なのではというくらい純粋
    • でも中には男役への情熱が燃えたぎっている、稀有なトップではないか

    と、ファンとしてはありがとうございます~!!!と言いたくなる嬉しいお言葉ばかりでした。

    もちろん私には男役の経験も宝塚の経験もありませんので、きっとその舞台に立った、同じ位置にいた人にしかわからないようなこともきっとわかるんだろうなと感じます。

    そういう意味でもやはり先輩とは偉大なのですね…。

     

    また、次期トップスターのれいちゃん(柚香光さん)についても魅力や先輩としてのアドバイスを語ってられます。

    • 若い頃から抜擢されているしセンスもある
    • 各振付師のエッセンスをもっと取り入れることでもっと良くなる
    • のびのびやって、組子を分け隔てなく愛してほしい
    • メンタルも強くなってほしい

    と、こちらも温かいお言葉。

    誰に限らず、次期トップにはやっぱりのびのびやってほしいんだなって思いますね…。重圧ですもんね。

     

    明日海りおさんのお話

    当然りおちゃんのお話もあります。

    内容はヤンさんへの想い。

    • ヤンさんが率いていた花組ということもあり、いつもすごく愛情を持って振付や稽古をしてくれていた
    • (エンビの最初の)振りも30人それぞれあって、それも愛だなと
    • 花組の想いを懐に入れる振付にぐっとくる
    • とても嬉しいし、自分にもこんな時が来たんだなと…

    感謝が尽きない!といった感じの話しぶりでした。

    自分にもそんな時がきた…というのは泣けますね…。

     

    柚香光さんのお話

    最後になりましたがれいちゃんも語っております。

    メモ的にはりおちゃんより語っております(笑)。

    • ヤンさんも元花組トップスターだったので何も言わなくてもわかってくれている
    • 見送る側、見送られる側どちらの気持ちもわかっているので、すごく想いを込めた振りをもらっている
    • なので、自分の想いがこもりすぎてしまう
    • 振りがついてからもう1週間なのに、いつも涙が出てしまう
    • 明日海さんの気持ちを表すようなすごく温かい振付

    本番では頑張って泣かないようにしているれいちゃんですが、お稽古場では毎回泣いていたようで。

    れいちゃんにとっては大事な大事なお兄ちゃんですからね…。

    見送る側、見送られる側どちらの気持ちもわかっているって確かにな~と思いますよね、だからこそ出来る振付とか意識ってあるんだろうなと。 

     

    と、今回も非常に長くなりましたがまとめはこんな感じです。

    次回はラスト!各人のりおちゃんへの思いと、りおちゃんの花組への思いについてまとめます。

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