9月13日の21時がファーストランだった「ステージ・ドア」。
今回は「A Fairy Tale-青い薔薇の精- / シャルム!」です。
こういう裏方的な番組ってめっちゃ好きなので今回放送されてめっちゃ嬉しいです!
せっかくなのでまとめよう~とA4サイズくらいのクロッキー帳にメモを取りつつ観ていたら、5ページ分のメモが出来てしまってこまっています。
しかしどれもこれも「なるほど~!」と思える言葉だったり残しておきたいと思えるものだったので、何回かに分けてまとめてみたいなと思います。
そして今回はお芝居「A Fairy Tale-青い薔薇の精- 」に関する部分について、自分が残したいところを勝手に。
本当はぜひぜひ本編を観ていただきたいのですが…オンデマンドですぐでればスカステ観られない方も観られるのに…。
まずは制作発表会の様子から
番組は制作発表会からスタート。
すでに舞台の上ではおなじみとなった楽曲ですが、改めて聴くと「ああこんな風に使われてるんだな」とか「この格好ではこの曲歌わないよな!」とかまた新たな発見があって楽しいですね。
演出・植田景子先生のお話
どうしてこの題材にしたのかなど、お芝居について植田景子先生のお話が入ります。
先生は明日海りおという人間に対して「美しさと退廃を兼ね備えたキャラクターを作りたい」と思われていたそうで、今回サヨナラ公演のお芝居を、と依頼された時に「本公演でなら」とこれまで温めていた「青い薔薇の精」を提案したことをお話されています。
このあたりは三井住友VISAカードの協賛公演プレイバックあたりでも語られていますね。
- 「青い薔薇の精」というキャラクターのみ存在し、そこからお話を作っていった。
- 「時」をキーワードにお話を膨らませた(時は止めたくても進んでしまう)。
といったお話でした。劇中の歌詞にもでてきますね「魔法の粉で止められたら」。
主演・明日海りおさんのお話
続いてりおちゃん(明日海りおさん)のお話。
色んなところで語られていますが、「最後に妖精ということで、とても意外でした」。
- (最後なので)渋スーツとか、軍服とか来るかと思っていた
- (妖精となると)男役として培ってきたものを昇華できるか?と不安だった
- 台本を読んで「大好きな景子先生の世界観だった(にっこり)」
退団作品となると、やっぱり男らしい「ザ・男役」な役柄になりがちですし、もしかしたらりおちゃんもそんな男臭い舞台をしたかったのかな?と思わなくもなかったり…。
ですが、私はこれでよかったかなと。男役明日海りおにしか出来ない役だと思うので、エリュは。
柚香光さんのお話
続いてハーヴィー役を演じるれいちゃん(柚香光さん)のお話。
- 自分が思っていたよりも、作品の中でエリュとの出会いによって人生が大きく変わるキャラクターだった
- それがハーヴィーにとっても大切な時間となるし、とっても嬉しい
- 人間ではない存在と人間とのやり取りということで、ポーの一族と同じように見えるけれどそれは違う。エドガーの時は彼に乗っかっても良かったけれど、今回は対等な存在なので演じ方としては真逆。
と、人外とのやり取りが多い(笑)れいちゃんならではの視点でのお話は興味深く…。確かにポーも人ならざるものと人間とのやり取りだったのですが、全く雰囲気は違いますよね。
主演娘役・華優希さんのお話
次は華ちゃん(華優希さん)!華ちゃん、言葉少ななのかあまりメモがなくて…申し訳…
- 明日海さんにしか出来ない、宝塚でしか出来ない作品だと思う
- 人間と妖精がどう世界で絡んでいくのか不思議な感じ
- 一人の女性の人生を演じることの重みを感じている
多分本当にいっぱいいっぱいなんやろうな…という感じが言葉からも伝わってきて、ひたすら「がんばれ!!」と応援したくなります。可愛い。
退団にかける想い(明日海りおさん)
今回退団ということで、りおちゃんがこの作品(お芝居)に対して気をつけていたり、それに対する想いを語っています。
- 自分がいるのは今回だけだから、まず自分が絶対にこうしたい!という細かいところまで伝える作業をしている
- 素敵なBGMに乗せてただ(台詞を)言ってるだけではポエマーが二人いるようにしかならない。それが惜しいので(伝えている)
- れいちゃんだけではなく、華ちゃんとか密に芝居をする人に対しては思う意見をすべて言っている
この時稽古場風景の映像が流れたんですが、りおちゃんがれいちゃんに指導をしているシーンでした。
りおちゃんの舞台の緻密さは男役というより舞台人としての大きな魅力。
今回もそれが発揮されている場面は数しれずなので…花組の皆さんに伝わっているはずです!
明日海りおさんとの芝居(柚香光さん)
れいちゃんが、りおちゃんと芝居をすることに対して語ってくれているのですが、とってもいいお話でした。
「印象的な言葉が『相手のために芝居をする』」から始まったこのお話。
自分の何気ない目線などで相手がより美しく見えたり、(相手の)感情が膨らんだりするので、いかに相手とのやり取りが大切なのかを学んだそう。
「そういったことを芝居の仕方として明日海さんから学びたい」と強い瞳で話すれいちゃんは、いつもよりちょっと大人っぽく見えました。
「台本に書いてある演出に沿うのはもちろんなんですけど、それだけではなく心でやるお芝居、そこに心があるお芝居」を目指していきたいと…。
がんばれ!れいちゃん…!!
実はまだお芝居について終わってないんですけどメモが長すぎて、まだ5分の1くらいなんです…。
流石に長くなりすぎるのもあれなので、また別途書いていきたいと思います…。
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