なが~く長くまとめてきましたが、ついに今回で「ステージ・ドア#13」まとめ・感想ラスト!です。
5回目は明日海りおさんに対する各先生方や共演者の方々からのメッセージ、そしてりおちゃん(明日海りおさん)の花組や宝塚に対する思いについてのまとめです。
ステージ・ドアは裏方番組が好きな自分にとって元々好きな番組ですが、今回は格別でした。本当に素晴らしかった。
何度も言っていますが、スカステを観られない方はぜひオンデマンドの配信が始まったら観ていただきたいなと思います。
稲葉太地先生
稲葉先生は本当にりおちゃんが好きなんだなあと感じます。
勝手に乙女系のイメージを持っているからかもしれませんが(笑)。
- 彼女が今の男役になるまで、計り知れない努力を重ねてきたことを知っている
- 本当に最後まで男役を楽しんで、やり通してほしい
と、シンプルながらも「男役・明日海りお」への多大なるリスペクトが感じられる言葉でした。
植田景子先生
景子先生も下級生の頃からりおちゃんを知っているので、その言葉ひとつひとつがとてもあたたかいなと感じます。
- 本当に宝塚を愛していて、だからこそ男役としてこうやりたいとか、こんな明日海りおを見せたいと(行動している)
- そういう存在で居てくれたことが嬉しい
- 宝塚に居てくれてありがとう
宝塚にいてくれてありがとう…って言葉を演出家の先生からもらえるなんて、よかったね…と謎の親戚目線からついいいたくなります。
ファンはたいてい親戚になる(自論)。
吉田優子先生
なかなか聞けない?普段の様子もお話してくださって貴重でした!
存在を消してるはちょっと笑いました。
- 普段は存在を消していたりする。もちろん舞台上では全然違う
- 舞台人としてまず元気で。そして輝きを放ってほしい
普段と舞台上でのオーラが全然違う!ということなのでしょう。
まあ普段があれだけ、ゆるふわですもんね…。
安寿ミラさん
ヤンさんも先生の面はあるんですが…さんとつけたくなるオーラ?がある!
- 最後まで進化をしたいというのは素晴らしいことだし、それが舞台人だと思う
- あの子は自分に全然あぐらをかいていない
- 何に対しても向上心がある子。何も言うことはない
先輩からのなんとありがたいお言葉…!きっとりおちゃんも喜んでいるんじゃないかなあと勝手に想像します。
大石裕香先生
大石先生はりおちゃんのオーラというか居方について惹かれるところがあるのかな、と感じています。
ご自身も舞台に立たれるからそういう部分をキャッチするアンテナが強いのかな、とか。
- まとっているオーラがとても美しい
- 人を惹きつけるオーラが素敵だな、と思う
めちゃくちゃ共感できますこれ本当に(一息)。
舞台上でまとっているオーラがめっちゃ清廉なんですよ!私にはそう見えるんです!!
華優希さん
相手役の華ちゃん(華優希さん)からも。なんかね、表現がかわいいんですよ…妹かわいい的な。かわいいメリーベル。
- 明日海さんの空気の中にすぽっと入りたい
- なぜその振りをしているのか(意味を考えて)、場面での心を通わせることを大事にしたらいいとアドバイスをもらったので、ひとつひとつ心をもってやりたい
すぽっと入りたいって何…何…かわいい…
このまま作品をいくつか重ねたら、稀代のお芝居コンビとなったかもしれないみり華コンビですが、華ちゃんにはこの1作で色々りおちゃんから盗んで素晴らしい役者さんになってほしいなと思います。
柚香光さん
りおちゃんのわんこ、れいちゃん(柚香光さん)。
次期トップスターという重圧もあると思いますが、頑張ってほしいと思います。
- 卒業が決まってから、日々パワーアップしている
- 少しでも油断するとどんどん先に行ってしまうので、ちゃんとキャッチ出来るようにしたい
頑張って食らいついて!れいちゃん!
私はれいちゃんはりおちゃんになれないと思う(もちろん逆もそう)ので、りおちゃんを目指すようなことはせず、彼女の長所、輝いている部分をどんどん伸ばしていってほしいなと思います。
明日海りおさんが語る、花組への想い
最後はりおちゃんが語る花組への想い。
組子への愛が詰まっていて本当に温かいです。自分が組子だったら号泣してると思います(謎のたとえ)。
- あったかい場所。本当に皆仲がいい
- 黒燕尾の振付の後にみんなでご飯にいった。家族みたいなところもいいところ。そんな皆の中に自分がいれたと思うことが感謝
- 花組の男役・娘役であるプライドがあることはとてもいいこと。それに安心せず、宝塚にしか出来ないことを突き詰めてほしい
と、さすが花組のとうさん!と言いたくなる内容ですよね。
そして、今後の宝塚については…
「歌劇に求められるものが時代と共に変わるかもしれないけど、105年続いてきた宝塚の良さをそれぞれが考えて、時代が求めるものだけじゃないものをどうして愛されてきたのかを忘れないでほしい」と。
すごい熱いんですよね、特に宝塚に立つ人間であることの自覚といいますか、「なぜ宝塚がここまで愛されてきたのか」ということに。
多分彼女の中にしっかりとした核があって、その核から外れるようなことは絶対に(自分が)したくないと思っていたのだろうなと。
最後の部分は他の番組…「トップスターが語るタカラヅカ」かなあ、ちょっと失念してしまったのですが番組か紙面でも言っていて「今後宝塚のあり方が変わるかもしれないけど、芯としてあるものはなくすな」みたいなことは何度か言ってるんですよね。
ともすれば昔の作品の方が好きで、最近の作品は宝塚っぽくないと暗に言っているようにも(歪んだ見方をすれば)捉えられるのですが、そうではなく。
演出やテンポ感、衣装なども時代に合わせて現代的になっているのは事実です。が、ど真ん中の部分は変わらないし、それを宝塚の舞台に立つ人間としては常に意識しておくべきだ…と言いたいのかもしれません。ご本人じゃないのでわかりませんけど、私はこう捉えました。
でも、彼女が最後に言ったこの言葉にすべて集約されているなと。
「やっぱり、宝塚っていいな~!と思っていただければいいと思います」
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