昨日は「GRAPHの感想書こうかなあ」と思っていたんですけども、まだ特装版が届いていないので、それとの違い(オマケ小冊子と表紙くらいですけども)もちょっと触れたいな…と思ったので別のネタを書こうかな!と。
なので今日はサヨナラグッズのひとつであるCD「明日海りおCD-BOX Culmination Rio ASUMI -history of songs in 2003~2019」について簡単にですが感想を。
以前記事でもオススメしましたが、やっぱりオススメしてよかったな!という結論です。
特に若いころのりおちゃん(明日海りおさん)の声が音源化されるとは…ありがたい…。
本体仕様について
ちょっと本体仕様についても。上の写真のように3面ボックスにブックレットと本体が収納されている形です。
ブックレットもDiscごとにわかりやすく色付けされていて、Discの区切りで当時のお写真が掲載されていてぷくぷくお顔がシュッとしていく経過を見ることも可能です。
CDは二つ折りになっています。
そこを開くと、どーん!
カラフルな色分けになっていて可愛いです!このカラーはブックレットのインデックスにも対応しています。
そして、退団後のカレンダーを貰えるキャンペーン対象商品なので
応募シール及び応募用ハガキも同封されています。
収録曲について
Discが4枚もあるので細かい収録曲は公式ページを参考にしていただきまして…
shop.tca-pictures.net
非常にざっくりと解説しますと、
・Disc1…研1から研11(月組準トップ時代)まで
・Disc2…花組組替えから花乃まりあちゃんとのコンビ時代まで
・Disc3…仙名彩世さんとのコンビ時代
・Disc4…横浜アリーナ公演「恋スルARENA」歌唱曲
となっていて、非常にレアもの!なのがやはりDisc1(の前半)かと思います。
むしろDisc3や4についてはもうよく知られている時代かと思いますので、Disc1前半、つまり新人公演の歌唱曲について簡単に感想を書きたいと思います。
というわけで(ほぼ)新人公演歌唱曲の感想
というわけで。新人公演時代の歌唱曲(本役として歌唱したものも一部あります)の感想をちょっと簡単に。
夜は別の顔を 『薔薇の封印』新人公演(2003)
研1で歌つき!!やばくないですか?
歌声はめちゃくちゃキーが高くて拙くて、これはもう贔屓目ですが可愛いです。
非常に緊張しているのがこちらにも伝わってくるような歌唱で…りおちゃんじゃなくても「頑張れ~!!」と思わず応援したくなります。
ママ、どこにいるの?:『エリザベート』新人公演(2005)
研3での子ルド。こちらも声がめちゃくちゃ高くてびっくりです。女の子だー!!
キレイな声で可愛いのですが、やはりまだまだ新人らしいのは息が長く持たないところ。
ご自身が「歌が苦手なので後回しにしていたことを後悔した」と随所で仰っていましたが、こういう部分にそれが出てるのかな~と感じました。
遺言状:『暁のローマ』新人公演(2006)
これは霧矢大夢さんのお役をした時のですね。研4。
でもしっかりこの段階で「あっ男役さんの声だ!」と感じられます。高いだけじゃなかったんや!!(失礼な)
それでも高めの声ではありますけど、今のルーツが出来てきてるな~とよく感じられる1曲だと思います。
ボルディジャールとマレーク:『マジシャンの憂鬱』新人公演(2007)
この役もきりやん(霧矢大夢さん)のお役だったような。研5。
ここまでくると「出来てきてるな~」と強く感じます。
本当に、歌が苦手だったのかな…?とちょっと思ってしまうくらい。泣きながらお稽古したんやろうなあと勝手に妄想して喜んでおきます。
歌に感情が乗っているというか、お芝居している感じがします。
あなたは私に夢を見させる:『ME AND MY GIRL』ジャッキー(2008)
映像で何度も観ているはずなのですが、なんか辛そうに聴こえるのはなぜなのでしょう…(笑)男声が出るようになってきたので、高い声が大変だったのかな~。
りおジャッキーは本当にビジュアルパンチ力が強すぎて笑いますね。
街灯によりかかって:『ME AND MY GIRL』新人公演(2008)
そして新人公演のこちらを聴くと「あーこれこれ!」ってなりますね(笑)。
ご本人もビルを演じることで「やっぱり男役だ~!!」と改めて感じられたそうですけど、それが歌にも出てるように感じてしまいます。
今よりも本役のあさこさん(瀬奈じゅんさん)に歌い方が寄っているような気もしますね…。
当時研6。本公演でもちょこちょこ使われ始めている時ですから、歌も堂々としているというか、場馴れしてきたのかなと感じます。
Disc2に2016年バージョンの同曲が収録されていますが、8年間の積み重ねがヤバいくらいわかる差になっています(笑)。
泥濘:『夢の浮橋』新人公演(2008)
このあたりからさらに今を感じさせる歌い方をしている印象です。
微妙な音程はまだ苦手そうな印象がありますけども(この曲もちょっと入りが不安定…w)、得意な音程部分はかなり芯がしっかりしてきてるなあと感じました。
エリザベート~愛と死の輪舞:『エリザベート』新人公演(2009)
研7となっての新人公演がトート。今度スカステでも放送されますね!
正直2008年とは雲泥の差…は言い過ぎかもしれませんが、大きく歌唱力が伸びていると思います。
あくまで私の印象・表現になってしまいますが、それまでに比べて声自体に厚みがあり、よりお芝居の中の歌というのでしょうか、歌に芝居を乗せる力が強くついたなと感じられます。エリザの曲のおかげかもしれませんけども。
まだ低音の一部とか「もうちょっとや!!」と思わず応援したい部分もあるのは確かなんですけど、 広い音域をきちんと歌えているという意味では努力の跡が大きく伺える歌唱だなあと思いました。
エリザからは他に「最後のダンス」も収録されているんですが、こちらの方が低音がストレートに通っているように感じました。収録タイミングでも色々違うんでしょうね。
これと2014版→2019版(サヨナラショー)で比較するとどんどん歌が上手くなっていることがわかりますね…。
行くべき道がある:『ラスト プレイ』新人公演(2009)
最後の新人公演であり、トップスター瀬奈じゅんさんの退団公演作品。
声が…声が…!!エリザと同じ年のはずなのに、ここまで艶が出てきている!!と感嘆を隠せません。
何度目だよ、って話ですけど、積み重ねがきちんと現れて来ているのをこの歌唱からも感じます。
この曲は「きっとこんな表情で歌っているんだろうな」ってものが容易に想像出来るくらいになってます。
Disc1他の曲の感想
きりやん時代ですともうメインキャストなので歌唱力もそれに伴ってクレッシェンド状態なのでそんなに語ることもないんですけど…。
著作権上の問題なのか、スカピンの曲は1曲も収録されていません。
個人的にはアンリの曲が入っているのが嬉しいです!
今回はDisc1だけの話になってしまいましたが、全てのDiscを聴くたびに当時の思い出がふわーっと蘇る素晴らしいアイテムになっていますので、興味がある方はぜひ。8,000円なので気軽にオススメ出来ないのがもどかしいのですが…。
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