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【星組】「ロミオとジュリエット(2021.03.04/Bパターン)」役替りキャスト中心感想

星組
この記事は約7分で読めます。

昨日は久々の大劇場!星組さんの「ロミオとジュリエット」を観劇してきました。

ストーリーはもう皆様御存知ですし、お話に対しての感想と言えば「こんなひどい街さっさと潰れたらよかったのでは?」なので、全体的な配役の印象について書ければなと思います。

Aパターン未観劇なため、Bパターンのみの感想となりますが、張り切って参ります!

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幼いロミオと大人なジュリエット

まず感じたのはこっちゃん(礼真琴さん)が演じたロミオは非常に幼い印象だったことですね。

恋に恋する少女という言葉がありますが、それはロミオに対しても言えるのでは?という感じ。なんとうか、感情の起伏が激しくて少々情緒不安定気味といいますか。

それが「僕は怖い」であったり、突然の逆上(によるティボルト刺殺)に繋がる感じが見受けられますが、影がある青年というよりはピュアピュア少年の一生という感じでした。

新たなロミオ像として、こういった演技指導があったのかな?

それぞれの年齢はわかりませんが、末っ子感の強い印象がありました。

対してひっとん(舞空瞳さん)が演じるジュリエットは非常に芯が太く強い。

まだ16歳でこちらも恋に恋する少女でありながらも、実際に運命の人が現れたらすげえゴリ押していく強さをヒシヒシと感じます。

ジュリエットのほうがロミオをリードしているような、そんな感じかな。

ひっとんがもつ大人っぽさも相まって、思わず「ジュリエットのほうが年上か??」と感じる部分も。

二人のクオリティの高さは今更言うことではありませんが、ひっとんの歌唱力がぐぐぐぐぐっとアップしていて、うーん、鬼に金棒感が強くなってきましたねえ。

こっちゃんはお顔が幼いイメージなので、それも相まってかもしれませんね……

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役替りの皆様について

今回は役替りがめっちゃくちゃに多い!とのことで、AパターンとBパターンでかなり印象が変わりそうですよね。

こちらもざっくりですが、役替り部分の感想を……学年順に!

輝咲玲央さん(ピーター)

出番としては少なめながら、なかなかに味がある役どころ。

でも大体ビクビクしてるだけだから、あまりわからなかった……すみません……。

愛月ひかるさん(死)

本編で全然歌わないので、階段降りで歌ってて「おお、うたっとる」ってなりました。

最初に書くのがそこかよという感じですが、愛ちゃんは死も似合いますねえ。

大体めんどくさそうに立ってることが多いのに、いざ死にそうだ!ってなると気合いれて近づいてくるのがめっちゃ面白くて、ついついオペラで追ってしまいました。

個人的にはどこだったかしら、2幕だったかな……階段の手すりで指トコトコさせてるところが可愛かったです。おちゃめだね!

瀬央ゆりあさん(ティボルト)

実はせおティボルトに期待して、Bパターンのチケットを購入しました。

が、申し訳ないながら、ちょっと自分の期待とは違ったかな……。

見た目は素晴らしいのですが、役作りが個人的に合わなかったですね。

激情型のイメージで作られているのかな?という印象で、私は結構せおに対して抑圧型の演技を期待しているので、そこに自分の期待とのズレがあった感じです。

Aパターンで演じるベンヴォーリオがもうちょっと抑圧型なのかもしれませんね。

ただ怒ったときの迫力がすごすぎんよ。さすが派手顔。

あともうちょっと色気があったら嬉しかったかな~!!役者さんとして期待しているので、伸びて伸びて!

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綺城ひか理さん(ベンヴォーリオ)

スラリとした見た目、基本真面目そうなフェイス。造りがベンヴォーリオであった。

あかちゃんも歌かなり伸びた印象ありますね。もともと下手と思ってはいませんでしたが、しっかりと真ん中で場を出せるようになったんだな~!!と嬉しかったです。

低音も高音もキレイだったし、文句ないです。

報連相さえしっかりしてくれれば。

天華えまさん(マーキューシオ)

ぴーは「龍の宮物語」で「これはかなりの役者さんなのでは!?」と思った記憶があるのですが、今回も役者ですねえ~~。

いやー、こんなエキセントリックなマーキューシオが観られるとは。正直予想外のギフトをもらった感じです。すごくよかった!

かなりキレッキレなので、ロミオとベンヴォーリオとの対比がすごくはっきりしていて、いい回し方だったな~と感じています。

でも、その割に最後まともな人間になるじゃん。大公の甥っ子だし、きっともともとの育ちはいいんだな。

天路そらさん(ジョン)

出番はほんのちょっとですが、愛らしいお顔でした。

髪型のおかげで娘役さんなのかな?と思ってしまったほど。

でもちゃんと手紙渡して!!!まじで!!!

遥斗勇帆さん(ヴェローナ大公)

プロローグで「憎しみと暴力に染まった街」みたいなことを言われてしまうヴェローナをおさめる偉い人。

ですが、もうちょっとどうにかできねえのか!と言いたくなりますね!治安悪すぎやろ!!

と、世界観への文句はさておき。

かなりの学年差がある役替りですが、勇帆くんはもともと貫禄があるので全く問題ないよなーと感じますね。そつなくなんでもできる子のイメージがあるので、安心して観ていられます。

月組の時なんて、当時研4のまゆぽん(輝月ゆうまさん)がやってたからね。おかしいやろ。

希沙薫さん(愛)

これまた愛らしいお顔で……退団された夏樹れいさんを思わせるフェイスですよね。

結構彼女の愛はクールというか、ジュリエットやロミオに寄り添う感じというよりは、行く末をただ見守る姿としてそこに立っているような印象でした。

大きな動きをしない、って感じかな。

結構たいへんなポーズを取ることもありますが、身体のラインが美しくてしなやかなのが非常によかったです!ラストの愛ちゃんとのダンスも素敵でした。

極美慎さん(パリス伯爵)

私は「お金持ちのボンボンは顔が美しいことによって謎の説得力が生まれる」という勝手な持論を持っています。

彼女はそれにピッタリはまっていて、非常によきでした。

お顔に品があるので貴族であることにも説得力がありますし。

出番自体はそう多くないもののしっかりとインパクトを与える立ち位置にいたのではないかなと思います。

しかし、作中にて「あのまぬけ」と両家側から言われていた可哀想な彼ではありますが、自分の強み(お金を持っている)を自覚し、相手の弱み(借金がある)をたくみに突いて目的のもの(ジュリエット)を手に入れようとする姿は決してまぬけではなく、むしろ狡猾なキャラクターなのでは……と思う部分もあります。

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新しくなった衣装について

今回の「ロミオとジュリエット」で注目するべき点のひとつが、大きく刷新された衣装ではないでしょうか。(たしか制作発表でも言及されていたような?)

非常にカジュアルなスタイルに生まれ変わりまして、実際観てもこれまでに比べたらカジュアルな印象でした。

とはいいつつもポイントに金属パーツが使われていたり、謎のレイヤード仕様になっていたり……と有村先生のこだわりは随所に見られます。

ファンタジーっぽい衣装だったのがより現実的な衣装にシフトした、というのが個人的にはしっくりきます。

端的に言っちゃうと「DIESELっぽい」感じでした。

布の質感なども大きく変わっていますが、安っぽい感じは全くしなかったです。うーん、すごい。

ティボルトの服はちょっとカサノヴァさんみあった

Aパターンと結構違いそうなので、Aも楽しみ

Aパターンは観ていないので想像でしか話せないのですが、Bパターンとは結構印象が違うだろうなと感じています。

多分愛ちゃんのティボルトはもっとねちっこい感じだろうし(笑)、せおのベンヴォーリオはもっとロミオに寄り添いそう(兄度がちょっと下になる?)だし、ごくみくんのマーキューシオはエキセントリック度はかなり減ってほにゃっとした天然系になりそうだし。

せっかくの役替りなのだから印象が違うほうが見応えがあっていい!と思う方なので、Aパターンを観るのも楽しみです。

とはいえチケットがないので、Aパターンは配信で観る予定です……

余談ですが

前回の大劇場公演で購入する前に上演休止が決まってしまったため入手できなかった「萩の月」、買いました。

まだ食べていませんが、楽しみじゃ~~!!

結構ハコでっかくてびびりました

 

 

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