【星組・新人公演】「柳生忍法帖」感想|フレッシュな顔ぶれの中心に立つ、天飛華音くんの芯の太さに感心する

星組
この記事は約4分で読めます。

12月2日に行われた、星組公演「柳生忍法帖」の新人公演をライブ配信で拝見しました!

今後ずっと新人公演をやってくれるみたいで、非常にありがたいですね…(どうせなら桜嵐記もしてほしかったなあ)。

私は星組さんの組子さんにはあまり明るくなく、「おとめ」を片手に観ていましたが、新たにお名前を知った方々も多かったです。

スポンサーリンク

個人的にはフレッシュな顔ぶれという印象

七本槍などのメインのお役を演じた生徒さんは、2017~18年入団の方が多く、非常にフレッシュな印象を受けました。

特に私が注目したのは、2018年入団、司馬一眼房(本役:ひろ香祐さん)を演じた碧音斗和くんです!

本公演でもチェックする存在だったのもあるのですが、イイ感じの悪役を演じていて、家族で「がんばれ!がんばれ!」と応援しておりました(まあ死ぬけど)。

また、2019年入団の子たちも重要なキャラクターについていることが多かったですね。

香炉銀四郎(本役:極美慎さん)の大希颯くん、多聞坊(本役:天飛華音さん)の稀惺かずとくん、天丸(本役:瑠璃花夏さん)の鳳花るりなちゃんあたり。

特に後ろ二人は、今回新人公演で主演を演じるお二人が本役という。

スポンサーリンク

メインキャストざっくり感想

ここからは、メインキャストの方々のざっくり感想で参ります!

柳生十兵衛役:天飛華音さん

こっちゃん(礼真琴さん)のお役は、「ANOTHER WORLD」に続いて2回目かな?

礼真琴の申し子と言ってもいいくらい、似てますよね~。

立ち姿も男らしく、見栄は言うことなし。流石にプロローグの殺陣を絡ませたダンスをしながらの歌唱はちょっと苦しそうでしたが……(むしろあれをこなすこっちゃんの腹筋の異常さよ)。

もともと男らしさを感じられるビジュアルなので、柳生十兵衛というキャラクターにも非常にマッチしており、素敵だったと思います。

ただ、はにかむ表情になるとちょっと弱い?印象を受けました。まだぎこちないというか……。

今後星組の中心人物になるであろうことが確約されていると言っても過言ではない彼女ですが、与えられた役割をしっかりとこなす基礎のもと、ここからは個性をぐっと伸ばして欲しいなと思います。

ゆら役:瑠璃花夏さん

るりはなちゃんは初ヒロイン。

ダンスがお上手ということは存じていましたが、歌声もキレイですね!

キュートな印象が強いので、大人っぽい顔立ちなことがわかって、ちょっと意外でした。

ゆらは難しい役だと思いますが、とても頑張っていたと思います!

個人的にはもう少し儚さがあるといいかな……と思いました。

ゆらってずっと儚い、陰がある印象のキャラクターなので。

芦名銅伯役:碧海さりおさん

この作品の中で一番むずかしいと言ってもいい、芦名銅伯を演じたのはさりおくん。

カツラの色が本役さんとちょっと違う!面白い!と思っておりました。

愛ちゃん(愛月ひかるさん)の芦名銅伯は金髪なんですよね。

個人的には、もっと人外っぽさを出してもよかったんじゃないかな?と感じました。

肌の色であったり、唇の色であったり……生きてそう(生きてるんですけど)な生身感が強かったので、もっと人外に振ってもいいのでは?と。

天海役もこなさなければならないので、あまり人外度が高いと……というのもわかるのですが。

ビジュアルにめっちゃ文句を言ってしまいましたが、さすがのダンスなど、強みをしっかり発揮していて素晴らしかったこともきちんと書いておきます!

その他気になった方などなど

その他気になった方々を軽く……。

沢庵和尚(本役:天寿光希さん)を演じた夕陽真輝くん。

一緒に観ていたおかんが「ほたてまん(元雪組・帆風成海さん)に似てる!!」と言い出したので、そこからめっちゃ注目してしまいました(笑)。

キュートなお顔が魅力的で、表情の作り方が上手な子だな…!と思ったので、今後チェックしていきたいです。

加藤明成(本役:輝咲玲央さん)を演じた鳳真斗愛くん。

彼女は「龍の宮物語」で注目していた子だったのですが、あんな憎らしい役をもらえるようになったとは!と時の流れを感じます。

上手ですよね。上手じゃないですか?

千姫様(本役:白妙なつさん)を演じた澄華あまねちゃん。

彼女もとってもキュートなお顔なので、大人っぽい役ってどうなの……?と思っていましたが、いやはや、めっちゃ上手いじゃないですか!

どうして今作で退団してしまうのか……ぐぬぬ……と言いたくなるほど。

芯の通った声や苦渋の表情の表現など、お芝居が大好きなんだなと伝わってくるものがありました。

今回も楽しみました!花組の新人公演も楽しみ。

毎度同じこと言ってしまいますが、新人公演はやっぱり面白いですね!

もちろんまだまだ発声がつたなかったり(まれにセリフが聞き取り辛いことも…)、勢いだけで行っていたりと、若さゆえのものを楽しめる、よきものです。

今回新人公演を観ることで「こんな子もいるんだな!」と気づかせてくれましたし、次回からの本公演・別箱でも注目ポイントが増えそうです。

次回の花組さんの新人公演も楽しみ!花はそこそこわかるはず…!!

コメント