【月組】どっしりとした展開が魅力的「WELCOME TO TAKARZUKA-雪と月と花と-(2020.09.29)」感想※ネタバレ?あり

月組
この記事は約7分で読めます。

ちょっと間があいてしまいましたが、月組さんの感想を書いていきたいと思います!

今回はショー作品「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」。月組さんにおいては、和物のショーは100周年以来?だったはず。

初舞台生も伴って、非常に重厚で豪華な印象のショーになっていました。

構成もプロローグ、初舞台生の口上、雪、月、花それぞれをテーマにしたシーン、そしてフィナーレ…と実にシンプルです。

しかしシンプルな分しっかりと内容が作り込まれていて見応えがありました!

スポンサーリンク

第1場 WELCOME TO TAKARAZUKA

チョンパからはじまるプロローグ。やはりチョンパはいいですね、華がすごい。

個人的に主題歌がめちゃくちゃ中毒性があって、ずっと頭の中が「ウェルカム!」でした。曲はかなり現代的というか、テンポが早めな感じ。

生徒さんがずらっと並ぶのは非常に壮観ですが、ある程度個人のシーンを持っているのは男役であればありちゃん(暁千星さん)まで、娘役であればじゅりちゃん(天紫珠李さん)までくらいと、個よりも群を意識したような振り付けだなという印象でした。

確かここですでにたまきち(珠城りょうさん)とさくらちゃん(美園さくらさん)のデュエダン(といっていいのかな…)があった気がします。「あっ早いな」って思ったのを覚えています(笑)。

若手娘役ちゃんの歌唱シーンもあります。私はAパターンだったので、きよら羽龍ちゃんと静音ほたるちゃんでした。

きよらちゃんは声も見た目もわかりやすいので助かります(感想がひどい)。ほたるちゃんはノーマークで全然存じませんでしたが…きれいな歌声でしたよ。月娘さんは歌が上手い子が多いですね…。

スポンサーリンク

第2場 口上

プロローグが終わると初舞台を踏む106期生の口上です。

いやー、組長さんの節回しがうまい。さすが。

口上は3人一組から2人一組へ。組長が間に入ることによってトライアングルフォームになり、うまく距離を取っているのかな?と思いながら聞いていました。

みんなキラキラしててとってもかわいいのですが、わたしは人の顔の判別があまり得意ではない上に、しゃべ化粧になるとさらにわからなくなる(これは現役生に対しても…)ので、顔の判別は壊滅的でした。

正直89期の初舞台を何度も何度もみてもわかる人6人くらいしかおらんし……というレベルなので本当に我ながらアレです。

それはさておき、銀橋を横切るスピードがどちらかといえばゆっくりかな?という感じなので、しっかりとお顔が見えるのが○でした。
下手側のほうがお顔は見やすいかな?と思います。

第3場 雪の巻

みえこ先生(松本悠里さん)がメインで踊られるシーン。

千本鳥居?の背景とともに、5本(5柱?なんと数えればいいんだろう)の鳥居が盆を回ってくるところから始まります。
雪も降ってきて「なんとなく白鷺の城を思い出すなあ」といった感じ。

あのときも雪、降っていませんでしたか?

待ち人を待てども帰ってこないという悲哀を描いたストーリーで、ほぼみえこ先生が踊られるので、かなりの見応えがあります。

やっぱり所作が本当に美しいなと感じますし、何よりお顔がね…なんであんなに愛らしいんだろうなあって思うくらいかわいいんですよね。

永遠の少女性という感じで、見惚れてしまいます。

合わせた曲はなんとビバルディの四季より「冬」。車のCMなどでもおなじみですが、私は観劇中ずっと「魔王」だと勘違いしていて、「魔王って雪あったっけ…?」と思いながら聴いていました。多分「魔王」にも雪はあるはず。

みえこ先生の踊りもよきですが、影ソロのさちか(白雪さち花さん)の歌声もよきよきでした。やっぱうまいな~!!

スポンサーリンク

第4場 月の巻

月組生ほぼ総出演の、長い長い群舞です。

曲は「月光」。「出島小宇宙戦争」でもおなじみですね!
むしろイントロで「あ~出島~」となったのは私だけではないはず。多分。

月が満ちていき満月になるまでを、様々な踊りで表現していきます。
最初は人数が少ないのですけど、だんだんと月が満ちるにつれて増えていくようなイメージ…だった気がします。ちょっとうろ覚え。
また次回観劇したら追記しようかな。

この場では、男役はたまきち、ちなつちゃん(鳳月杏さん)、ありちゃんが。娘役はさくらちゃん、くらげちゃん(海乃美月さん)、じゅりちゃんがメインとして、6人で踊るシーンも結構長くあります。

そうなんですよ、ここではれいこちゃん(月城かなとさん)は出演していないんですよね。

てっきり最初はいて、途中から抜けたのかな?と思っていたのですが、プログラムをみる限り最初から参加していないみたいです。

この場はどちらかと言えばテンポがゆったりというか、大きな動きがないように感じられたので、中にはちょっと退屈に感じてしまう方もいるかもしれません。
しかし満月になるときの盛り上がりというか、力強さがとても素敵なので、ぜひぜひ世界の中に入り込んでいただけたら…と思います。

第5場 花の巻

月の巻で壮大なフィナーレを迎えたら、一転してコミカルな内容に。

プログラムいわく「男役」をモチーフにしたシーンとのことで、月の巻で登場していなかったれいこちゃんとおだちん(風間柚乃さん)が仕切ります。

れいこちゃんが鏡の前で(男役としての?)舞を練習していたら、鏡の中のおだちんが動き出し…!?という、わかりやすくてちょっと笑える、可愛らしい展開となっています。

メタ的なお話になってしまいあれなのですが、他の生徒さんがお着替えをする時間を主にこの二人でつなぐわけですよ。すごくないですか?

れいこちゃんもすっかりこういった大きな場を任される方になったんだなあと(何様なのか)。

あと、おだちんとれいこちゃんって特別普段は似ているようには思えないのですけど、なんとなくここのシーンでは似ているように感じるんですよね。髪型が一緒だからなのかもしれません(笑)。

男役としての舞を完成させていく二人(?)がフィナーレ衣装に早変わりすると…

第6場 WELCOME TO TAKARAZUKA(フィナーレ)

そのままフィナーレへなだれこみ。

プロローグと基本的な見栄えはあまり変わらない印象です。記憶に残っていないというべきでしょうか。でも和物ってそんなもんかなって(偏見)。

花(桜)に囲まれた非常に華やかなセットの中でメインテーマを歌って、銀橋を渡って…という、フィナーレにふさわしい流れです。

私はオペラグラスで銀橋下手側を観ていたんですが、オペラを固定しているとそこにベルトコンベアのようにスーッとみなさんが入ってきてくださるので非常に観やすかったです(笑)。

あとね、やっぱりね!上級生になればなるほどなめらかにスライドされていくんですよ。本当にベルトコンベアに乗ってるんちゃうかって言いたくなるくらい(笑)。そこはさすがだな…と感じましたね。

フィナーレの感想なのにベルトコンベアしかいうてないですね。

 

人によってはダルさを感じるかも。個人的には良作

というわけで総括です。

個人的にはこういったちょっと重めといいますか、重厚な雰囲気のものも好きなので良作!という感じはあります。

ただ、場の一つが長く転換が多いわけでもないので、人によってはダルいなと感じるかもしれません。

セットも凝っていますし、お衣装も凝っていますので見た目が華やかで飽きません。
とりあえず目が足りなかったので、次回はまた別のところを観ないと…!という感じです。

一言言うなら、たまきちは青天のほうが好みですね~!というか似合いすぎている。
さくらちゃんは失礼ながら意外にハマっていて驚きました。どっちもいけるやん!!

あとはありちゃんの所作がいうてやっぱり、しなやかでキレイやな~と思ったりとか、ちなつちゃんは相変わらずしゃべが似合うわね~とか、じゅりちゃんえらい推されてるな!?とか…。

下級生はなかなか見つけられなくて、残念ですね。もしかしたら感染対策のために出番が少々減ってしまったのかな?とも思ったり。

などなど、脱線しつつもいろいろな楽しめるポイントがあるかと思いますので、気になった方はぜひ観ていただきたいです。配信とかでも!

その他月組に関する記事はこちらから!
月組公演記事 月組雑記記事 月組テレビ感想記事

コメント