【月組】「桜嵐記/Dream Chaser」今更大千秋楽感想|私の中のひとつの時代が終わりました

月組
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8月15日に上演された、珠城りょうさん・美園さくらさんの退団公演「桜嵐記/Dream Chaser」。

感想は書きたいなと思っていたものの、ずるずるとこんな時期に……。もう10日も経ってる!

私の中でやっと一段落というか、心の整理がついたところもあるので、ぽつぽつと書いていきたいなと思います。

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本編は力の入り方がすごかった……ように見えた

この大千秋楽公演、めっちゃくちゃ力が入っているような気がしました。

特にお芝居とか、みんな良くも悪くもめっちゃクセが強くなってて、ちょっと笑いました。

それだけ中心に集まるエネルギーを強く感じましたが、宝塚の時と比べると、かなり受ける印象が違いそうだな……と。

ラストの演出、変わった???

お芝居の本当にラスト、出陣式のシーンの時って上手・下手かられいこちゃん(月城かなとさん)とちなつちゃん(鳳月杏さん)ってせり上がって来ませんでしたか?

配信を観ていたら最初からそこに立っていたように見えて、「あれ!?せり上がりは!?」とちょっと驚き。

実はせり上がっていたのを見逃しただけなのかしら……母もせり上がってきてない!って言ってたので、見間違いではなさそうなのですが。

この作品は初日の幕が上がってからも演出がちょこちょこ変わっていたので、上田先生のこだわりがあったのかもしれませんね。

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サヨナラショーは相変わらずぎゅっと詰まってて楽しい

サヨナラショーは宝塚千秋楽の配信以来。

相変わらずロード・オブ・たまきちという感じで、ぎゅっと詰まった感じがよきです。

しかし、どの曲もどの作品もいいものだったなあ……。

今回はさくらの髪の毛が絡まなくてよかったです(笑)。もしかしてかつらを変えてくるかな?と思ったのですが、そのままでしたね。

個人的には別に変える必要はないと思ってます

余談ですが、宝塚千秋楽ブルーレイ「Just Be Myself」に収録されたサヨナラショー映像では、めっちゃ引きのものが採用されてました(笑)

なにげに衣装替えも多くて、見応えがあるのもこのサヨナラショーの特徴かなと感じます。

たまきちって何回衣装替えしてるんだろう……?ってくらい色んな姿を見せてくれてますよね。

退団者ご挨拶、お花の違いも楽しめた

退団される方々のご挨拶、それぞれに、まさに「個性の月組」と言えるものでした。

用意をしている間に組長のるみこさん(光月るうさん)がそれぞれのメンバーへの一言を語ってくれていたことも相まって、言葉だけではなくその後ろも見えるようで。

お花もそれぞれ個性的だなと思っていたのですが、大きく変えてきた方もいらっしゃいましたね!

桜奈あいさんとさくらが目に見えてぱっきり違ってて。

さくらのはポッキー刺さってる!って思っちゃったんですけど。あれ可愛いですね。

たまきちはお花シンプルだな~……と宝塚千秋楽の当時思っていたんですが、めちゃくちゃ大きい(量がある)ことに気づいて「こりゃすげえ」と。

東京でもお花は変わりませんでしたが、その大きさはやはり目をみはるものがありました。

れいこちゃんはなんと言ってたのだろう……読唇術は得意ではないのでわからなかったのですが、けっこう長文なことはわかりました(笑)。

たまきちは泣くのをいつも我慢する子だから、今回も泣かないんだろうな~と思ってたら、危ないところがありましたね!

自分のことではなく、同期とかお世話になった方々に対してのことを語る時に涙が出ちゃうっていうのは彼女らしいなと感じます。

自分のことで泣いたのって、最近では退団会見くらい??(でもあれもファンの方々に対してのところだったしな……)

最後までさくらにちょっと塩なの笑ってしまった

最後、緞帳の前にたまさく二人で出てきてくれたのは嬉しい限り。

さくらに最後まで(?)ちょっと塩なのは笑っちゃいますね。

あそこは本当に月組の皆で育ててきた(さくらだから)、自分だけの話ちゃうよ……ってことなのでしょうけど。

りおちゃん(明日海りおさん)とかのちゃん(花乃まりあさん)みたいな、師弟関係っぽいコンビだったのかなと思ったり。

たまきちはどちらかというと、近い男役のほうが相手役さんぽくなっている……のはなぜ……??(みやちゃんしかり、ちなつちゃんしかり)

私の中のひとつの時代が終わった。

ここからは完全に私の話なのですが、たまきちが退団したことで、私の中の宝塚の大きな時代が終わったなと実感しました。

だからこそ書くのがもったいないというか、書いたらなにか欠けてしまうような気がしていたのですが……。

私が宝塚に初めて出会ったのが、りおちゃんの台湾公演……を梅田で上演していた時、2015年。

その時は宝塚にもりおちゃんにもハマることなく過ごし、次に観たのがたまきちのお披露目公演「アーサー王伝説」でした。

月組のお芝居に感動したものの、ここでもハマることはなかったです。

ただ、「もう一度花組を観たいな……」と思わせてくれたんですよね。

その矢先、かのちゃん退団の記事を観て大劇場に花組さんを観に行って現在に至るので、私にとってりおちゃんとたまきちは宝塚に導いてくれた二人なんです。

そんな二人がもう現在の宝塚にいないという事実は、ショックとか悲しいとか寂しいとかはありませんが、「あ~、フェーズが変わっちゃうんだなあ」という気持ちがあって。

まだまだこれから先が期待できる生徒さんもたくさんいらっしゃいますし、宝塚の観劇を辞めることもありませんが、一区切りついたかな、というところはあります。

ただ、私にとって本当に特別な二人だったことは間違いなく。

たまきちは今度OGさんのコンサートに出演が決まっているので、チャンスがあれば観てみたいな……と思っています!

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