愛希れいかさん主演「フラッシュダンス」感想2:ニックルートの感想(ネタバレあり)

OG出演
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前回はグロリア・キキ・テスの友情ルートについての感想をメインに書きました。

今回はアレックスの相手役であるニック・ハーレー(廣瀬友祐さん)とのルートを中心に感想を書いていきます。

結構言いたいことを言いまくっているので、ご注意ください…。

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とりあえず、共感しづらい…。

私にとってニックは、非常に共感しづらいキャラクターでした。

お金持ちのおぼっちゃまで、世間からズレている…というのは多くのお芝居、ドラマなどでも見られますし、そこはいいんですよ。全然。チャーミングな部分として描かれてるところもありますし。

なんでもかんでもざっくりお金で解決!ってのもお金持ちの印象としてありがちですしね。

しかしですね、共感できないなーって思ったのが、スクールに賄賂を贈ったところ。

ニックのセリフに「努力だけではどうにもならないこともある」でしょうし、「世の中綺麗事だけでは無理」なことも実際にあるでしょう。

だけど、アレックスがニックが裏で手を回しそうだな、ということを見抜いた上で「それはしないでね」と釘をさしたにも関わらずそれをやっているのが全く共感できません。

自分の力でどうなるかを試したい、自分の力を信じたい、そのために努力している彼女に対していくら愛情と心配でやったとしても、すんなって言われることをするのは…どうなん?という感じでした。

その後、この問題を巡ってアレックスがオーディションを受けないという決断までするのですが……それについてニックがアレックスを説得、なのでしょうが責めているようにしか見えなくて。

正しいことも言ってるんですよ。

「せっかく掴んだチャンスなんだからそれを棒に振るな」的なことはほんまにそうやなと思いますし。

「世界にNOと言われないためには自分がまずNOと言わなければならない」というのはカッコイイですよね。刺さりました。

だけど、全部「お前がいうなや」っていう結論になってしまうんですよね、私の中で…。

お前が賄賂わたさんかったらアレックスはそのままオーディション素直に受けてたんでは???って。

オーディション合格後、アレックスはニックに対して「友達の力を借りてもいいことがわかったの!」と言っていましたが、ニックのアレは友達の力じゃねーからな。とか。

共感できなさすぎてめっちゃ文句みたいになってしまいました。ひえー。

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ニック役・廣瀬友祐さんについて

ニック役を演じた廣瀬さんは、「るろうに剣心」で斎藤一役をされていたのを覚えています。

手ぬぐいにかかれた字がめちゃくちゃ達筆ですごく印象的でした。

それはさておき、高い背と甘いマスクなのでおぼっちゃんキャラクターに合っているなという印象です。スーツもよくお似合いでしたね。
ちゃぴ(愛希れいかさん)と並ぶとその身長差に結構驚きました。ちゃぴも決して低くないのに。
あと軽々持ち上げてたりとか…さすがリアル男子は違うな…。

歌のシーンも多く、結構キーが高い曲もあったと思うのですがさらっと歌われていて慣れてはるんやな~と。

私はニックというキャラクターに全然感情移入できなかったのでそういった目線で見てしまうのですが、どうやって役作りをされたのか、非常に気になりますね…。

真面目・誠実な印象をもたせる外見の方だったので、だからこそ行動とのアンバランスさが気になったのかなあ。もっとアホっぽかったらよかったのかしら。

素直に成長してくれるだけでよかった気がするんだけどな…

映画を観ていないので、映画版のニックはどのようなキャラクターづけかはわからないのですが、素直に世間知らずのおぼっちゃんから自分の意志を持つ青年に成長するっていう味付けでもよかったんじゃないかなと思います。

わざわざニックが裏で手を回そうとしなくても、単純に幼いころからレッスンを受けられる環境にはなかったアレックスが、他の受験生たちとの壁を感じる…って形でオーディションを受けるのが怖くなってしまった、っていう展開でも問題がないように感じてしまって…。
そこでニックが色々といいセリフいったらカッコイイんじゃないかなあと思うので。

せっかくのヒーローポジションなんだから、最終的に満場一致でヒーローだぜ!ってなる落とし所が欲しかったなぁ。なにげにC.C.的な消化不良感はあるかもしれません。

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