昨日はちゃぴ(愛希れいかさん)主演のミュージカル「フラッシュダンス」を観てきました!
映画が超有名でご存知の方も多いと思いますが、私は映画を観たことがなく、このミュージカルが初「フラッシュダンス」でした。
ちゃぴちゃんを退団後生で(舞台で)観るのは初めてで、演目もちゃぴちゃんにピッタリなダンサブルなものということで非常に楽しみにしていました。
と、期待値の高かった今作。素晴らしい部分もたくさんありましたが、「ううん…?」と思うところも正直あったので、素直に書いていきたいと思います。
ちゃぴちゃんは相変わらず太陽だった。筋肉も美しかった。
舞台が始まって、ちゃぴちゃんが演じるアレックスが舞台の真ん中に出てきたときに「ああ~!!」とめちゃくちゃ懐かしい気持ちになりました。
在団中も太陽のように輝いていましたが、それが更に増していて、観ているだけで元気が出るようなあたたかさと強さが感じられて。
そしてダンスシーンが非常に多く、時代背景(80年代のアメリカ)およびアレックスが置かれている背景(夜はクラブ?でダンサーとして働いている)もあり、非常に肌色率が高い衣装も全編通して多かったです。
なんだろう、宝塚を観ていればそんなにびっくりするほどの肌色率ではないのですが(結構足も出してますしね、娘役さんも男役さんも)、一般舞台の中では結構出ているかも?と密かに思いました(笑)。
個人的なちゃぴちゃんの大好きポイントは、筋肉質な足!本当に美しくて大好きです。
当然足もバンバン出してくれるので、美しい筋肉を堪能しまくれました。でも「BADDY」の頃からは少し細くなったかな?
まああのときは運動量が多分異常でしたからね…。
とはいえ、今回の公演でも一番踊っているのは多分ちゃぴちゃんですし、めちゃくちゃ体力は使っていると思います。すごかった!
ストーリーは大きく3つの軸に分かれて展開。
この舞台は多分映画版と同じく、アレックスがその身に秘めた情熱とダンスで名門ダンス校?のオーディションにチャレンジしていくのがメインで、そこに
という3つのスパイスが盛り込まれています。
ここからは、それぞれのルートにわけて感想を書いていきたいなと。
書いていたら、めちゃくちゃ長くなったので今回はガールズルート(主にグロリア)のお話です。
アレックスと親友のガールズ3人について
アレックスが夜にダンサーとして働いているバーには、他に3人の女の子がいます。
同じお店で働くコメディアン志望の青年と付き合っているものの、ちょっとくすぶり気味なグロリア(桜井玲香さん)、キキ(DreamのShizukaさん)、テス(石田ニコルさん)。
この4人できゃいきゃいしているのがめちゃくちゃかわいくて、個人的にはもうちょっと4人でわちゃっててほしかったほど。
尺の都合上仕方ないことですが、この3人の中ではグロリアがフューチャーされており、キキとテスの二人はソロで歌唱&ダンスのシーンはあったものの、場面転換に差し込まれている印象を受けたので、もうちょっと深堀りしてほしかったな~と。
3人ともタイプが違って面白かったです。
グロリア役 桜井玲香さんについて
グロリア役の桜井玲香さんは、乃木坂時代よりもアイドルっぽくなった印象があります。今回キャストの中で一番小柄だからそう思ったのかも。
演技指導なのか、ヒールでちょこちょこ小幅で歩くのがとても愛らしかったです。
ただ、愛らしすぎる故にか、ストーリー上ライバル店でセクシーな格好で踊る羽目になってしまうのですが、セクシーさが感じられなくて「路線が違う!無理しないで!!」という気持ちになってしまいました。
普段の?スカジャンデニムスタイルが一番可愛かったです。意外に声が高くて甘いのはちょっと驚きました。クール系かと思ってた…!!
キキ役 Dream Shizukaさんについて
キキ役を演じたのはShizukaさん。伸びのあるファンクな歌声が心地いいな~と思っていたら、E-girlsのボーカルもつとめておられるとか。納得!
お歌が上手なので歌唱シーンも多く、押し出しも強いのはステージ慣れでしょうか。
「気にすんなよ!」といいながらアレックスの背中を押してくれるようなキャラかなという印象を持っています。
テス役 石田ニコルさんについて
彼女はモデルとして認知していたのですが、ミュージカルもやられているとは全く知りませんでした。そして歌がうまい!響く低音大好き!とやられました。
見た目の華やかさとアンバランスな、きぐるみを着ているシーンがめっちゃ可愛かったです。
グロリアルートざっくり感想。いいんだけど雑なとこもある
それでは最初に、お友達ルート、いわばグロリアルートの感想を書いていきたいです。
アレックスの親友、グロリアの夢と希望、そして挫折と再生を描いていると言え、このルートが終わったときには「ああ~、よかったなあ」「そういうこともあるよなあ」と共感と安心の気持ちが出ていました。
このルートに関わる重要な男性たち
グロリアルートで重要な役目を担うのは、彼女の彼氏・ジミー(ふぉ~ゆ~ 福田悠太さん)と、彼女を甘い言葉でスカウトするが…な、ライバル店Chameleonのオーナー、C.C.(植原卓也さん)。
ジミーは今の自分の居場所に不満を持っており、グロリアとともにビッグになって店を出るという約束を反故し、先にN.Yに渡ってしまいます。
普段からMTVに出られるようなダンサーになるという自分の夢をバカにされていたこともあり、ジミーへの信頼が失われつつあったタイミングで、急に自分だけN.Yに出ていくことを話され、グロリアは失意の状態。
そこへC.C.がつけこみ、本来彼のお店では過激な衣装でのサービスをしているところ、彼女はそれをしなくてもいいという条件で引き抜きをします。
しかし当然それは嘘。グロリアは本来は肌を見せたくないのに見せることをさせられ、自暴自棄になっていきます。
最終的にはアレックスとジミーが店に乗り込み、グロリアを連れ出して事なきを得るのですが、彼女の成長に当たって非常に重要なパーツであるC.C.の扱いが雑だなあと感じました。
C.C.の扱いが雑だと思う理由
1幕で「これはやばい悪役だ!」と、どう絡んでいくのかが非常に楽しみなキャラクターとして受け取りました。
2幕でグロリアが堕ちていくのを見て「ああ~嫌なやつやな~これはスッキリしたいな~」とめっちゃいい感じで悪役をしてくれていたんですよ!
ただ、2幕になってアレックスとニックがこじれ始めたところから「あっこれ、全部解決しないとオーディションまでいけないよね?これ収拾つけられるの?」と思い始めまして。
アレックスとN.Yから戻ってきたジミーがC.C.のお店に突撃してグロリアを奪還します。そのときにC.C.はわざわざ「すべての人間は俺にひざまずく!」とか言ってるんですけど、絶対にこれ無理やろ…(尺が)と思っちゃって。
そしてオチ?はニックが「C.C.の店は通報しておいたよ」。あっはい。
あそこまで言っておいて舞台装置度半端ねえ…と正直思ってしまいました。広げたならもうちょっと派手に散らしてほしかったわ~と。
なんというか、小物感だけ残したのがちょっとなあって感じです。
余談ですが、C.C.は「るろうに剣心」で左之助役をされていたんですよね。
C.C.の見た目では全然わからなかったのですが、プログラムに出演作品として「るろうに剣心」が記載されていて「あ~!」って感じでした。
ジミーとグロリアの着地点は好き
と、ひとしきり文句を言いましたが、ジミーとグロリアの着地点は好きです。
夢追い人(という言い方は二人に失礼かもしれませんが)の二人ですが、きっとどちらも夢を諦めたわけではなく。きっちりと等身大の自分たちを見て、認めて進んでいこうって感じになったんじゃないかな…と解釈しています。
やっぱりかわいい女の子には笑顔になってほしいですからね。
めちゃくちゃ長くなってしまった…
本当は1回でざくっと書こうと思ったのですが、めっちゃくちゃ長くなってしまったので、ちょっと続きます。
次回はアレックスの恋人となるハーレーの御曹司、ニックとのルート…は書くつもりで、アレックスの恩人、ハンナとのルートも書けたらいいなあという感じです。あまり長くなったらまた分割するかも…。
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