去る11月26日・27日に神戸国際会館こくさいホールで上演された、明日海りおさんの1stコンサート「ASMIC LAB」に行ってまいりました!
まさかのFC抽選で全部あたったので(神戸公演のみ)全通してきましたが(笑)、毎回新鮮に楽しめて、全部当たっててよかった~!と思ったほど。
まだ静岡公演と東京公演が控えていますが、ネタバレ(曲名・衣装など)ありの感想を。
「新鮮に観たい!」という方はご注意ください。
ほぼほぼ出ずっぱり!さすがの体力、そして構成
コンサートの情報のみで見ると、出演者は千秋楽を除いてりおちゃんのみ。
もちろんダンサーさんやバンドさんはいらっしゃいますが、衣装替えなどはどうやってつなぐんだろう?というのが最初の疑問でした。
当然ながら舞台上で着替えることはないので(笑)、絶対に舞台に出ない時間があるのですが……いやはや!演出の巧みさと、出演者の皆様の技量に圧倒されました。
つなぎの演出がどれも素敵!
他にいい言葉を知らないので、失礼ながらりおちゃんがハケて次にでてくるまでの「つなぎ」の時間と言ってしまいますが、その際の演出がどれも自然で素敵でした。
最初の黒いスーツのお衣装から着替える時は、美しいバイオリンに合わせたダンス。
次はバンドさんによるジャジーなナンバー。これがまた格好いいんですよね~。
久々にウッドベースを腹で聴いた気がします。生バンドの良さ、超出てる。
うまく言えませんが、「ザ・つなぎです!」という感じではなく、きちんと構成・演出として「ここにあるといいね!」と言えるピースが収まっているような印象を受けました。
いうてさすがの体力
りおちゃんが舞台にいない時間はもちろんあるのですが、決して長い時間ではありません。
1回で5分くらい?あくまで体感なので、実際の時間はわからないです、もっと長いかもしれませんし、短いかもしれません。
それで出てきて歌って踊って……と、あの細い細い体になんであれだけのパワーがあるのかと相変わらず驚かされます。
伊達に18年間宝塚に在団しているわけじゃないですね……直前までマドモアゼル・モーツァルトをやっていたのもよかったのかもしれません。
あれも体力めっちゃ使うのに2回公演とか普通にしてましたもんね。やべえ。
4つのラボだけど、衣装替えはもっと多い
コンセプトは「明日海りおを構成する4つの要素を研究する」ということで、おおまかに4つのエリア(シーン)に分かれた構成になっています(実際は5つに感じたけど)。
とはいえ、着ている衣装はもっと多くて、様々なりおちゃんを楽しめました。
詳しくはまた別記事で書きたいと思います。
男役らしさはあった?
宝塚時代からのファンの方からすれば、「まだ男役らしさはあるのかな?」という部分は気になるところだと思います。
結論から言いますと、私は男役っぽい部分をちらほら感じました(笑)。
歌う時の表情というのかな。
やっぱり、男性の曲を歌う時はそういった役作りになるのかな?と思ったりとか。
男性のダンサーさんと踊る時はしっかり男役顔になっていた気がしますね。
とはいいつつも、やはり退団して2年が経つので、彼女がもともと持っている柔らかい部分がより出てきているようにも思えました。
あの曲も、そしてあの曲も!納得と意外の選曲
事前のインタビューでも、プログラムに掲載されているインタビューでも「どんな曲を歌うのか?」はわからないままでした。
ファンとしては色んな歌を歌って欲しいと同時に「でも宝塚時代の曲も聴きたいわ……」と思う、贅沢な生き物です。私だけかもしれないけど。
そういった勝手な欲を持ちつつ観たのですが、「こんな曲歌うんだ!?」と意外なものもあれば、「ああ、りおちゃん好きだもんね」と大きく納得出来る曲もあり……と、まさにバラエティに富んだ内容になっていました。
昭和・平成・令和の曲たちを縦断!
曲の細かいリストはまた別記事で感想を書くとしまして。
恋アリ(花組公演「恋スルARENA」)で歌ったBoAちゃんの「VALENTI」など、宝塚時代のファンにはおなじみの曲もあれば、
れいちゃん(柚香光さん)主演「Cool Beast!!」で採用されていたポルノグラフィティの「ジョバイロ」を「これは私の(歌いたかった)曲!!」の宣言と共に(笑)歌われていたり。
Adoさんの「ギラギラ」などかなり最近の曲が入っているかと思えば、ユーロビートアレンジされた中森明菜さんの「DESIRE」もあったり……。
昭和・平成・令和と縦断して様々な曲を歌ってくれました。
一番多いのは平成で、りおちゃんが学生時代に聴いていたのかな?と思えるような時代の曲が多めでしたね。
まあ、最新曲ばっかり歌われても全然私、わからないんですけどね……。(わからなくても楽しいから問題はないです)

必死で歌詞の一部を覚えて検索して曲名を割り出したのがいくつか……
やっぱり宝塚の曲は盛り上がるよね。
コンサート後半、多分「クール」エリアで歌われたのは、まさかの退団公演「シャルム!」の主題歌。
まあもう、イントロでわかるよね!どんだけ聴きに行ったか……。
それまでも会場は盛り上がっていたんですが、多分この時が最高潮でしたね(笑)。
手拍子の揃い方と音量が、他と全然違うんですよマジで。
26日、27日2公演ともそうだったので、やっぱり宝塚の曲って安心するし、手拍子しやすく作られてるんだな~と思いました。
その後はMCを挟んで、エリザベートの「私だけに」、マドモアゼル・モーツァルトの「パパ、どうして」の2曲を歌ってくれました。
「私だけに」はきちんと高音が出てて、ガラコンの時に比べると喉の使い方を変えたことがよくわかります。
マドモアゼル・モーツァルトでキーが高い曲も歌っていたので、そこで鍛えた結果が出ているのかもしれないですけども。
「じゃあ、低音は出なくなっちゃったの?」と思われるかもしれませんが、全くそれもなく。
キレイに低音も歌っていたので、発声の幅自体を広げるようなトレーニングをしているのかな?と感じました。
どんな姿?になっても、りおちゃんはりおちゃんだなと。
アンコールでは、まるでちゃぴ(愛希れいかさん)が着てそうな、白い大きなフリルのついたエレガントなタイトドレスで登場。
恋アリでも歌われた「恋を止めないで」と、退団公演で歌った「ケ・サラ」の2曲を歌ってくれました。
現役時代を懐かしみつつも、新たな道を歩いている彼女の姿を見ていると「男役ではなくなってしまっても、りおちゃんはりおちゃんだなあ」と改めて思わされます。
今回の公演は、私にとって「私はりおちゃんのこういうところが好きなんだな」と、新たな明日海りおの好きポイントを研究出来るコンサートだったのかもしれません。
しっかりともらったものを少しでも残しておきたいので、しばらくはASMIC LAB関連の更新になると思いますが、また見ていただけたら嬉しいです。
もちろん、千秋楽の配信も観ますよ!
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