ついにあと2日で千秋楽を迎えます、現在の星組公演。
今日は最近に引き続いて今回の公演のショー「Éclair Brillant(エクレール ブリアン)」の感想を書きたいなと思います。
正直、いい意味で裏切られました。素敵なショーでした。
正直そんなに期待していなかった
最初からひどい書き出しですが、正直そう大きな期待はしていませんでした。
といいますのも、以前星組さんで公演された「ベルリン、わが愛 / Bouquet de TAKARAZUKA」のショー、「Bouquet de TAKARAZUKA」が個人的にイマイチだったからです。
クラシカルなショーというのはしっかりと理解できましたが、
・プロローグの衣装が地味じゃない……?(なんであんな肌色のようなピンクベージュに…)
・デュエダン全然なくない……?(あっても3組でとか)
といった気になった点をはじめ、いまいち全体のメリハリがないように感じられて私の中ではイマイチなショーの位置づけでした。
演出家が同じ酒井澄夫先生ということで、「同じ感じになるのでは…」と思っていました。
しかし今回のショーはクラシカルな部分もありつつ場面構成にメリハリがあり、衣装もカラフルなものが多く、しっかりとトップコンビの絡みもある!
バラエティ豊かで素敵なショーだなと感じました。本当にめっちゃいい意味で裏切られました。ありがとう先生。
個人的に好きなシーン
個人的に好きなシーンを挙げますと、やはりラスト付近の黒燕尾でしょうか。
音楽がとても素敵で……。最初に紅さん(紅ゆずるさん)がお一人で踊られるのですが、トップスター一人で踊る、というのはどこか神聖な印象になりますね。宝塚+黒燕尾がそうさせるのかもしれませんが。
でも振り付けはかなりシンプルでしたね。紅さんはダンサーの印象がないので、仕方ないのかな…。
その後、鮮やかな花びらを思わせるドレスをまとった娘役たちが合流してひらひらと舞う姿も美しいです。
スカートさばきや回転もつい見てしまうのですが、ここでもひっとん(舞空瞳さん)に目が。ひっとんのスカートさばき、キレイなんです……。回転する時の流れも美しくて。
そこから男役群舞に移行し、退団者であるれんれん(如月蓮さん)と麻央侑希さんが紅さんと肩を並べる振り付けも。足を踏まれてまおさんに回収されていくれんれんが可愛すぎて仕方ない。なんて可愛いの……あれで研16なのね……。
退団者の方々のシーンに関しては、みつるさん(華形ひかる)が率いてでてくる1シーンもとっても好きですね。
ロケットに出る若い子たちと一緒に踊ったり、こういう演出もあるんだ、素敵だな新しいな……と感じさせてくれたシーンです。他のショーでもこういうの観たいな~(退団者さんの演出であるかどうかにかかわらず)。
面白かった、気になったシーン
個人的に面白かったのは、てんてん(天寿光希さん)が歌い、トリデンテの3人が踊るシーン。
面白いというか、非常に聴かせるてんてんの歌に合わせて3人がダンスをするのですが……先に観劇をしていたお友達が「このシーンは何を表現しているのかわからなくて気になっています」と感想をくださって、めっちゃ真剣に何を伝えたいのか受け取ろうと頑張ったんですが、結局よくわからないという結論になってしまい。
ブエノスアイレスで…この人は昔恋人がいて…多分主人公が紅さんだよな…天使と悪魔の声…天使があーちゃん(綺咲愛里さん)で悪魔が琴ちゃん(礼真琴さん)か…??とか考えながら観ていました。
あの衣装素敵ですよね。手からベロベロって出る(表現がひどい)の格好いいなーと思います。
ボレロや琴ちゃん・ひっとんのシーンについては初見の時の感想とそう変わらないのでこちらを観ていただけましたら。
あと、気になった「人」なのですが、極美慎くん。
あの子はどこにいてもぱっと顔がわかるので、やっぱりスター候補として育てられているだけはあるんだなあと感心しました。
個人的に、ちょっと元雪組トップスターの壮一帆さんに似ている気がするのですが……私だけかな。
初回観たときは最上手に座ったのですが、めっちゃバシバシウインクしてて「おお~~頑張ってる~~!!」と思いました。今後もぜひぜひ頑張ってください。
でも最高上手(下手)はいいですよね。
花道の可愛い下級生たちの頑張りが間近で観られます…眼福。
天希ほまれくんかっこよかったな~!
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