昨日、やっとこさ現在の月組公演「I AM FROM AUSTRIA」を観劇してまいりました!
一言でいえば「本当に楽しかった~!」です!
セットが派手(だけど色味が上品で可愛い)!衣装が可愛い!(赤と緑のスタッフの補色がたまりません)歌もいい!と3時間本当に楽しく過ごしました。
まだ観劇予定があることと、初見なので色々見逃しがあるんやろうな~ということも踏まえつつ…とりあえずざくざくっとした感想を書きたいと思います。
※本編のネタバレはありませんが、スカステの初日映像で放送された部分に関しては触れますので「スカステ契約してないし自分がこの目で見るまでそういった情報も入れたくない!」という方はご注意ください。
舞台装置が楽しい!
劇場に入った時の最初の感想は「セット可愛いな~!」でした。
花道にホテルの…なんていうのでしょうか、壁?が配置されているんですけど、その色味が上品で可愛いのです。ベージュとボルドー(バーガンディ?)カラー。
さらにさすがサイトー先生という感じで映像も使いまくり。
その映像がよりそのシーンを面白くしたり、より臨場感を出したり、セットを変えるために内幕とでもいうんでしょうか?あそこにオシャレに映像を映し出したり…と、映像の使い方がとっても素敵でした。
他にも「おお~!」と驚くようなシーンもあって…。
私は小市民なので「ウィーン=オシャレ」なイメージを持っているのですが、そのイメージが全く壊れない、オシャレなセットや装置の使い方でした!
音楽もいい!
ウィーンのミュージカルと言えば、やはり「エリザベート」。
となると曲にも期待がかかってしまうのは仕方ないですよね。作曲者の方は違いますが、こちらの作品の音楽も、とってもよかったです!
内容はハッピーなミュージカルなのでアップテンポというかポップなナンバーが多くて華やかです。
個人的に1幕ラストの曲とか好きですし、第二の国歌と言われる「I AM FROM AUSTRIA」も心に沁みるとっても素敵な曲です。
ですがどうしてもマッチョマッチョなんです…頭に残るのはマッチョなんです…。
あんなん絶対洗脳されるやつやん!!好きです。
歌詞とか結構面白くて…
コメディ部分も多いので、歌詞も面白いんですよね。
私が好きなのは鳳月杏さん演じるヴォルフガングの曲の歌詞(の一部)「ビザも失くした」。帰れへんやん…!!
今回の噛ませ犬ポジション、エマのマネージャーのリチャード(月城かなとさん)が歌う曲も面白いです。周りの映像が面白いんですけど…(笑)。
フロントのフェリックス(風間柚乃さん)が歌う曲の歌詞も面白いな…(歌っている途中で観客の笑いが入るくらい!)思い返せば歌詞が楽しい曲がほんと多いです!
あとエレベーター、格式あるホテルなので「チーン」って鳴るのはわかるんですけど、わかるんですけど、この前星組さんの大千秋楽を観たところなので完全にANOTER WORLDが連想されてしまい一人でニヤニヤしてしていました。
ありがたやー、なんまいだー。
ストーリーも海外らしくて好き
ストーリーも楽しくて、海外らしさがいっぱいあって好きです!
コメディ要素も強くありながら、2幕ではホロリとさせられるような場面もあり、メタ要素を上手く使った演出もあり…と、飽きさせない工夫が凝らされています。
ストーリー自体は「まさかこれが!?」といったどんでん返しはなく普遍的、王道と言われる内容かなと思いますが、王道ゆえに見やすいので「1回しか観劇できない…」という方でも楽しめるのではないかなと思います。
メインのテーマは「故郷」であり、そのテーマはヒロインであるエマを通じて自分も再確認出来るような創りになっています。
オーストリアのお話ではあるものの、地元を離れて暮らしているような方はエマに共感・共鳴出来る部分が多いのではないかと。
全体のクオリティが高くて流石でした
メインキャストの皆さんはもちろん、流石芝居の月組!
全体のクオリティが高くてこういった海外ミュージカルにはピッタリでした。
個人個人の感想はまた別記事で書きたいなと思っていますが、特にさくらちゃん(美園さくらさん)がめちゃくちゃ可愛くて、歌も素敵で素晴らしいヒロインでした。
そして組替えしてきたちなつちゃんもめちゃくちゃおいしいお役で!この作品の笑いの3分の1くらいは持っていった…はず!多分!
どのキャラクターも濃いので、「こいつおもろいな!」って思っているだけで楽しめる良さがあります。
そしてそれを突き抜けて演じている月組生も素晴らしい!
私は実はお芝居の色は月組さんが一番好きなので、そんな私にとっては本当に楽しい時間でした。
「楽しかった~!またみたい!」と思える作品です。
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