【月組】「桜嵐記/Dream Chaser」千秋楽感想|最後まで楽しく明るく!心温まる千秋楽でした

月組
この記事は約7分で読めます。

6月21日、夏至の日。月組トップスター、珠城りょうさんをはじめとした9名が宝塚大劇場を卒業しました。

金曜日の観劇から1日空いただけでしたが、そこまでがとても長く感じた千秋楽で。

本編の感想はこれまでにそこそこ書いてきているので、サヨナラショーやご挨拶を中心に書ければと思います。

スポンサーリンク

公演本編について

相変わらず最後まで美しい舞台と、楽しいショーでした。

正儀が正行にお水を渡すところは、アドリブシーンになったんですかね(笑)。

映像でも花が散るところは本当に美しいですが、我が家のテレビでは吉野の桜の色がちょっと彩度が低めになっていて残念。

生でみると、もっと鮮やかできれいな桜なのになー……。

ショーもお芝居も、普段観られない角度やアップで抜いてくれるのは嬉しい限り。

ゆりちゃん(紫門ゆりやさん)演じる高師直が正面から抜かれてて、おおー!ってなりました。

「この子誰!?」って時にすぐにプログラムで確認できるのも、配信のよいところですね。

スポンサーリンク

サヨナラショーについて

サヨナラショー、めちゃくちゃ良かったです……ええ……。

個人的にそれでも不満点を挙げるならば、たまきちとさくら(美園さくらさん)で「I AM FROM AUSTRIA」を歌ってほしかったなあと。

さくらが「ブロンド」歌えてるから権利的には問題ないのかな?と思ったので……。

最初がアーサー王なのはほんまさー

最初は「アーサー王伝説」からで、これはまあ、プレお披露目ですし予想はしてたんですけどやっぱいいですね!!

私とたまきちの出会いもこの作品だったので、色々こみ上げるものがあります。

マーリンのセリフが入っているのもよきよきすぎて。

恐れられる王でなく、愛される王に。たまきちはなったのではないでしょうか。

続いての「カンパニー」と、組を想う、絆を感じる曲が続くのもとてもたまきちらしくていいなあと感じました。

グランドホテル」は権利的に大丈夫だったんだ!と驚き。バロン格好良くて、本当に大好きでした。

初めて月組の作品を大劇場でみたのがこれだったので、思い入れが強いです……。

過去に戻ってもう一度見たい作品No.1かも。

さくらのドレスが可愛すぎる問題。

さくらは「I AM FROM AUSTRIA」のエマのワンピースをアレンジしたような素敵なドレスで登場!!なんて可愛いの!足も出てるし!!

さくらの足は国宝だから出してくれないと困るんや

この作品はさくらの出世作でもありますし、絶対に入っていると信じていましたが「ブロンド」を選択するとは、粋だな~!!って感じです。

エリザはこう使うか!!と膝を叩いた

男役群舞に、「エリザベート」のフィナーレ(闇が広がる)を使うの、めっちゃいい!!良すぎる!!!思わず膝を叩きました。

正直エリザ使わないかなって思ってたんですが、こんな素晴らしい方法があるとは!!

しかも組替え的にエリザにかすれなかったちなつちゃん(鳳月杏さん)のダンスも見られるなんて、お得すぎなのでは???ありがとうございました……。

赤いお衣装可愛かった~~~~

さくらとのデュエダンは「夢現無双」で。

さくらの赤いドレスもとっても似合ってて、可愛かったな……。美しいとしか言いようがない……。

髪の毛がひっかかっちゃうところも微笑ましくて、ご本人たちは大変だったと思いますが、ファンとしては嬉しいハプニングなので全く問題ありません。

世の中には自分の持ち歌をうまく歌えず終わる人もいるので……。

まだHappiness歌われてねえなあ

退団者の方々の出番もしっかりあってよかった!

たまさく以外の退団者の皆様の出番もしっかりあってよかったです!

退団者の方々だけで「カルーセル輪舞曲」、れいこちゃん(月城かなとさん)と共に「クルンテープ」と、月組はショーもいい曲が多いな~としみじみ。

カルーセルの時のお衣装、虹みたいでキレイでした~!7人だからかな?

あれは本編のHymn of Lifeの時につけていたお花と同じカラーなのかしら……。

世界最強のコンビでてきちゃった

驚いたのは、まさかまさかの「幽霊刑事」!!

え!?この前(3ヶ月前)見たばっかりなのに!?また出してくれちゃうの!?嬉しい!

からの「月雲の皇子」!!これもまたやってくれるの!?嬉しい!!!

なんというちなたまコーナー……!!この二人の絆の強さがわかる1シーンでした。

最後はやっぱりこれだよね!

最後、白を基調とした素敵なお衣装で出てきたたまきち。

たまきちってすごく白が似合いますよね。

殿堂に行った時に、これまでのフィナーレ衣装を並べたお写真があったんですが、今回の「Dream Chaser」を入れて5/8が白でした(本公演のみ)。

ここまで白を着まくった方ってそうそういないんじゃないのかなあ……。

この服で歌うのが「All for One」なのも良かったです。メインテーマじゃなくて「明日を信じて」なところもよき。この曲大好きです。

そして最後はやっぱり「BADDY」。

たまきちの新しいイメージを作ってくれた、ファンにとっても、彼女にとっても大切な作品!

後ろで楽しそうにしてるからんちゃん(千海華蘭さん)も可愛かった(笑)。

わーわーしてる間に幕が降りちゃうのも、BADDYらしくていいなーと思ったり。

ご挨拶について

ご挨拶については……なんというか、細かくというよりはざくっとした感じになってしまいそうですが……。

可能であればぜひとも、タカラヅカニュースで!

お花がどれもとっても素敵!

今回声を大にしていいたいのは、お花がそれぞれみんな個性的でめっちゃくちゃかわいい!!!ってこと。

似たような印象のものがひとつもなくて、カラーも全然かぶっていなくて。

それでいてそれぞれのキャラクターがわかるような色やお花や装飾になっていて……いやはや、お花屋さんの手腕に驚かされます。

千秋楽はお花を見るのも楽しみのひとつなのですが、今回は個性爆発!という感じで、さらに皆さんのキャラクターに合っていてとっても素敵でした。

さくらは赤で、ちょっとスウェードぽい印象のグレーがアクセントになっていて、シックで上品。

たまきちはまさに大輪という単語が似合う蘭の花。全てが削ぎ落とされたシンプルなお花は、彼女そのもののようでとても美しかったです。

ないてる子も多くてじんわり……

ご挨拶では、結構涙ぐむ方が多くて、こっちもじんわりきちゃいました。

最近はあまり泣く方ってそう多くないイメージがあったので、ちょっと新鮮です。

さくらなんて最初から泣いていて愛らしくて(笑)。

たまきちは流石、泣かなかったですねえ。

みやちゃん(美弥るりかさん)とか、れおなさん(響れおなさん)が辞められるときは泣いてたのになあ……(ほっこり)。

でも今回も専科に異動されるお二人のことを語るときはちょっと崩れてましたね。

人の事になると涙もろくなってしまうたまきちの人柄に温かさを感じます。

もっと自分のためにやっていいんだよ……

たまきちはその後の会見でも、自分よりもファンの方のことを考えて……と、常に「人より他」という、舞台人としてそれは非常に真摯な態度なのだと思います。

が、もっと自分のスキなように、自分のためにやっていいんだよ!と言いたくもなります。

こういうところが彼女の魅力のひとつではあるのでしょうが……。

個人的にはもうちょっとさくらの出番があると嬉しかったなーと思うし、二人でIAFA歌ってほしかったなと思ってるし、最後のBADDYのとこでもっとさくらが出てもよかったんじゃないかなって思ったりはしてます。

ちゃぴ(愛希れいかさん)との時代のときはさくらが全然前に出てないんですよね。

他のときはまだしも、最後くらいはもっとさくらも前に出てもいいんじゃないかなと思うんやけどなー。

と、MORE!は要望はあれども、サヨナラショーもご挨拶もとっても素敵でした。

今日のタカラヅカニュースで放送された、たまきちの入りの時の白スーツは格好良すぎて倒れるかと思いました。

東京ではもっと研ぎ澄まされたものが観られるでしょうから、とっても楽しみにしています。千秋楽までは、お預けですが……。

その他月組に関する記事はこちらから!
月組公演記事 月組雑記記事 月組テレビ感想記事

コメント