【花組】「はいからさんが通る(2020.07.31)」感想2:本編第1幕を追いつつ

花組
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現在は公演中止中の花組公演「はいからさんが通る」。

運良く7月31日に観劇してきましたので、今回からは具体的な感想を書いていきます。色々考えたのですが、今回は「第1幕」を追っていくかたちで。

ポーの一族」のときに全シーン振り返り感想を書いたのですが、またやってしまおうという企画。

ただ、全部細かく追うと大変なので、前回に比べるとサクっとした感じになっています。

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第一場A・回想

ひとこちゃん(永久輝せあさん)演じる高屋敷要からスタート。

初見の時は、どれくらい物語に絡んでくるのかドキドキしていましたなあ……。

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第一場B・プロローグ

ここは外せませんね!

前回の記事にも書きましたが、やはりこういったプロローグは「ザ・宝塚!」という感じがしてとても好きです。

花道までしっかりと使ってくれているのが嬉しい。

上手側の花道にはほってぃー(帆純まひろさん)、べちこちゃん(泉まいらさん)、はなこちゃん(一之瀬航季さん)が居て眼福。

下手側の花道にはらいとくん(希波らいとさん)も。多分花道にいる子では最下級生じゃないかな……。

第二場・小石川・大正七年

実質プロローグと言うか、二人の出会いの場面。

結構なスピードで華ちゃん(華優希さん)が袖に突っ込んでいってますけど、大丈夫なのかな?とちょっと心配になります💦

れいちゃん(柚香光さん)の笑いは相変わらずナポレオン(カリスタ)だなあと思いつつ。張ってますよね。はっはっは。

れいちゃんの笑いっていつもナポレオンやな~って思っているんですけど、他の人はどうなんだろう?と考えたときに、実はれいちゃんってよく笑う役をしているのか……?と思ったりしました。

なんでかっていうと、ご贔屓の(芝居上の)笑いってそんな張ってるイメージがないんですよね…ザックくらい?ショーヴランも張ってたかな?忘れてしまった……。

最後に華ちゃんがハケるときにベルを「チリンッ!」と一発鳴らしていくところがとても好きです。

第三場・跡無女学館

女学校シーン!女学生のみんなが可愛いんですよね~ここ。

くりすちゃん(音くり寿さん)演じる環さんの初登場シーン。

同期で同級生(?)なのいいよな~とニヤニヤできます。

第四場・花村家(A)/回想(B)

朝であった二人は実は許嫁!

るなちゃん(冴月瑠那さん)のパパが大好きなので、見られて嬉しいシーン(登場はもっと前ですけども)。

まるであつらえたように置いてある竹刀ににっこりしつつ見る、とても微笑ましい1場面ですね!

回想のシーンは、けいこさん(美穂圭子さん)の美声が聴けて嬉しいです。仕方ないとはいえ、今回歌う場面がないので……。

 

第五場・浅草

よっぱらい紅緒さん爆誕!

田谷力三と原信子を演じるべちこちゃんといとちゃん(糸月雪羽さん)が個人的な見どころです!

これは本公演で追加された部分?と言っていいのか……小芝居と言うべきでしょうか。
ふたりとも歌がお上手なので、披露できるシーンがあってよかったなあととっても嬉しいです。

歌い終わった後も色々とやっていて、べちこちゃんがポーズを取ったらいとちゃんの邪魔でいつもぺしぺし払われていたり…(笑)。

文字にするのが遅くなりましたが、ほのかちゃん(聖乃あすかさん)演じる蘭丸も相変わらず可愛い!……のですが、確かタカラヅカニュースでさおりさん(高翔みず希さん)が触れていたように、初演に比べると男らしくなっているような。

3年という時間は大きいものなんですね……。

よっぱらぱ~になった華ちゃんの演技がとっても好きで。千鳥足も上手だし、目が座ってる顔が可愛すぎてよきです。

あと忘れてはいけないのが牛五郎役のつかさくん(飛龍つかささん)ですね!

初演のたそ(天真みちるさん)とは違うアプローチでいい味が出てるな~と思います。

最後は環さんと蘭丸の二人が結託するところでこのシーンは幕を閉じますが、環さんがとっくりで飲むんかい!っていうのがついついツッコミたくなっちゃうポイントですよね。

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第6場・伊集院家

人力車で輿入れじゃ~!

ゆめ様(鞠花ゆめさん)の如月、今回もチョーサイコーです。本当に大好き。

また、執事とメイド役で多数の下級生が出てくる点も見逃せません!まれちゃん(涼葉まれさん)と星空美咲ちゃんをついチェックしてしまいます。

まのくん(愛乃一真さん)やだいやくん(侑輝大弥さん)といった若手ホープも実は執事に含まれているんですよね。

メイド陣は安定のメンツです。最近はみくりんこちゃんである三空凜花ちゃんが気になっています。

ここで出てきた少尉の服が初演とは違う気がします。あくまで記憶の中のですけど。もっとガウン系だったような気が……。次の場面の服ですね。

このシーンは壁ドン(ぽいの)、肩引き寄せ、おでこにキスといった胸キュンポイントがたった5分程度に詰め込まれているのがすごいなと思います。もうちょっと分散させても……!と言いたくなっちゃうレベル。

第7場・花嫁修業

サンドイッチ美味しそう。

美味しそうな小道具は正義です。エードラートルテとかね。

はちゃめちゃなことをして婚約破棄を狙う紅緒さんですが、いくらごはん抜きになったとしても、夫人が言っているように新しい風をお屋敷に吹き入れてくれていることがわかる、素敵なシーンだと思います。

サンドイッチ食べるときにみんな優しい顔して見守ってるからね。可愛い。

第8場・伊集院家・門前

ひらめちゃん(朝月希和さん)演じる吉次さん初登場シーン。

ここで紅緒さんが「○○組!」と間違えるのは日替わりネタなのでしょうか?

この時は「花組!」と言って、みんなが花組ポーズをしてくれたんですよね~。その後3人共拍手を煽ってて可愛かったです。

配信で観たときは花組じゃなかったから……。途中で花組になったのかな。千秋楽もチェックせねば!

ひらめちゃんの吉次さんはべーちゃん(桜咲彩花さん)の吉次さんに比べると強くてクールなイメージですね。アネサン!って言いたくなる感じ(笑)。

原作を読んでいないのであれなんですが、微妙に誤解を招くようなことを言うのはなんでなんだろう……と思ったり。
(原作ではそこの誤解から一定の話数を使って流れがわかるようになっていると思われるのですが、多分舞台では多少はぶいてる?)

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第9場・伊集院家・園遊会

とってもとっても好きなシーンです。

何が一番好きかって、紅緒さんのタンカなんですけどね!
蘭丸を守る気持ちもあったと思いますが、それ以上にお皿ごときで命をかけるなんて!という気持ちが大きかったんだろうなと感じました。

可憐なお嬢さんが真剣を持つおじいちゃまを前に強い瞳で訴えかけるのは本当に観ててキュンキュンしますね。私の個人的キュンポイントです。

そして女装して潜入した蘭丸がまた可愛い。やっぱりほのかちゃん可愛いな~。

そしてそして、このシーンは本当に見どころが多くてですね……。

少尉に場違いな格好でやってきて話しかける要をかなり不審そうな目で追う、こりのちゃん(美花梨乃さん)演じる弥生。
彼女はつねに厳しい顔で、ほとんど少尉から目を離していません。流石に警護まで買って出ているわけではないと思いますが、メイド長らしさが出ているように思います。

きょんちゃん(航琉ひびきさん)はお宝を守るような立ち位置で、会場全体に目を配っているような演技でした。

少尉と紅緒さんのダンスをいじわるな目でみているりんの(凛乃しづかさん)は面白すぎて…顔が!顔が!足をかけているのはひなちゃん(雛リリカさん)ですよね?あんなに優しい子が…どうして…!!と思いながらニヤニヤ観ています。完全に怪しい人です。

第十場・花村家

ここも好きなシーンです。

るなちゃんが男前すぎる。実際親にあんなこと言われたらショックですけれども、第三者として見ると愛情が深いのがわかるぶん泣けるんですよね……。

初演ではここで泣きました。

 

第十一場・花乃屋

ここも少しボリュームアップしたシーンになっている記憶があります。多分…くらいですけど。

いや~、ゆーなみくん(優波慧さん)の印念中佐、怖すぎるでしょ(褒め言葉)。めちゃくちゃに悪人顔すぎる。

ここも初演や配信の時は、中佐に対して頭からとっくりのお酒をかける演技だった気がしたんですが、観た時はバシャっとかけているような動作だった気が。

記憶違いでなければ、少しずつ色々変わってるんですね。部隊の醍醐味。

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第十二場・伊集院家

なんやかんやで伊集院家に戻ってきた紅緒さんですが、少尉は小倉に行くことに。

ここでは軍服のるなちゃんが観られてスパシーバです。

第十三場・伊集院家・中庭

少尉と紅緒さんの気持ちが通じ合ったと言ってもいい、とっても素敵なシーン。

ですがやっぱり個人的には木の上でやってほしかったな……。という気持ちがあります。

演出上銀橋を使うことは正しいと思うのですが、あの高さで話しているのがよかったという気持ちが強いので……。

第十四場・シベリア出兵

小倉にいた少尉がシベリア出兵の対象となり、北へ。

そこでマイティー(水美舞斗さん)演じる鬼島軍曹初登場。前も書きましたが、髪の毛ちょっとサラサラになったよね!?

最初は反抗的だった部隊をおさめ、今やみんなに命を捨ててもいいと言われるほどの少尉はまるでオスカル様のよう。オスカル様やってましたね。

捨て駒にされてしまった少尉たちの軍は、決死の逃亡を図りますが色々とあり、少尉は行方不明になってしまいます。

花道に出てくるりりかちゃん(華雅りりかさん)演じるラリサの美しいこと。フードをかぶった状態ですっと客席を向いたときの神々しさにはびっくりしました。

そして紅緒さんのキュンキュンポイントパート2がここです。白い喪服を着て髪を切って出てくる……あそこも彼女の芯の強さがとても美しく現れていて大好きなシーンです。だからちょっとラリサ&少尉に意識を移すのが遅くなっちゃうんですよね!

 

駆け足の第1幕感想はここまで!

多少駆け足になった部分もありますが、第1幕の感想でした。

多分思い出してまた後から付け足したり……なんてこともありそうですが。

できるだけ記憶が残っているうちに2幕の感想も書きたいなと思います。

そして花組のみなさんの体調が早く回復するように祈っております。

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