もう今年も終わりかけ!
ということで、2021年に観たタカラヅカ(関連)を改めて振り返っていきたいと思います。
今年は去年に続き、様々な公演をライブ配信してくれたおかげで、劇場に行く回数は減ったものの、観劇した演目自体はぐっと増えた印象でした。
- 公演の記載順について
- この記事の本公演の扱いにおいて、 宝塚歌劇公式ページに準じています。
ただし、宝塚と東京で年をまたぐ場合は「宝塚大劇場」を基準としています。
(「ピガール狂騒曲」「アナスタシア」は2020年、「元禄バロックロック」は2021年扱い)
また、生およびライブ配信で観ていない作品については掲載していません。
本格的に公演も再開した2021年、どれだけの作品を観たのか……思い出しつつ書いていきたいなと思います。
月組 「Eternità」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚バウホール | 1月15日〜1月17日 | 珠城りょう |
しょっぱなはたまきち(珠城りょうさん)のSPライブでした。
実際は雪組さんの本公演を観に行ってたんですけども、記載順マジックですね。
ライブ配信が複数回あったのが嬉しく、もちろんすべて買いました!
たまきちと仲がいい4人、どなたも大好きで見逃すところなどひとつもない!ってくらい色々じろじろ観てた記憶があります。しっかりブルーレイも買ってます(笑)。
もともとDSやコンサート系は好きなのもありますが、バウの方がホテルに比べると演出も色々と工夫できますし、構成も豪華になったんじゃないかな……劇団ありがとう!な一作でした。
花組「PRINCE OF ROSES」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚バウホール | 1月28日~2月7日 | 聖乃あすか |
祝!ほのかちゃん(聖乃あすかさん)初主演。
幸いなことにチケットが当選したので生で観ました。
ほのかちゃんはもちろんですが、ヒロインの美咲ちゃん(星空美咲ちゃん)の実力に驚いた記憶の方が強かったり。
主演が若いぶん下級生の活躍が多く観られた点もとってもよかったです。
えーちゃん(芹尚英さん)は本公演でも出番増えてますよね~!
あさひくん(叶海あさひさん)が超いい役で……本公演でも続いてほしいなーと思いながら毎回姿を探すようになりました。
宝塚歌劇団・聖乃あすか「花組 バウホール「PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-」 (ライブ)」をitunes storeで
花組「NICE WORK IF YOU CAN GET IT」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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東京国際フォーラム ホールC 梅田芸術劇場メインホール | 1月9日〜1月19日 2月2日~2月9日 | 柚香光 華優希 |
華ちゃん(華優希さん)の退団が発表されてからの、最後の別箱。こちらはライブ配信で観ました。
ブロードウェイ、どうなんだろう……?と思っていましたが、皆非常に頑張ってこなしていたのが印象的です。
しかしれいちゃん(柚香光さん)は、アホなボンボンの役をやらせたらほんま天下一品だと思う。大好きです。
でも一番光ってたのはあきらくん(瀬戸かずやさん)かなあ、やっぱり。ゆめ様(鞠花ゆめさん)もめちゃくちゃお上手でしたが。
あきらくんが狂言回しってほどではないけど、笑いの大部分を担っていたので大変な役だったと思いますが、飄々とやっていて格好良かったな……と強く記憶に残っています。
月組「ダル・レークの恋」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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TBS赤坂ACTシアター 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ | 2月16日〜2月28日 3月14日~3月21日 | 月城かなと |
東京はライブ配信で、梅田は生で観劇しました。
役替りすると全体の印象もまた違って面白かったですね。
個人的にはありちゃん(暁千星さん)が抜けた梅田バージョンの方が好きです。
だっておだちん(風間柚乃さん)、どう見てもチンピラだったから……。
月組「幽霊刑事」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚バウホール | 3月7日〜3月21日 | 珠城りょう |
たまきちのプレサヨナラ公演、これはもう「通ったな~!」って記憶です。
幸いなことに3回だか4回くらい観劇できて、本当にひとつひとつを噛み締めながら(だいたい笑ってたけど)観ていた記憶があります。
何度みてもお話が面白いし、たまきちとちなつちゃん(鳳月杏さん)の掛け合いも面白いし、そしてほんのり切ないし……。
今でも大体の話の筋を歌いながら出来るくらい好きな作品です(謎の基準)。
月組「FROM SAKURA」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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第一ホテル東京 宝塚ホテル | 3月15日・3月16日 3月22日~3月24日 | 美園さくら |
さくら(美園さくらさん)のサヨナラ前のミューサロ、ライブ配信で観ました。
ポスターと同じ衣装でのっけから出てくるからたまらなかったですね……なんなんでしょうねあのカーテンスタイルのスカート?スカート?
さくらは足がめちゃキレイなので、美脚を堪能できて幸せでした。
娘役の中では珍しく、パンツスタイルの衣装があったのも新鮮でよかったです。
MCでは相変わらず不思議ちゃん連発でしたけど、そこもまた……よし!
宝塚歌劇団・美園さくらの「美園さくら ミュージック・サロン「FROM SAKURA」 (ライブ)」をiTunesで
専科「夢みるMadonna」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚ホテル | 4月6日~4月8日 | 星風まどか |
一時期だけ専科に異動していたまどか(星風まどかさん)のミューサロ、こちらもライブ配信で。
お友達とLINEでメッセージを送り合いながら観たので、その記憶がデカくなっていることを素直に告白しておきます。
なんていいつつも、まどかのボブのカツラが可愛すぎて大興奮し、やっぱ(?)この子はアイドルだな~!!と感激していた記憶があります。
ゆいなちゃん(優希しおんさん)との同期トークも楽しかったな……。
(彼女はキヨちゃんではなくゆいなちゃんと言いたくなる何かがある!!)
宝塚歌劇団・星風まどかの「星風まどか ミュージック・サロン「夢みるMadonna」 (ライブ)」をiTunesで
雪組「fff/シルクロード」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚大劇場 東京宝塚劇場 | 1月1日〜2月8日 2月26日~4月11日 | 望海風斗 真彩希帆 |
だいもん(望海風斗さん)・きぃちゃん(真彩希帆さん)トップコンビの退団公演。
延期が重なり、なんと去年と同じくお正月公演となりました。
お芝居とショー、どちらかというとお芝居の方がサヨナラ感が強くて、ショーはこのまま二人で再演するのかな?ってくらいでしたね。
どちらも翔ちゃん(彩凪翔さん)がかなりフィーチャーされていて、彼女の雪組での存在感を表すようでした。特にショーの最後、花道で歌うやつ好きだったな~~~
宙組「夢千鳥」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚バウホール | 4月22日〜5月3日 ※上演自体は25日まで | 和希そら |
この時期は再び緊急事態宣言が発令され、公演を中止せざるを得なくなった時期でした。
「夢千鳥」もそのひとつで、上演が始まって3日で中止に。
その代わり、無観客で収録したものを配信するという、これまでなかった形式で観ることができました。
いや、これ観たんですけど私にはめっちゃ難しくて、きちんと向き合って話を追わないとあかんな……ってやつだと思ってます。(演劇・本に強い方が多い宝塚イズムでは絶賛されていました)
観るのにパワーがいる系の作品で、実はまだきちんと触れられていないんですよね……。
私にとってはいつか相対したいなと思いつつも、まだ出来てない、強大な敵?みたいな作品です(笑)。
宝塚歌劇団・和希そらの「宙組 バウホール「夢千鳥」」をiTunesで
宙組「ホテル スヴィッツラ ハウス」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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東京建物 Brillia HALL 梅田芸術劇場メインホール | 4月10日〜4月15日 5月1日~5月7日 ※梅田公演は中止 | 真風涼帆 潤花 |
こちらも東京では上演できたものの、大阪公演はすべて中止となった公演。
無観客でのライブ配信を観ましたが、植田先生の時勢に沿いつつ、芸術の火を消してはならないという強いメッセージ性を感じた作品で、私はめちゃくちゃ好きです。
潤花ちゃんのプレお披露目公演でもありましたが、彼女の胆力といいますか、舞台度胸のすごさに舌を巻いた記憶。人生2周目かな?
決して派手なお話ではないけれど、すっと心に染み入ってくる、まさに植田先生らしい作品だなと思える一作でした。
花組 「Gracias!!」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚ホテル ホテルグランドパレス | 5月13日〜5月15日 5月17日・5月18日 | 瀬戸かずや |
あきらくんのサヨナラディナーショーはライブ配信にて。
男役だけで構成された、The・花男!なショーで見ているだけで酔えるような内容でした。
赤い薔薇に囲まれたセットも格好良く、豪華!
同じタイミングで退団した、同期のるなちゃん(冴月瑠那さん)との共演も嬉しかったな。
宝塚歌劇団・瀬戸かずやの「瀬戸かずや スペシャルライブ「Gracias!!」 (ライブ)」をiTunesで
花組「華詩集」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚ホテル | 5月17日・5月18日 | 華優希 |
華ちゃんのサヨナラミューサロも、ライブ配信で。
ライブ配信で観られるのは本当にありがたい!
あきらくんの時と同様に、宝塚の千秋楽は無観客配信となってしまったため、このタイミングで直接会えるのは、ファンの方もすごく嬉しかっただろうなと思います。
(やっぱり、東京千秋楽では悔しかったって言ってたもんね、みんなね)
このミューサロでは華ちゃんの七変化とも言える早変わりが印象に残っていて、イメージが違うキャラクターとしてどんどん出てくるのがすごくて。
やっぱりお芝居の人なんだなあ、と感じておりました。
宝塚歌劇団・華 優希の「華 優希 スペシャルライブ「華詩集」 (ライブ)」をiTunesで
星組「ロミオとジュリエット」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚大劇場 東京宝塚劇場 | 2月14日〜3月29日 4月16日~5月23日 ※4月26日から5月10日まで休演 | 礼真琴 舞空瞳 |
衣装の雰囲気がガラリと変わり話題を呼んだロミジュリ。
宝塚における再演もなんと8年ぐらいぶりということで話題になりましたね。
役替りも多く、2番手の愛ちゃん(愛月ひかるさん)が死も演じることでも湧いた記憶。めっちゃ似合ってて格好良かったな~。
私はBパターンのみ生で観て、配信なのもありAパターンは細かく観られなくて(特に死)ちょっと残念でした。
ぴーすけ(天華えまさん)の死がよき!という話をきいて……。
でもマーキューシオが私の中では最強によくて、「龍の宮物語」ぶりに「あ~~こういうぴーすけ観たかったわ!!」と満足しましたね……。
雪組「ほんものの魔法使」
公演会場 | 公演期間 | 主な出演者 |
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宝塚バウホール KAAT神奈川芸術劇場 | 5月21日~6月1日 6月8日~6月16日 | 朝美絢 |
あーさ(朝美絢さん)の初東上作品!こちらはライブ配信で。
ファンタジックなタイトルと雰囲気で、絵本のような可愛いお話なのかと思いきや……意外と世知辛いと言いますか、切ないお話でしたね。
冠言葉はシンプルな「ロマンス」でしたが、そんなロマンスか……?とも思う(ロマンス=恋愛物語と思っている脳だからかもしれないですが)。
あがたくん(縣千さん)が演じるワンちゃん、モプシーが可愛かった!
カーテンコールでもずっとワンコで、舞台人魂を見ましたね……。
りあんちゃん(星加梨杏さん)のメフィストの見た目もめっちゃよかったな……美しさパンチで殴られた感。
あと特筆すべきなのは、やっぱりかせきょー(華世京さん)でしょうね。「これは化けるわね……」と多くの方が思われたのではないでしょうか。
半年で14演目!これはなかなかに多いのでは?
6月中が千秋楽までの演目にしぼりましたが、それでも14演目!1ヶ月に2演目以上ですから、結構観てることになりますね。
この時期はトップさんやトップさんに近い方の退団が重なったので、その影響も十分にあるとは考えられます(DS・ミューサロ合わせて4本)が、それでもライブ配信のすごさを実感。
しかもこれ、宝塚だけですからね。
OGさん系のもこの中に挟まっているので……(1月にはポーが、4月にはガラコンが)。
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