2021年のタカラヅカ観劇まとめ【7月~12月編】

今月の観劇まとめ
この記事は約47分で読めます。

前回のまとめ記事(2021年のタカラヅカ観劇まとめ【1月~6月編】)に続き、今回は下半期まとめです!

全部で13公演を生またはライブ配信で観たということで。思ったよりも数が多かったです。

この記事の注意点
  • 2021年7月以降に千秋楽を迎えた公演をまとめています
  • ただし、「元禄バロックロック」は入ってます
  • ライブ配信含め、観ていない公演は入っていません
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花組「アウグストゥス/Cool Beast!!」

公演会場公演期間主な出演者
宝塚大劇場
東京宝塚劇場
4月2日〜5月10日
5月28日〜7月4日
柚香光
華優希

華ちゃん(華優希さん)、あきらくん(瀬戸かずやさん)のお二人がこの公演で退団。

他にも長く花組を支えてきたるなちゃん(冴月瑠那さん)やなっち(更紗那知さん)など、花組がまた大きく変わるタイミングでした。

お芝居はこれからトップという人間になるれいちゃん(柚香光さん)の現状と非常にマッチしていて、「これがお披露目のほうがよかったんじゃ……」と思うほど。

ショーはいつもの大介先生って感じでしたが、個人的にはあんまり構成が好みじゃなかったですね……。単純に今の先生と自分が合わないだけだと思いますけども。

あきらくんが大階段から降りてくるところが一番好きです。あそこはぐっときますね。

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星組「VERDAD!!」

公演会場公演期間主な出演者
舞浜アンフィシアター7月2日〜7月10日礼真琴
舞空瞳

舞浜だー!!

私はどうしても舞浜というと某花組公演を思い出してしまいます。

きっと今回行かれた皆さんも夢の国を感じ取ったはず。

ライブ配信も観たのですが、幸いなことに抽選にあたりまして、8Kのウルトラズームでも観ました!スマホなので小さかったですけどね、画面……。

ウルトラズームは自分の好きなところを好きに観られるので、あれはマジでいいものです。

気を抜くと誰もいないステージが写りますけど。

星組「婆娑羅の玄孫」

公演会場公演期間主な出演者
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
東京芸術劇場プレイハウス
7月9日〜7月15日
7月21日〜7月29日
轟悠

イシさん(轟悠さん)の退団公演、と言っていいのかな。お芝居はこれが最後。

残念ながらチケットが当たらなくてライブ配信だけだったのですが……。

それでも、本当に素敵で、これが男役さんだよね……と、ひしひしと感じました。

佇まい一つから何もかもが美しく品があって、理想の男性像を体現されている。

私なんぞが言うのもアレですが、本当に素晴らしい舞台人でした。

個人的には、最後の相手役さんがはるこさん(音波みのりさん)なのもポイント激高です。

月組「桜嵐記/Dream Chaser」

公演会場公演期間主な出演者
宝塚大劇場
東京宝塚劇場
5月15日〜6月21日
7月10日〜8月15日
珠城りょう
美園さくら

たまきち(珠城りょうさん)とさくら(美園さくらさん)最後の舞台。

運良く初日も取れて。

もう、初日はマスクを替えるハメになって大変でした……懐かしい。

記事数の多さからその熱量はおわかりいただけると思うんですが(笑)、私にとって彼女が退団することは、本当にひとつの時代が終わったなって感じでしたね。

りおちゃんの時ちゃうんか!?と言われそうですが、ルーツを深く継いでいるのはたまきちだと思っているので、それも含めてという感じです。

まあ、ちなつちゃん(鳳月杏さん)やキキちゃん(芹香斗亜さん)が辞める時にも、同じこと言ってると思います(笑)。

花組「銀ちゃんの恋」

公演会場公演期間主な出演者
KAAT神奈川芸術劇場
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
8月16日〜8月24日
9月2日〜9月10日
水美舞斗

祝・マイティー(水美舞斗さん)東上!

しかも銀ちゃん!私、銀ちゃんは大空ゆうひさんのが大好きで大好きで。

でもでも!マイティーの銀ちゃんも素敵でした!情けなさとのギャップが本当によくて、小夏ちゃんも仕方ないのかな……?って思えちゃう。でもクズだと思いますけどね!

マイティーだけでなく、ヤスを演じたつかさ(飛龍つかささん)、小夏を演じた美咲ちゃん(星空美咲さん)もすごかった!この3人でないと成立しなかったんじゃないかな?と言えちゃうくらい。

特に美咲ちゃんはあんなに叫びどおしで喉大丈夫……?と心配でしたが、へっちゃらへーぽかったですね。つよい。

花組「哀しみのコルドバ/Cool Beast!!」

公演会場公演期間主な出演者
全国ツアー8月25日〜9月14日柚香光
星風まどか

ライブ配信で観た全ツ!

感想記事書いたやろと思ってたら、書いてなかったようです。多分下書きのままのやつ。

れいちゃんにコルドバはまあ似合うやろねと思っていたんですけど、演技が結構若い感じにしていて意外なイメージでした。

スペインという土地もあるからか、情熱的な青年に仕上がっていて、面白いなと。

逆にまどか(星風まどかさん)が大人っぽいイメージにしていて、新鮮な感じで観れましたね。

宙組「シャーロック・ホームズ/Délicieux!」

公演会場公演期間主な出演者
宝塚大劇場
東京宝塚劇場
6月26日〜8月2日
8月21日〜9月26日
真風涼帆
潤花

コートとスーツとロンドンが似合う男(役)、真風涼帆は間違いない。そんなお芝居でした。

正直元恋人さんとのくだりの部分はちょっとテンポが悪く感じちゃったのですが、そこからのテンポアップが速く、ラストのザワつく終わりも相まって総合的に「ええやん!」な感じでした。

何よりもホームズのお部屋の作り込みがたまらんですね。

この公演がお披露目の潤花ちゃん、すでに3作目くらいの貫禄があって素晴らしかったです。

ショーはいつもの野口くん、という感じ。相変わらずわんぱく弁当みたいなの作る先生やなあって思ってます。

(でも「The Entertainer!」はめちゃくちゃ好きだったりします)

初日の感想にも書いたんですけど、どーも地下の秘密のクラブみたいなシーンは品が感じられずに好きじゃなくて、それで全体的にうぅん……ってなっちゃってるところが。

でも、新入生ちゃんたちのロケットはめっちゃくちゃ可愛くてよかった!

月組「LOVE AND ALL THAT JAZZ」

公演会場公演期間主な出演者
宝塚バウホール10月7日〜10月18日風間柚乃

おだちん(風間柚乃さん)初主演!まさかのチケットが当たった!ので観てきました。

谷先生がおだちんのイメージであて書きしただけある!なんとなくおだちんJAZZ感ありますしね。ないですかね。私は昭和歌謡のイメージを持ってます。

お話も先生が伺ったものをベースにしているということで非常に面白かったのです。

面白かったのですが、私はオチがなんとも納得できず、微妙に消化不良になってしまいました……。

(ハッピーエンドなのはもちろんいいんだけど、そういう処理?みたいな)

月組「川霧の橋/Dream Chaser」

公演会場公演期間主な出演者
博多座10月11日〜11月3日月城かなと
海乃美月

博多座、いいですね~!

月組新トップコンビのプレお披露目公演、ちなつちゃんもでていますし博多はご飯も美味しいところなので、ぜひとも行きたい……!!と思っていたのですが。

どうしても東京にいるモーツァルトに会いにいかなければならず、泣く泣くライブ配信に切り替えました。

お芝居は色々とすれ違い、たったひとつ(と言っても大きいですけど)の火事でこうも人の運命が変わってしまうのか……と。

こういうのって、現代でも十分に起こり得ることですよね。

最後は無事に二人がくっついてよかったよかった……。

ショーはたまさく退団公演からのアレンジものですが、元々のショーが明るいので違和感もなく。

ソロの部分で白い衣装をまとってでてくるれいこちゃん(月城かなとさん)はザ・王子様でしたね~。

個人的には、サヨナラ部分の一人ずつと踊るところも流用って言ったらダメですけど、そのままの流れを使っていたことにビックリしました。

「これからよろしくね!」感がでてて、それはそれでいいものだなと。

雪組「CITY HUNTER/Fire Fever!」

公演会場公演期間主な出演者
宝塚大劇場
東京宝塚劇場
8月7日〜9月13日
10月2日〜11月14日
彩風咲奈
朝月希和

シティーハンターのアニメを観て育ってきた人間からしたら「一体どうなるの~~!?」だった、雪組新トップコンビのお披露目公演。

いやいやいや、サイトー先生がお上手にまとめてくださって、色々と宝塚用に変えている部分はあれど、きちんとシティーハンター!

「GET WILD」のイントロで感極まりそうになる人間がここにいました。

いやー、曲の力ってすごいですね。本当に。

取り入れている内容は原作のほうが多いんですけど、アニメ版のBGM(歌)をうまく取り込んでいて、完成度が高かったんじゃないかなと思います。

ショーはテーマソングがめっちゃ好きで、構成も見やすくてよかったな~という。

ひらめちゃん(朝月希和さん)がしっかりと長い一場面を持てるのは、キャリアを積んだ娘役ならではで、観ていて嬉しくなります。

若手ちゃんたちのシーンも盛り込まれていて、これからの雪組はこうです!と示せるショーだったのではないでしょうか。

また、ありがたいことにこの公演から新人公演の配信がスタート!

なかなかチケットが取れないので、今後も続けてほしいな~。

星組「All for LOVE」

公演会場公演期間主な出演者
第一ホテル東京
宝塚ホテル
11月3日〜11月xx日
11月7日〜11月9日
愛月ひかる

愛ちゃん(愛月ひかるさん) のプレサヨナラDS、ライブ配信で観ました!

これ、メンツがひーろー(ひろ香祐さん)、いつきちゃん(音咲いつきさん)、ほのかちゃん(音咲いつきさん)、蒼舞咲歩ちゃんっていう、「あっこれデキる人たちや」っていうラインナップなのがまずすごいなと思うんですよね。

セットリストを見ても「愛」にこだわって設計されているのがめちゃくちゃわかりますし、さらにエリザやロミジュリといった「愛ちゃんで聴きたかったコレ!」をしっかりと捉えているのも、流石自身が宝塚ファン!と言いたくなるところ。

みやちゃん(美弥るりかさん)なんかもそうですが、自身がゴリゴリの宝塚ファンだと、ファンの方のかゆい部分に手が届くような内容になることが多い気がします。

星組「柳生忍法帖/モアー・ダンディズム!」

公演会場公演期間主な出演者
宝塚大劇場
東京宝塚劇場
9月18日〜11月1日
11月20日〜12月26日
礼真琴
舞空瞳

先日千秋楽を迎えました。2021年最後の公演といってもいいのかな?

愛ちゃんの退団公演ということもあり、彼女をフィーチャーした場面がお芝居・ショーともにしっかりと作られていました。

特にショーではファンの方が観たかった愛ちゃんがぎゅっと詰まっていて、満足出来るのでは……?と勝手に思っています。

学年が上がってからは黒い役が多かったけど、やっぱり白い王子様なのよね愛ちゃん。

この公演でおっ、と思ったのはひっとん(舞空瞳さん)の歌唱力アップ。

ロミジュリを経て、声がより遠くにスパン!と通るようになった印象を持ちました。

どんどん表現力もアップしているし、今後も加速度的に(もちろんいい意味で)恐ろしい娘役さんになっていきそうだな~~~と……。

花組「元禄バロックロック/The Fascination!」

公演会場公演期間主な出演者
宝塚大劇場
東京宝塚劇場
11月6日〜12月13日
2022年1月2日〜2月6日
柚香光
星風まどか

2022年も公演があるのですが、宝塚では年内にやっているということで、こちらに。

れいまどコンビのお披露目公演かつ、花組100周年の記念イヤー公演と盛りだくさん。

お芝居は大劇場初演出の谷先生!ということで期待しておりました。

期待に違わないトンチキニッポン(褒めてます!)の世界観はやはりよいものです。

シナリオはわかりやすいタイムリープロマンスで、オチはCASANOVA……と私は思ってます(笑)。

ガツンとしたインパクトはないけど(ビジュアルインパクトはある)、小綺麗にまとまったお話じゃないかな、と思っています。いいスタートでは!

ショーはいつもの一徳先生かーと思ったら、ちょっと変則的な一徳先生でした。

弾ける若手たちを観ると嬉しい反面、ああ、もうこの子たちがここまで前に出る学年になったのね……としんみりもしたり。

来年も沢山観られるといいな~

と、ここまで振り返ってきました。

2020年に比べると休演期間が少なかったこともあり、結構な演目を観られましたね。

2022年は休演期間なしで、いい感じで以前のような公演ができればいいなと思っております。

客席降りは難しいだろうけど、コンサートでひゅー!くらいは言えたらいいなー(言わないけど)。

来年は月組公演から観劇します!

体調管理をしつつ、来年も楽しく観劇するぞ~。

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